フリーランスエンジニア向けIT系求人・仕事・案件情報サイト
更新日

5Gで需要が増えるネットワークエンジニア!必要なインフラ技術とは?

最近のIT業界では、5G技術が注目を集めています。5Gはモバイル通信の次世代ネットワークとして採用されているほか、大手通信キャリアも5G技術への対応をアピールしていますよね。

そこで今回は、5Gの普及によって変化することや、5Gとネットワークエンジニアの関係性、ネットワークエンジニアが5Gの普及で必要とされる理由などをご紹介します。

ネットワークエンジニアやフリーランスエンジニアの方は、ぜひ参考にしてくださいね。

5Gの普及によって変わることとは?

まずは、5Gの普及によって変化することを見ていきましょう。

5Gは第五世代移動通信システムのことを指し、以下のような特徴を持ちます。

  • 高速で大容量:20Gbps
  • 低遅延:1ms
  • 多接続:100万デバイス・1平方キロメートル

5Gが普及することでloTが進化すると考えられており、さまざまなものがネットワークでつながった結果、社会がどんどん変化していくでしょう。

低遅延によって、医療分野における遠隔手術などにも利用できると考えられます。多くのデバイスに同時接続できると、大災害が起きたときに被災者一人にデバイスを配布し、健康状態をリサーチすることができます。

5Gの普及によって、機械の不調から自宅のドアの開閉までが遠隔でわかるようになりますし、家にいるペットが何回トイレに行ったか、餌を何グラム食べたかなども把握できるようになるでしょう。

このような社会になる過程では、無線技術を持ったネットワークエンジニアの需要が高まることが予想できます。

\ ログインしなくても検討機能が使える♪ /
新着のエンジニア案件を見てみる

5Gとネットワークエンジニアの関係

ネットワークエンジニアの仕事をイメージした時、データセンターや社内のネットワーク構築を頭に思い浮かべるかもしれません。実際に、これらの基本設計や実装までを担当するケースが多く、5G技術とはあまり関係ないと感じるでしょう。

ですが、ネットワークエンジニアの仕事はこれだけではなく、非常に幅広いのです。

上記のような仕事はごく一部で、ネットワークエンジニアは設計や実装以外にもさまざまな仕事に対応しています。

イメージはあまりないかもしれませんが、5G技術のようなインフラに関わるネットワークを取り扱うエンジニアはたくさんいます。こういったエンジニアがいなければ、モバイル端末を使ったり、拠点間の通信をしたりできなくなってしまうのです。

5Gの普及はネットワークを取り扱うネットワークエンジニアに非常に大きな影響を与えます。このように、5Gとの関わりが深い事象であることを頭に入れておきましょう。

ネットワークエンジニアが5Gの普及で必要とされる理由

では、ネットワークエンジニアが5Gの普及によって必要とされるのはどうしてでしょうか。最後に、ネットワークエンジニアが5Gの普及により需要が高まる理由を見ていきましょう。

5G対応機器が増加するから

今後、さまざまな機器が5G技術に対応すると予想されます。現在はスマホなどの通信機器が中心ですが、loTが広がっているので、あるタイミングを境に急増することが考えられます。

新たにネットワークに接続する機器が出てくると、ネットワークエンジニアはそれにすぐ対応しなければなりません。

こういった状況になると、ネットワークエンジニアは新しく5Gに接続する機器が生まれるたびに仕事をする必要があります。「どのようなシステムで動かすのか」「どのように接続するか」など、ほかのエンジニアとうまく協力しながら考えていくのです。

その結果、ネットワークエンジニアの出番が増加するでしょう。

機器開発は物理的な部分のため、ネットワークエンジニアが対応する仕事ではありません。しかし、実際に機器を作ることではなく、機器をネットワークに接続する仕様に関連して、ネットワークエンジニアの需要が高まるのです。

アーキテクチャの変更に対応する必要があるから

5Gの普及に伴い、ネットワークアーキテクチャの変更が必要となります。ネットワークエンジニアはこの変更に対応する必要があるので、その需要が高まるでしょう。

公開されている5Gの仕様を見てみると、4G技術と大きな仕様の差はそこまでありません。しかし、新しい規格のネットワークに変更されるので、アーキテクチャの変更はあります。仕様の変化をしっかり理解し、ネットワークエンジニアはそれをうまく実装する必要があるのです。

変更に対応しなければならない対象はさまざまです。ネットワーク回線の仕様変更や、スイッチやルーターなどネットワーク機器の変更にも対応する必要があります。さまざまな機器を組み合わせて世の中のネットワークは成り立つので、それらすべての変更対応にネットワークエンジニアは求められるのです。

アーキテクチャの変更に対応するには、ネットワークエンジニアは新たな仕様を理解することが大切です。もちろん、理解するには一定の時間が必要となるでしょう。学習コストを踏まえると、アーキテクチャの変更に関連するネットワークエンジニアの需要が増加していくでしょう。

基地局の設置強化が進むため

5Gの普及に伴って基地局の整備強化が進みます。今でもさまざまな場所に基地局が存在しますが、ネットワークエンジニアが活躍し、新しい基地局の設置がさらに進められるでしょう。

基地局の整備が進められている状況なのですが、物理的に機器を設置する必要があります。しかし、対応速度には限界があるのです。その準備から設置までには時間がかかり、ネットワークエンジニアが拘束される時間も長くなります。一人のエンジニアで対応できる量ではないので、ネットワークエンジニア不足の要因ともなるのです。

また、基地局を強化するにあたり、ネットワークエンジニアは仕様の理解が求められます。さまざまな機器を導入し、ネットワークを提供するため、それらを学習するためにも時間的な拘束を受けるでしょう。

ほかにも、既存の基地局を新しい設備に入れ替える場面も考えられます。こういった場合は既存の環境理解からスタートする必要があり、新たな基地局導入よりもさらに時間がかかるでしょう。

基地局設置は、機械を置けばそれで終わるとイメージするかもしれません。そのような場面は確かにありますが、その準備段階でネットワークエンジニアの需要が高まるのです。

\ ログインしなくても検討機能が使える♪ /
新着のエンジニア案件を見てみる

まとめ

いかがでしたか?

5Gの普及によって変わることや、ネットワークエンジニアの需要が高まる理由、5G技術とネットワークエンジニアの関係性などは理解できたでしょうか。

5Gの普及によって、ネットワークエンジニアの需要が高まっています。ネットワークエンジニアの需要はそもそも高いのですが、今後、追い打ちをかけるように需要が高まっていくでしょう。

最近では5Gが注目を集めていますが、商用利用がスタートしたのはつい最近です。まだまだ5Gは発展途上であり、その状況を踏まえると、ネットワークエンジニアが求められ続けると予想されます。今後、数年間はネットワークエンジニア不足になるでしょう。

ネットワークエンジニアの需要が高まっている今、今後必要なスキルや経験を身に着け、社会に役立つエンジニアを目指すことが大切です。ぜひ、5G技術と共に必要なスキルや経験をしっかり身に着け、世の中に求められるネットワークエンジニアを目指してくださいね。