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フリーランスエンジニアの複数案件掛け持ちのメリットとは?成功のポイントも

フリーランスで働く人の中には、複数の案件を掛け持ちしながら業務を行っている人が多くいます。

フリーランスエンジニアにとってももちろんよくあるスタイルの働き方ではありますが、まだフリーランスエンジニアとして活動し始めたばかりの方の中には、「複数掛け持ちは可能なのか?」と疑問を持っている方もいるかもしれません。

今回はそんなフリーランスエンジニアの案件掛け持ちについて、そのメリット・デメリットや成功のポイントなどをご紹介していきます。

フリーランスエンジニアの案件掛け持ちのメリット

冒頭でもご紹介したように、フリーランスエンジニアにとって案件掛け持ちは珍しい働き方というわけではありません。

フリーランスエンジニアが複数案件掛け持ちを行うことで、次のような様々なメリットが得られます。

  • リスクを分散させられる
  • 収入増加につながる
  • スキルアップや人脈獲得につながる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

リスクを分散させられる

まず、フリーランスエンジニアにとって大きなメリットと言えるのが、リスクを分散できるということです。

フリーランスエンジニアは案件を受注した分だけ報酬がもらえることになります。

案件が1つだけだった場合には、もしもその案件が突然終了してしまった際などに、次の案件を受注するまで無収入になってしまうリスクがあります。

案件を掛け持ちしていれば、1つ案件が終了したとしても他の案件から収入を得ることができ、リスクを軽減できるでしょう。

収入増加につながる

特にまだフリーランスエンジニアとして経験が少ない場合などでは、1つの案件で獲得できる単価には限界があります。

例えば、月単価50万円の案件受注は難しくても、月単価30万円の案件を2つ掛け持ちすることで、60万円の報酬を受け取ることができます。

掛け持ちすることは、当然ですが収入増加につながるでしょう。

スキルアップや人脈獲得につながる

幅広い案件を受注することで、スキルアップにもつながります。

フリーランスエンジニアは経験が重要になりますが、掛け持ちで違う分野の案件を行うことで、効率的に様々な経験を積むことができるでしょう。

また、異なるクライアントに出会えたり、それぞれの案件で他の様々な職種の方などとの接点が増えたりと、人脈を増やし新たな仕事に繋げられる可能性もあります

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フリーランスエンジニアの案件掛け持ちのデメリット

ご紹介したようにフリーランスエンジニアの案件掛け持ちには大きなメリットがありますが、案件を掛け持ちする上で、気を付けた方がよいデメリットも存在します。

スケジュール管理の重要度が高まる

案件を掛け持ちするということは、複数の業務を並行して進めなければならない可能性もあるということです。

クライアントの信頼を失わないよう納期が遅れないようにするためには、スケジュール管理の重要性が非常に高まります

全ての案件の納期はもちろん、タスクの優先順位などをしっかりと把握しておきましょう。

トラブルや時間に追われ品質が下がるリスクがある

案件中に予期せぬトラブルが起こりその対応に時間を取られてしまった、といったことが起きた場合、掛け持ちしているとそれ以外の案件に影響を及ぼしてしまったり、十分な時間がなく品質の担保が難しくなるといったリスクがあります

納期同様、成果物の品質ももちろんクライアントからの信頼を得るためには重要になるでしょう。

事務作業やクライアント対応などの雑務が増える

複数の案件を掛け持ちするとなると、単純に契約書や請求書の手続きなどの事務作業やクライアントとのやり取りなど、雑務は倍に増えることになります。

もちろん案件そのものの直接的な業務の増加もありますが、業務の合間に行わなければならない事務作業が増えることは、負担となりやすいでしょう。

フリーランスエンジニアが複数案件掛け持ちを成功させるポイント

フリーランスエンジニアの案件掛け持ちにはデメリットはあるものの、成功のポイントを意識して取り組めば、掛け持ちして収入アップなどを目指すことも可能です。

複数の案件を掛け持ちする際には、

  • できる仕事量を理解しスケジュールに余裕を持つ
  • 品質は絶対に落とさない
  • 情報管理を徹底する

この3点はしっかりと守っていきましょう。

できる仕事量を理解しスケジュールに余裕を持つ

まずは、自分がどの程度の仕事量なら無理なくこなせるのかを理解し、スケジュールにはある程度の余裕を持つことです。

スケジュールがタイトすぎる場合、デメリットでもご紹介したようにトラブル時などに他の案件にも影響してしまう可能性があります。

また、無理をして十分な休息が取れず、体調を崩してしまうことも。

そうならないよう納期の交渉なども行いながら、事前に余裕を持ったスケジュールを立てておきましょう。

品質は絶対に落とさない

案件掛け持ちではスケジュールに余裕がなくなったり、スピードを意識しすぎたりしてしまいがちですが、成果物の品質は絶対に落とさないように心がけることが、掛け持ちでも案件を成功させるコツです。

フリーランスエンジニアは即戦力が求められることも多いでしょう。

品質が低いと評価を得られず、案件の継続受注につなげにくくなってしまいます

情報管理を徹底する

案件を掛け持ちする場合、気を付けたいのが情報管理です。

案件を受けるとクライアント先の様々な情報を得ることになりますが、これが複数のクライアントになった場合、特に競合関係にあるなど同じ業界の案件を複数受ける場合には、機密情報の漏洩や情報の流用などには十分注意しましょう

どんな案件が掛け持ちしやすいの?

案件の中には、例えば常駐しなければならない案件など、掛け持ちが難しいものもあるでしょう。

複数案件の掛け持ちを行いたい場合には、次のような特徴を持つ掛け持ちしやすい案件を狙うと良いですね。

・フルリモートで行える
・稼働時間が自由
・成果報酬型

まず最も適していると言えるのが、フルリモートの案件です。

通勤時間を省ける分効率的に仕事を進められるほか、リモートであれば自宅でも好きな場所でもいつでもどこでも自由に仕事ができるでしょう。

同様に稼働時間も縛りがなく自分のペースで進められるものであれば、自分のペースで作業を進めることができ、スケジュールも管理しやすいでしょう。

そういった案件が見受けられやすいのが、成果物を納品する成果報酬型の案件ですね。

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まとめ

今回の記事では、フリーランスエンジニアの複数案件掛け持ちについて、そのメリットとデメリット、成功のポイントから掛け持ちしやすい案件の種類などについても詳しくご紹介しました。

フリーランスエンジニアの案件掛け持ちはキャリアアップの意味でも収入やリスクヘッジの面でも非常に有効ですが、スケジュールや品質などに注意しなければ、反対に仕事を失う事態にもなりかねません。

成功のポイントやデメリットはしっかりと意識しながら、早速複数案件の受注を目指してみてはいかがでしょうか。