Pythonを活かせる仕事とは?活用してできることや将来性、学習の方法も!

先端分野をはじめ、近年様々な分野で注目されているPython。
文法もシンプルで学びやすく、人気のある言語のひとつとなっているPythonですが、具体的にはどのような開発分野で活用することができ、またどんなエンジニア職種に必要なスキルなのでしょうか。
今回はそんなPythonを活かせる仕事について、Pythonでできることや将来性、Pythonの効率的な学習方法までご紹介していきます。
目次
Pythonを活かせる仕事とは?
注目の言語Pythonは、どのようなエンジニア職種であれば活かすことができるのでしょうか。
まずはPythonがどんな言語なのかを知り、Pythonを扱うエンジニア職種について見ていきましょう。
Pythonとは?
Pythonは、1991年に誕生したプログラミング言語です。
- シンプルで読みやすい文法
- 豊富なライブラリ
などの特徴を持っており、また先端分野でも活用されるなど汎用性も高いことから、近年人気の高まる言語になっています。
Pythonについてより詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
(内部リンク:https://www.engineer-route.com/column/390/)
Pythonを活かせる主なエンジニア
前述したように汎用性も高いため、Pythonのスキルを活かせば様々なエンジニア職種に就くことができるでしょう。
例えば、Pythonのスキルを活かせる主なエンジニア職種には以下のようなものがあります。
・AIエンジニア ・データサイエンティスト ・Webアプリケーション開発エンジニア |
Pythonを活用してできること
それでは、果たしてPythonでは具体的にどんなことができるのか、その開発の内容をご紹介していきます。
AI・機械学習分野の開発
まず、Pythonが注目される大きな要因と言っても良い、AI(機械学習分野)の開発です。
Pythonの豊富なフレームワークの中には、統計や機械学習に適したフレームワークやライブラリも充実しているため、効率的で精度の高い開発が行えるでしょう。
ゲーム開発
ゲーム開発でも、「Pygame」というゲーム開発用ライブラリ・「Cocos2dという2Dゲーム開発用フレームワークなどがあり、簡単なゲーム開発を効率よく行うことができます。
特に、シンプルな2Dゲームや教育向けのゲームなどの開発にもってこいですね。
Web開発
Pythonは、Webアプリケーション開発などのWeb開発の場でも、バックエンドの開発に広く利用されています。
例えば
- ECサイト
- SNS
- 業務効率化アプリ
など、つくるサイトの種類も様々ですね。
データ分析
Pythonは、統計やデータの可視化といった、データ分析にも活用できます。
機械学習に適したライブラリだけでなく様々なライブラリがあり、データ分析を効率的に行えるでしょう。
例えば、売上や顧客データから分析を行ったりなど、DX化によってデータ分析はあらゆる業界で需要が見込まれる分野でもあります。
ブロックチェーンの開発
暗号資産やNFTなどの分野で欠かせないブロックチェーンの開発も、Pythonで実装することができます。
「hashib」というブロックチェーン開発に向いたライブラリも備わっており、ブロックチェーン開発に適した言語と言えるでしょう。
Pythonの将来性
Pythonは、ご紹介したように豊富なライブラリ・フレームワークによって色々な開発に用いられています。
特に、AI・機械学習分野やデータ分析など、現在注目を集める新たな技術であり、今後もさらに需要が伸びていくことが考えられる先端分野の需要が高くあることを考えても、Pythonの将来性は非常に高いと言えるのではないでしょうか。
また、ライブラリやフレームワークなど、多くのモジュールは継続的なアップデートもなされており、最新の技術に対応しやすくなっています。
Python自体の学びやすくシンプルなコードや柔軟性の高さなどもあり、国内外問わずこれからもその需要は伸びていくことが期待されます。
Pythonの学習方法
Pythonは、比較的学びやすい言語です。
Pythonを習得するための学習法も様々ありますので、メリット・デメリットを比較して自分に合った方法を選択しましょう。
◯独学
まずは、テキストや学習サイトなどを利用して、独学で学ぶ方法です。
人気の言語で文法も分かりやすいPythonは、Web上でも様々な学習サービスなどが多々ありますので、初心者が学ぶのにもおすすめです。
◯スクールを利用する
プログラミング自体が未経験でどうしてよいか分からないという方は、基礎から学び、Pythonも効率的に学べるよう、プログラミングスクールを利用するのがおすすめです。
仕事などで時間のない方は、オンラインでの講座などもあるので活用してみると良いでしょう。
Pythonのおすすめ資格
学習のモチベーションを保つために、目標として資格取得を目指すのもおすすめです。
資格を取得することは、後の転職や案件獲得の際にスキルを証明するためにも役立つでしょう。
ここでは、Pythonのおすすめの資格をいくつかご紹介します。
Python3エンジニア認定基礎試験
Pythonの基本的な文法や概念を理解しているかを問われるPython3エンジニア認定基礎試験は、特にプログラミング初心者におすすめです。
基礎的な範囲の問題がほとんどであるため、実務的なスキルを証明するのには少し足りないかもしれませんが、学習を始めたばかりで基礎を固めておきたい、今後本格的に学びたいという方に良いでしょう。
Python3エンジニア認定データ分析試験
Python3エンジニア認定基礎試験と同様一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が運営するPython3エンジニア認定データ分析試験は、Pythonを使ったデータ分析の基礎や方法について、スキルがあるのかを問う試験です。
Pythonを活かした仕事の中でも、特にデータ分析分野に興味がある方や、データサイエンス分野へのキャリアチェンジを考えているという方にもおすすめですね。
Python Certifications
OpenEDG Python Instituteが提供している国際的な資格が、この「Python Certifications」です。
国際的にも通用するような資格が欲しい、高度なPythonスキルを証明したいという方におすすめできる資格ですね。
こちらは「Entry」「Associate」「Professional」の3つの難易度があるため、自身のスキルレベルに合わせ、ステップアップを目指すのがおすすめです。
まとめ
今回の記事では、注目されるプログラミング言語Pythonについて、Pythonが活かせる職種や業務内容、学習の方法からおすすめの資格まで詳しくご紹介しました。
Pythonは先端分野で大きな需要があり、また汎用性も高い言語のため、身に着けておくと仕事の幅を広げることができるかもしれません。
本記事を参考に、ぜひ必要スキルを学んでみてはいかがでしょうか。