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レジャー業界でもエンジニアは活躍できる?DXがレジャー業界にもたらすメリット

テーマパークなどのレジャー施設など、エンターテイメントを提供するレジャー業界。

エンジニアとして働く方の中でも、レジャー業界の業務に憧れを持っているという方もいるのではないでしょうか。

しかし、果たしてレジャー業界ではエンジニアは活躍の場があるのでしょうか。

今回はレジャー業界のDX事情とともに、レジャー業界でのエンジニアの役割や活躍できるエンジニアについてご紹介します。

レジャー業界とは?

レジャー業界とは、人々に余暇やエンターテイメント、娯楽となるサービスを提供する業界のことを指します。

例えば、テーマパークやゲームセンター、映画館、水族館・動物園、旅行・ホテルなど、幅広いサービスのすべてがレジャー業界に属するものになるでしょう。

その華やかなイメージとお客様の思い出作りに携わることができるやりがいなどから、就職先としても非常に人気のある業界です。

レジャー業界におけるDXとは?そのメリットも

様々な技術の発展によりあらゆる業界で進むDX(デジタルトランスフォーメーション)。

レジャー業界も例外ではなく、様々な課題の解決や新たな価値の創造を目指してDXが進められているでしょう。

レジャー業界におけるDXの事例

実際にレジャー業界で行われているDXの事例として、いくつかご紹介します。

◯AIを活用したチケット予約システム

代表的ともいえるのが、オンラインでのチケット予約システムです。

特に、AIを活用することでユーザーごとの利用履歴などからパーソナライズされたおすすめプランなどを提示するといったことも可能になり、顧客満足度の向上につながるでしょう。

◯IoTデバイスを導入した施設管理

様々なIoTデバイスを活用することにより、スマートセンサーでの温度・施設管理、各設備が稼働しているかどうかをリアルタイムで確認できるなど、施設の管理を効率的に行うことができます。

◯最新技術を用いたアトラクション

例えば普及しつつあるVR技術を用いた体験型アトラクションなど、エンターテイメントを提供する場であるレジャー業界では、最新技術をアトラクションに用いることでも大きな革新が起こっています。

DXがレジャー業界にもたらすメリット

DXは、各業界・企業において課題解決や新たな価値の創造のために行われます。

レジャー業界でも、例えば事例として挙げたような予約システムやIT技術による施設管理では業務負担の軽減につながり、ヒューマンエラーの防止や人手不足解消によりサービスの質を向上させるというメリットももたらすでしょう。

また、VRなどの最新技術を活用したアトラクションやオンラインでのイベントなどは、直接的に施設に新たな価値を与えてくれることになります。

DXはレジャー業界でも、非常に重要な役割を担っているということですね。

エンジニアはレジャー業界で活躍できる?

「レジャー業界に興味はあるけれど、エンジニアとしてのスキルは業界に活かせるのだろうか?」

と、疑問をお持ちの方もいるかもしれません。

エンジニアのイメージが結びつきにくいレジャー業界ですが、DXが進められているように、様々なIT技術やシステムが活用されています。

技術の活用には、エンジニアの存在が欠かせないでしょう。

ここでは、特にレジャー業界で活躍しやすいエンジニア職種についてご紹介します。

システムエンジニア

まずは、システムの設計開発や運用に携わるシステムエンジニアです。

レジャー業界で導入されるオンラインでの予約システムなどのユーザーに向けたシステムはもちろん、例えば勤怠や給与の管理など、業務上でもシステムは多く使われているでしょう。

どのシステムの開発・運用にも、システムエンジニアは欠かせません。

AIエンジニア

レジャー業界では、急速な発展を続けるAI技術・データ分析といった先端技術も多く活用されています。

予約システムはAIを使って自動化することが可能な他、顧客のデータをリアルタイムで解析することでニーズの予測が可能になり、商品などの在庫管理にも役立てられるでしょう。

AIなどにより市場のトレンドを分析することも容易になるため、イベントのフィードバックや次のイベントの参考にすることもできますね。

これらの活用には、AIや機械学習・データ分析のスキルを持つAIエンジニアの力が求められるでしょう。

AIエンジニアについてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧下さい。

VR/ARエンジニア

仮想現実を表すVR、拡張現実を表すARも、レジャー業界では新たなアトラクションの開発などに用いられる重要な技術のひとつになっています。

そのため、VR/ARコンテンツを専門とするVR/ARエンジニアも、レジャー業界で活躍できるエンジニア職種のひとつと言えるでしょう。

VR/ARの詳しい違いについてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧下さい。

レジャー業界のエンジニアに必要なスキル

各業界でエンジニアとして働くためには、もちろん技術を支えられるスキルが必要になります。

レジャー業界で活躍するエンジニアには、次のような様々なスキルが求められます。

・プログラミングスキル
・インフラ知識
・AI・ビッグデータやVR/ARなど、最新技術への知識と興味
・コミュニケーション能力
・マネジメントスキル

エンジニアの基礎となるプログラミングスキルでは、JavaやJavaScripなど、Web開発やシステム開発に用いられる汎用性の高い言語や、AI・ビッグデータ分野で特に用いられるPythonなどのプログラミング言語を身に着けておくと良いでしょう。

また、日々発展していく最新技術の知識や興味があり、常に学習を続けていける姿勢も重要になります。

さらに、より高収入を目指したいエンジニアが習得しておきたいのが、設計などの上流工程の経験や、プロジェクトマネジメントのスキルです。

上流工程やマネジメントは経験のあるエンジニアに任せられることが多いため、その分高いスキルを求められることもあり、収入アップにもつながりやすいでしょう。

まとめ

今回の記事では、エンターテイメントや娯楽を提供するレジャー業界でエンジニアが活躍できるかどうかについて、レジャー業界におけるDXの事例やレジャー業界で活躍できるエンジニア職種などについて詳しくご紹介しました。

IT技術はレジャー業界にも様々なメリットをもたらしており、技術の活用に欠かせないエンジニアの存在もレジャー業界では非常に重要です。

スキルがあれば、レジャー業界でも十分に活躍することができるでしょう。

レジャー業界に興味があるという方は、一度必要なスキルの学習などから始めてみてはいかがでしょうか。