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フリーランスエージェントは使わない方が良い?メリット・デメリットを徹底比較

フリーランスエンジニアをはじめ、フリーランスで日ごろ業務を行っている方にとって、重要になるのが案件獲得の方法です。

案件獲得方法は様々ありますが、代表的な方法のひとつとして、フリーランスエージェントサービスというサービスを利用することが挙げられます。

しかし、中には「フリーランスエージェントは使わない方が良い」といった言葉を耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、フリーランスエージェントのメリット・デメリットを紹介しながら、フリーランスエージェントを使わない場合の案件獲得法までご紹介したいと思います。

フリーランスエージェントとは?

フリーランスエンジニアなど、フリーランスで活躍する方にとって非常に重要なのが、案件の獲得方法です。

フリーランスエージェントサービスとは、そんな案件の獲得をエージェントが代行してくれるサービスです。

エージェントがフリーランスと企業をつなぐ仲介役となり、スキルレベルや希望に合わせて案件を紹介してくれます。

フリーランスエージェントを利用するメリット

「使わない方が良い」などと言われることもあるフリーランスエージェントサービスですが、その利用には大きなメリットもいくつかあります。

  • 効率的に案件を獲得でき、高単価につながりやすい
  • 様々な手続きのサポートが受けられる
  • キャリアプランについて相談できる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

効率的に案件を獲得でき、高単価につながりやすい

まず一番大きなメリットが、営業の手間なく効率的に案件を獲得できるということです。

フリーランスが案件を獲得するのに欠かせない営業ですが、営業活動中は報酬が発生するわけではないため、効率的に案件を獲得し、稼ぐことを考えると、エージェントに営業活動を代行してもらうというのもひとつの手でしょう。

自身で案件を選ぶわけではないため仕事選びの幅も広がりやすく、特に高いスキルを持っているフリーランスにとっては、信頼できるフリーランスに任せようとエージェントが抱えている高単価案件などを獲得できるチャンスも増加するでしょう。

様々な手続きのサポートが受けられる

フリーランスエージェントの利用で代行してもらえるのは、単なる営業活動だけではありません。

エージェントによっては事務や入金など、必要な各種手続きのサポートも行ってくれるでしょう。

事務作業に慣れていない方や業務で手一杯になってしまいがちな人は、利用することで安心して業務に集中することができますね。

キャリアプランについて相談できる

フリーランスエージェントなら、今後のキャリアプランについての相談も行えます。

フリーランスエージェントは市場の動向や現場で求められているスキルなど、豊富な知識と情報を持っています。

今後どのような分野のスキルを身につければ将来性が高められるかや、スキルアップの方法など、フリーランスとしてキャリアアップを図る手助けをしてくれるでしょう。

基本的に1人で仕事を行うため孤独感を感じやすいフリーランスにとって、客観的なアドバイスを受けられる機会は重要になるかもしれません。

フリーランスエージェントのデメリット

多くのメリットがあるフリーランスエージェントですが、「使わない方が良い」と言われるのにも多少の理由が存在します。

メリットとともに知っておきたいフリーランスエージェント利用のデメリットをいくつかご紹介しますので、比較検討を行う材料にしてみてくださいね。

手数料がかかる

まず、「使わない方が良い」とされる理由として一番大きなものだと考えられるのが、フリーランスエージェントの利用には手数料としてマージンを支払う必要があるということです。

サービスの利用には、当然ですがお金がかかります。

一般的にエージェントサービスでは報酬の一部を仲介手数料のような形で支払うことになるため、直営業の場合と比べて収益的には損が生じてしまうでしょう。

案件の自由度が低い

エージェントサービスではある程度の希望条件やスキルを加味して案件を紹介してくれますが、もちろん希望をすべて満たした案件がちょうどよく存在するとは限りません

特に、スキルがまだ低くできる案件が限られる場合には、低単価の案件などが多くなってしまうでしょう。

しかし、逆に言えばまだスキルが低く個人では案件獲得のハードルが高いフリーランスであっても、エージェントなら案件獲得をサポートしてくれるため安心ですね。

フリーランスエージェントを使わない方が良い人の特徴

フリーランスエージェントにはご紹介したようにメリット・デメリットがそれぞれあり、一概に「使わない方が良い」「使った方が良い」と結論を出すのは難しいでしょう。

判断は難しいですが、次のような特徴に当てはまる方は、フリーランスエージェントの利用はあまり向いていないかもしれません。

・マージンを抜かれるのが嫌な人
・案件を自分で安定的に獲得できる人
・働き方などに外せない条件がある人
・クライアントとの信頼関係を直接築いていきたい人

エージェントサービスはあくまでサポートです。

自身の力で案件を問題なく獲得できるという場合には、もちろん直営業で案件を獲得した方が、マージンを抜かれることがなく、高収入を目指しやすいでしょう。

フリーランスエージェントを使わない案件獲得法

フリーランスの案件獲得方法には、フリーランスエージェント以外にも

  • 知人などからの紹介
  • クラウドソーシングサービスの利用
  • 案件情報サイトの活用
  • 直接営業
  • SNS等での発信

など、様々な方法があります。

フリーランスエージェント同様それぞれにメリット・デメリットがありますので、比較しつつ自身に合った方法で案件探しを行いましょう。

もちろん複数の方法を並行して行うことでより案件を獲得しやすくなりますので、エージェントサービスも活用しつつ、SNSや直接営業も行うなどといった方法をとるのもおすすめですね。

また、フリーランスエージェントを利用する際には、どのエージェントサービスを利用するかでも得られるメリットは異なります

連絡が遅くて対応があまり良くない、案件数が少ないなど、エージェントサービスそのものに問題がある場合にも、「使わない方が良い」と感じてしまうこともあるでしょう。

サービスへの口コミなどがある場合もありますので、そういったものも参考にしてみても良いですね。

まとめ

今回の記事では、フリーランスの案件獲得法のひとつであるフリーランスエージェントサービスについて、「使わない方が良い」と言われるのはなぜなのかを含め、そのメリット・デメリットや使わない方が良い人の特徴まで詳しくご紹介しました。

フリーランスエージェントサービスは、例えばフリーランスになりたてでまだ案件獲得の方法が分からないという方から、すでに高いスキル・経験を持っており高単価案件を獲得したいという方まで、幅広くメリットのある案件獲得法です。

自身の状況に合わせて、便利に利用してみてはいかがでしょうか。