インフラエンジニアに必要なスキルとは?スキルアップの方法やおすすめ資格まで!

あらゆるITシステムの稼働に欠かせない、インフラエンジニアの存在。
そんなインフラエンジニアとして活躍するには、もちろん様々なスキルが欠かせません。
今回はすでにインフラエンジニアとして活躍しており、更なるスキルアップを図りたい方、また、インフラエンジニアに興味があり必要なスキルを知りたい方に向けて、インフラエンジニアに求められるスキルとスキルアップの方法、またおすすめの資格までご紹介します。
目次
インフラエンジニアとは?

インフラエンジニアとは、サーバーやネットワーク、データベースといったITインフラエンジニアの設計構築~運用保守までを担うエンジニア職種です。
そもそもインフラ(インフラストラクチャー)とは、社会や生活を支える基盤となるものを指し、IT業界では、システムを稼働させるための基盤となるサーバーやハードウェアのことを意味します。
インフラエンジニアは、担当する分野によっても以下のようないくつかの種類に分けられます。
| サーバーエンジニア | サーバーの設計構築・保守を担うエンジニア |
| ネットワークエンジニア | ネットワークの設計構築・保守を担うエンジニア |
| データベースエンジニア | データベースの設計構築・運用管理を担うエンジニア |
| セキュリティエンジニア | セキュリティ対策を専門的に行うエンジニア |
| クラウドエンジニア | クラウド環境でのインフラに携わるエンジニア |
インフラエンジニアについてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧下さい。
(内部リンク:https://www.engineer-route.com/column/1504)
インフラエンジニアの将来性
インフラエンジニアは、ご紹介したようにあらゆるITシステムの稼働・運用に欠かせないITインフラに携わるエンジニアです。
IT技術の発展・普及が広がり続ける現代で、需要が無くなることはないでしょう。
しかし、新たな技術が次々と登場し、環境が変わっていくIT業界では、これまで通りのスキルのみでは時代に取り残されてしまいます。
将来性の高いインフラエンジニアを目指すなら、クラウドやAI、IoTなど、常に先端分野の知識・スキルを学び、スキルアップし続ける向上心が必要になるでしょう。
インフラエンジニアに求められるスキルセット
それでは、インフラエンジニアにはどのようなスキルが必要なのでしょうか。
インフラエンジニアに求められるスキルセットを、「技術的スキル」「ヒューマン系スキル」の2つに分けてご紹介します。
技術的なスキル
まず、求められる技術的なスキル・知識としては以下のようなものがあります。
- サーバー知識
- ネットワーク知識
- セキュリティ知識
- クラウド関連知識
- ソフトウェア・ハードウェアの知識
インフラエンジニアは、前述したように様々な業務範囲に分けられます。
サーバーからネットワーク、セキュリティまですべて1人で担うということはありませんが、担当分野の知識はもちろん、それぞれが密接に関係しているため、幅広い知識があることでより活躍できるでしょう。
特に近年ではクラウド環境のインフラが増加しており、クラウド関連の知識・スキルは欠かせないものとなっています。
ヒューマン系のスキル

インフラエンジニアには、技術的スキルだけでなく、ヒューマンスキルも必要不可欠です。
求められるヒューマンスキルとしては、次のようなものが挙げられます。
- コミュニケーションスキル
- マネジメントスキル
- 論理的思考力
- 情報収集力
特に、インフラエンジニアとしてよりステップアップするために欠かせないのが、インフラの提案に必要なコミュニケーションスキルやプロジェクトのマネジメントスキルです。
コミュニケーションスキルでは、クライアントの要望を引き出せるヒアリングのスキルと、分かりやすく提案を行う話すスキルの両方が求められるでしょう。
インフラエンジニアのスキルアップの方法
インフラエンジニアが更なるスキルアップを目指したり、インフラエンジニアへの転職を目指してスキルアップを図るには、どのような方法で学んでいくと良いのでしょうか。
ここでは、インフラエンジニアのスキルアップの方法をご紹介します。
スキルマップを作成する
まず、自身がどのようなスキルを持っており、どのようなスキルが不足しているかを知るために、スキルマップを作成してみましょう。
スキルマップとは、
- 必要なスキルを分類する
- 現状のスキルの達成度・レベルを記載する
- 自身のスキルの棚卸
といった手順で作成する、スキルを可視化するための表です。
オンライン学習やスクールを活用する
技術的スキルの学習方法は様々あり、ある程度のスキルがある方は参考書などを使って独学で学ぶのも良いでしょう。
また、近年ではオンライン学習が可能なサービスなども多くありますので、そういった教材を使用するのもおすすめです。
独学だと続かない・相談相手が欲しいなど、効率的に学びたい方は、プログラミングスクールに通うのも良いですね。
資格取得を目標にする
モチベーションの維持におすすめなのが、資格取得を学習の目標にするということです。
資格は対外的なスキルの証明になり、特に高度レベルの資格は、転職や案件獲得の上でももちろん役立ちます。
認定試験を実施するベンダーなどが公式のトレーニングサービスを公開していることもあるため、学習に利用しても良いでしょう。
インフラエンジニアにおすすめの資格

インフラエンジニアに関連するおすすめ資格をいくつかご紹介します。
◯Oracle Master
日本オラクル社が認定する、著名なデータベース製品Oracle Datebaseについての認定資格です。
データベースの管理運用やデータベース言語SQLに関する知識を問われ、Bronzeからplatinumまで4つのクラスがあります。
◯AWS認定試験
高いシェアを持つクラウドサービスAWSに関する公式資格で、AWSの知識・スキルが問われます。
基礎からプロフェッショナルまでの3つのレベルと、各分野の専門知識を問われる専門知識の4つの区分けがあります。
◯Linux技術者認定(LIぬC)
著名なサーバーOSLinuxの認定試験です。
幅広い分野で活躍したい方に特におすすめで、レベル1〜3まで3つの難易度があります。
また、業務経験豊富でよりスキルを高めたいという方は、
- ネットワークスペシャリスト
- データベーススペシャリスト
などに挑戦するのもおすすめです。
どちらも情報処理推進機構(IPA)が実施する国家資格で、難易度が高い分、取得できれば高いスキルを持つことを証明でき、より活躍の場を広げられるでしょう。
まとめ
今回の記事では、スキルアップを目指すインフラエンジニアに向けて、インフラエンジニアに必要な様々なスキルセットとスキルアップの方法、またおすすめの資格までご紹介しました。
記事内でもご紹介したように、クラウドスキルなど、新たな技術を常に学び続けることが、インフラエンジニアとして活躍し続けるためには欠かせません。
ぜひ本記事を参考に、更なるスキルアップに向けて学習を始めてみてくださいね。









