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【2023年】IT業界のトレンド10選|現状から見えるトレンド把握の重要性

日々、技術が発展し続けているIT技術。

現代、ITはどの業界においても切り離せない重要な役割を担っています。

需要も高まり、市場規模も拡大しているIT業界で活躍するエンジニアにとって、現状やトレンドを常に把握し、対応できるエンジニアになることはとても重要なのです。

今回はそんなIT業界で2023年現在、トレンドとなるワードを10個ご紹介していきたいと思います。

IT業界市場における現状と将来性

冒頭でも述べたように、IT業界は市場規模を拡大させ続けています。

最新の技術が次々と登場し、今やどんな業界でもIT技術を活用しています。

コロナ禍でオンラインのコミュニケーションが活発になったこともIT化促進の理由のひとつかもしれません。

世界的に見てもIT産業の規模はとても大きく、今後も将来性の高い業界だと言えますね。

需要が高まる一方で、供給が追いついておらずIT人材が不足しているという課題もあります。

IT人材として働く方の需要も高まっていますが、懸念すべきなのは、技術の進歩に対応できる人材でなければならないということです。

AIやクラウドなど、技術の進歩につれて需要が減るかもしれないスキルもあります。

現状はもちろん、将来性まで見通してその時々のトレンドに対応できるエンジニアになることが、活躍し続けるための重要なポイントになるでしょう。

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【2023年最新】IT業界のトレンドワード10選

2023年現在のIT業界のトレンドワードを10選、ご紹介します。

人工知能(AI)

まずは、機械学習によって人工的に人間と同じような処理を行えるように再現したテクノロジー、人工知能(AI)です。

AIにも2種類あり、全分野を自動的に学習するような高機能なものは「汎用型」と言われ、こちらは現在の技術では叶っていません。

今普及しているのは、音声認識や自然言語処理など1つの分野に特化した「特化型AI」という種類のものです。

AIがあれば膨大なデータの処理やデータに基づいた予測も可能になり、現在もスマートスピーカーや検索システム、医療や農業と言った身近な場でもAIは幅広く活用されています。

DX(デジタルトランスフォーメーション)

Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)の略であるDXは、デジタル技術を活用して生活を豊かにする、「デジタルによる変革」を意味する言葉です

これを企業に導入し、AIやビッグデータなどの技術をより良いビジネス戦略のために活かすという取り組みが、IT化の促進とともに様々な企業で行われています。

例えばフリーマーケットサービスの「メルカリ」や、日本交通のAIを利用した配車アプリ「GO」なども、DXの取り組みによって作られたものなのです。

IoT

IoTは、「Internet of Things」の頭文字を取ったもので、直訳すると「モノのインターネット」という意味になります。

IoTはスマートフォンやパソコンといった情報機器だけでなく、あらゆるものをインターネットに接続する技術のことを呼びます。

身の回りでもスマート家電やスマートスピーカー、自動運転車といったものがどんどん実用化されていっている他、交通機関の状況把握や医療分野などでも活用されています。

近年では、コロナウイルスの感染防止対策となる3密の回避などにも利用されていました。

5G

2020年3月から各キャリアでの商用化が始まった第五世代移動通信システム、5G。

高速で大容量」「低遅延で高い信頼性」「多数同時接続可能」が特徴の通信システムです。

更なる普及に向けて、総務省や通信事業者によって技術開発や環境整備が行われています。

高速低遅延な通信が可能な5Gの普及によりIoTがさらに浸透していくことはもちろん、遠隔操作での手術や自動運転技術、スポーツ観戦などのVR利用などもさらに進化していくことが予想されますね。

6G

そんな5Gに続く次世代の移動通信システムとして動き出しているのが、6Gです。

普及は2030年頃と言われていますが、既に世界中で実用化を目標に技術開発に取り組まれています。

現在はまだ国際標準規格が決まっているわけではありませんが、おそらく5Gの10倍以上である100Gpbsを超えた高速通信が実現するのではないかと言われています。

まだ実用化には遠いですが、目まぐるしく移り変わるIT業界の中で動向をチェックしておきたいのがこの6Gですね。

X-Tech(クロステック)

X-Tech(クロステック)とは、ビッグデータやAI、IoTなどといった最新のテクノロジーと既存の業界でのサービスを結びつけ、新たな製品やサービスを生み出す取り組み、またはそのサービスそのものを指します。

企業でDXが重要視されはじめたことを要因の一つとして、金融業界や自動車、教育、医療、不動産、スポーツにいたるまで、様々な業界で注目を浴びています

ローコード開発・ノーコード開発

ソースコードを最小限にしてソフトウェア開発を行う手法をローコード開発ソースコードを記述せずにソフトウェア開発を行う手法をノーコード開発と呼びます。

ローコード・ノーコードであれば開発や運用のコストが削減できる他、開発スピードの向上にもつながります。

専門家が2024年までに世界のアプリケーションの65%がローコード・ノーコードで開発されると予想しているなど、エンジニアは押さえておきたいワードです。

XR(クロスリアリティ)

XR(クロスリアリティ)は、仮想現実(VR)、拡張現実(AR)、複合現実(MR)、代替現実(SR)といった、「新たな現実を生み出す技術」の総称です。

仮想世界と現実を上手く融合させることでユーザーに新たな体験をもたらすことができ、現在はゲームやスポーツなどのエンターテイメントでの利用が目立っています。

しかし、研究が進めば医療や教育の分野でも活用されるようになり、今後さらに注目を浴びるでしょう。

メタバース

超越を意味する「Meta」と宇宙を意味する「Universe」を組み合わせた造語として、インターネット上の3次元仮想空間そのものや仮想空間内でのアバター、コミュニケーションなどのサービスを指すのがメタバースです。

仮想空間内での経済活動やビジネスでの活用も期待されており、Facebook社が2021年に社名を「Meta」に変更しメタバース分野への参入、投資を発表するなど、世界的にも注目を集める分野です。

NFT

「Non Fungible Token」、日本語では非代替性トークンと訳されるNFTは、改竄・偽造のしにくいブロックチェーン技術を使って複製不可能にしたデジタルデータです。

ブロックチェーン技術による暗号資産などを使って取引を行い、現実のモノと同じようにデジタルデータの所有権を得られることで、デジタルデータに価値をもたらしたのがNFTです。

特にアート分野やメタバース上のアイテム取引などで活用されており、投資の対象としての側面も見せています。

メタバースやデジタルアートの広がりとともに今後もさらに注目されるでしょう。

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まとめ

今回の記事では、最新のIT業界トレンドワード10選として、現代のIT業界において押さえておきたいトレンドをご紹介してきました。

常にトレンドを押さえ、さらに細かな動向や将来性までをチェックし伸ばしていくべきスキルや今後の課題を考えていくことが、IT人材として長く活躍し続けるためにはとても重要です。

この記事も参考に、トレンドに対応できるエンジニアを目指していきましょう。