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【2024年最新版】C++の資格とは?種類や資格取得のメリットをご紹介!

C言語をベースに作られ、組込みシステムの開発やゲーム開発など、様々な開発現場で世界的に使用されている言語、C++。

C++のスキルを活かしてエンジニアとして働くには、資格があると転職や案件獲得、キャリアアップに有利になります。

そんなC++の資格には、どのようなものがあるのでしょうか。

今回は、C++の資格について、資格取得のメリットも合わせてその種類を紹介していきます。

C++とは

C++は、1983年にリリースされた、C言語をもとにつくられた汎用プログラミング言語です。

C言語にオブジェクト指向などの様々な機能を取り入れたもので、これによりさらに高度な処理ができるようになったり、大規模な現場でも開発をスムーズに行うことができたりといった特徴を持っています。

現代でも様々な開発の場で用いられており、例えば

  • Webアプリケーション
  • スマホアプリケーション
  • 組込みシステム
  • ゲーム開発
  • 大規模な業務システム
  • OS(Linuxなど)

など、C++を採用している多くのサービスが存在します。

C++に関する資格を取得するメリット

C++のスキルを活かしエンジニアとして仕事をするには、しっかりとしたスキルと経験は必要になりますが、資格の取得は必須というわけではありません。

しかし、C++に関する資格を取得しておくことで、次のような大きなメリットを得ることができます。

スキルを対外的に証明できる

まずは、C++のスキルを対外的に証明できるということです。

仕事をするにはスキルが必要になりますし、そのスキルのレベルによって仕事の幅や収入にも違いが出るでしょう。

ですが、実務の現場以外でスキルを客観的に証明するのは難しいですよね。

そういった場合でも、資格を取得しておけばその資格を取得できるだけのスキルや知識を有しているという証明になります

転職や案件獲得時に有利になる

エンジニアの転職やフリーランス案件獲得では、クライアントや希望する企業の担当者に自己アピールすることが重要になります。

技術職であるエンジニアの転職・案件獲得では即戦力を求められることも多いため、スキルを証明できる資格があれば非常に有利に働きます

向上心や学び続ける姿勢など、人柄をアピールすることもできるでしょう。

また、企業によっては特定の資格を取得することで資格手当が出るというところもあります

より条件の良い企業への転職も含め、収入アップも期待できますね。

学習の目標が立てやすい

資格取得の学習のゴールにすることで、目標が立てやすく、モチベーションも保ちやすくなるでしょう。

C++未経験でこれから習得したいという方はもちろん、すでに実務に活かしているという人も、資格に向けた勉強をすることで基礎から体系的に学びなおすことができ、スキルアップにつながります。

C++の資格

それでは、取得しておくと良いC++に関する資格にはどのようなものがあるのでしょうか。

代表的な資格をいくつかご紹介します。

C++ Certified Associate Programmer

C++ Certified Associate Programmer(CPA)は、本部をポーランドに置くC++ Instituteが認定している資格で、C++やC++の特徴であるオブジェクト指向のプログラミングに関する基礎的な知識が問われます。

合格基準が70%と高めではあるものの、基礎的な内容であり選択式のためそれほど難易度は高くないとされていますが、すべて英語での試験になります

前提として英語で書かれた問題を理解できるだけの英語力が必要になるため、注意しましょう。

C++ Certified Professional Programmer

前述のCPAと同様、C++ Instituteが認定しており、CPAの上位レベルの資格にあたるのがC++ Certified Professional Programmer(CPP)です。

テンプレートのメカニズムや関数などを含み、CPAよりも高度なC++スキルを問われるもので、こちらも英語での試験になります

C言語プログラミング能力認定試験

C言語プログラミング能力認定試験は、サーティファイ情報処理能力認定委員会が認定しているもので、その名の通りC言語でのプログラミングのスキルを図るものです。

直接的にC++の資格というわけではありませんが、 C++はC言語をベースにして作られているため、 C++の習得にも活かせる知識を身に着けることができるでしょう。

基礎的な能力を問う3級から、500行ほどの小規模なプログラムを正しく記述できる程度のスキルが問われる2級、C言語で応用プログラムの開発やOSへの理解など応用的なスキルを問われる1級まで、3つの難易度があります。

こちらは日本語での受験が可能なこともメリットですね。

合わせて取得をおすすめする資格

C++の知識を問うものではありませんが、転職や案件獲得により有利になるため、汎用的な言語であるC++のスキルとともに合わせて取得しておくことをおすすめする資格もあります。

それが、次の2つの資格です。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、IPA(情報処理推進機構)が運営する国家資格のひとつです。

  • システムの設計・開発・運用
  • システムを活用した戦略の立案

といった、ITエンジニアに必要な幅広いスキルを問われるもので、エンジニアの登竜門的な資格だと言われています。

応用情報技術者試験

応用情報技術者試験も、基本情報技術者試験と同様にITエンジニアに必要な様々な知識が問われる国家資格です。

基本情報技術者試験の上位資格にあたり、出題する大まかな分野は変わりませんが、より高度なスキルが求められます。

どちらも取得していないという方は、まずは基本情報技術者試験の取得を目指して学習すると良いですね。

C++関連資格の勉強方法

C++関連資格の取得を目指すための学習方法には、以下のような様々なものがあります。

  • 参考書などを活用する
  • 学習サイトなどを利用する
  • スクールに通う

独学で学びたいという方は、参考書や学習サイトなどを利用しましょう。

C++は人気の言語であり、幅広く用いられているため、初心者向けのものから多くの書籍やサイトが存在します。

プログラミングそのものの経験が無い・浅いという方は、プログラミングスクールに通うのもおすすめです。

もちろん費用は掛かってしまいますが、プログラミングの基礎からしっかりと学ぶことができるでしょう。

行き詰った部分も講師の人に解説してもらえるため、学習のモチベーションも保ちやすいですね。

近年ではオンラインなどで学習できるスクールも存在するため、働きながら隙間時間に学びたいという方はそういったものを利用してみるのも良いでしょう。

まとめ

今回は、C++の関連資格について、資格取得のメリットや勉強法とともに詳しくご紹介しました。

資格を取得することで、スキルの証明になり、転職やキャリアアップ・収入アップにも有利になる可能性があります。

C++は汎用性の高い言語であるため、基礎的なIT知識や他の言語のスキルなども合わせて学ぶことで、より幅広い仕事に挑戦することができるでしょう。

ぜひこの記事を参考に、資格取得を目指して学習を始めてみてください。

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