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基本情報技術者試験とは?勉強方法やおすすめの参考書をご紹介!

IT業界の進化が問われ続け、優秀なIT人材の活躍が期待される現代社会において、プログラマーとして信頼を得る要素のひとつとなりキャリアを証明するのに役立つ「資格」を取得することは大変重要です。

IT業界で通用する人材になるために必要な資格は数多くありますが、今回はその中でも2020年に取得すべき資格のひとつとして、「基本情報技術者試験」に焦点を当ててお話します。

今後IT業界で必要とされること間違いなしのプログラマーに役立つ資格試験の勉強方法が知りたい方、基本情報技術者試験に合格したいという方は必見です。

プログラマーが取得すべき「基本情報技術者試験」とは?

独立行政法人情報処理推進機構 (IPA)が実施している基本情報技術者試験は、国家試験である「情報処理技術者試験」の試験区分のひとつで、ITエンジニアやプログラマーにとって登竜門とも言われる資格試験です。

この資格はIT業界では知らない人はいないと言っても過言ではないでしょう。

基本情報技術者試験という名称の通り、基本的な知識と技能が問われる資格試験であり、受験者に関する制限はなく、年齢制限や学歴制限がないことからどのような方も挑戦できる資格です。

また、基本情報技術者試験は民間が行う資格試験ではなく経済産業省大臣が行う国家試験であることから幅広く認知されており、IT業界でも信頼性が高く、IT業界で活躍することを目指している人材は持っていると役立つ可能性が高い資格試験のひとつと言えます。

どの資格に挑戦すれば良いか分からないというプログラマーも、基本情報技術者試験の受験を検討しましょう。

基本情報技術者試験に合格するために必要な知識

基本情報技術者試験は、受験手数料は5,700円で春期試験と秋期試験が実施され、年に2回行われています。

例年、春期試験は4月の第3日曜日に、秋期試験は10月の第3日曜日に実施されています。プログラマーとして働きながら受験をする方も、キャリア形成前に資格を取得する方も、タイミングを考えて余裕を持って勉強を開始する必要があるでしょう。2020年4月分は受験申込が終了しているので、秋期試験に向けて勉強を開始してはいかがでしょうか。

基本情報技術者試験はすべて選択式となっており、午前と午後にそれぞれ150分行われます。午前中の試験はすべてに解答する必要があり、午後には必須となる大問2問と、11種類の大問の中から5つを選択して解答するという方式が採用されています。
また、午前と午後の試験でそれぞれ60点以上を取ることで合格になります。

基本情報技術者試験の合格率は、毎回20~30%の間と言われているため、初めて受験をする方は最初に公式サイトにアクセスして情報収集を行い、試験の概要を把握してからご自身に必要な知識や勉強方法を検討していきましょう。

引用元:https://www.ipa.go.jp/index.html

基本情報技術者試験の勉強方法

基本情報技術者試験は、「基本」という名称で選択式が採用されているとは言え、情報処理についての勉強をしたことがない人にとっては簡単な試験ではありません。

暗記だけで合格するのは難しい可能性が高いため、出題範囲を理解し、問題の意図を理解した上で解答できるような勉強方法を採用しましょう。

参考書を使う

テキストを使って繰り返し過去問題を解き、問題の傾向を掴みましょう。

キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者

テキストを使って独学をしたいけれど、文字ばかりでは勉強が捗らないという人も多いのではないでしょうか。

そんなプログラマーにおすすめなのが、「キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者」です。

漫画やイラストを用いて解説されているので、初心者に分かりやすく苦手意識が出にくい優秀なテキストです。

引用元:https://gihyo.jp/book/2019/978-4-297-11021-5

令和02年【春期】 基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集

「令和02年【春期】 基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集」は、合計で18回分の演習ができる基本情報技術者試験を受験する人のための定番の対策問題集です。

内容が充実しているだけでなく解説が詳細で、知識を深めたい人におすすめです。

引用元:
https://gihyo.jp/book/2020/978-4-297-10961-5

アプリケーションを使う

テキストを何冊も購入するのは難しいプログラマーは、アプリケーションも併用して効率的に勉強しましょう。

全問解説付 基本情報技術者午前 一問一答問題集

「全問解説付 基本情報技術者午前 一問一答問題集」は基本情報技術者試験の午前の試験に対応している問題集です。

収録されている問題のすべてに丁寧で分かりやすい解説が詳細に記されており、目次には回答履歴が表示され、達成感を持ちながら合格のために必要な知識を効率良く身に付けることができます。

2020年春版 基本情報技術者問題集(全問解説付)

「2020年春版 基本情報技術者問題集(全問解説付)」には、すで令和元年度の秋期に公開された最新の午前問題も追加されています。簡潔に分かりやすい解説が記載されているので、過去問を解くのにぴったりです。

オンライン上のコンテンツを利用する

最近ではオンライン上にも資格試験の独学に役立つコンテンツが充実しています。

基本情報技術者試験過去問道場

「基本情報技術者試験過去問道場」は、2560問の過去問題の中からランダムに出題されるWeb問題集です。解説もついているので試験対策に役立ちます。

引用元:
https://www.fe-siken.com/fekakomon.php

動画を閲覧する

動画を閲覧する勉強方法は、隙間時間の勉強に役立ちます。以下に基本情報技術者試験の合格に役立つ知識が詰まった動画をご紹介しますので、空き時間や移動時間、休憩中などに確認しましょう。

STUDYing

「STUDYing」はスマートフォンなど、オンライン上で動画講座などを受講する通信タイプの学習方法です。
合格に向けて考えられた計画に沿って勉強していくだけなので、学習計画を練るのが苦手な人におすすめです。

引用元:
https://studying.jp/kihonjoho/

YouTube

気軽に閲覧できるYouTubeにも試験の過去問の解説動画が多数公開されています。
参照:https://www.youtube.com/watch?v=YefXMLAtpLg

まとめ

いかがでしたか?

基本情報技術者試験の合格のためには初心者や未経験者の場合、一般的に200時間程度の勉強が必要とされています。

1日に2時間程度勉強時間が確保できたとしても、3ヶ月以上の期間を要するということになります。

情報系に全く触れたことがないという方が0から始めて合格の自信をつけるには、さらに時間が必要となる可能性もあります。

一方で、情報処理に関してある程度の知識や経験がある方は、50時間程度の勉強で合格が可能だといわれています。1日2時間の勉強をした場合1ヶ月程度で到達できる計算になります。

合格率からもわかる通り簡単な試験ではありませんが、プログラミング言語や専門的な用語などの知識があることはもちろん有利に働くといえます。

ただ、ストラテジ系やマネジメント系など、エンジニアには馴染みの薄い法務や経営に関わる分野の問題も出題されるので注意が必要です。

読解力が要求される長文読解の問題もあるので、問題集などを活用して問題の形式に慣れておくことも重要だと考えられるでしょう。

合格につなげるためには、自分の事前知識に応じて必要な勉強時間を見極め、自分に合った様々な勉強法を利用して計画的に勉強を進めることが大事になります。

今回は、プログラマーが活躍するために必要な基本情報技術者試験の勉強方法、おすすめの動画について詳しくお伝えしました。

資格や免許が必要なく、技能と知識があれば誰にでもできると言われてしまうことも多いプログラマーという職業だからこそ、しっかりとしたキャリアを形成するためにも資格を取得し、第三者にその技術力と知識力の高さを証明することが非常に大切です。

まずはプログラマーとしての基礎を身に付けることに繋がり、幅広く認知されている基本情報技術者試験に合格し、その後も応用力を高めてさまざまな難易度の資格試験に挑戦していきましょう。
今回ご紹介した勉強方法を参考に、ご自身にぴったりの勉強方法を見つけていただければと思います。