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フリーランスVBAエンジニアの仕事内容から目指す方法まで解説!

プログラミング言語、VBAを扱うエンジニアであるVBAエンジニア。

VBAエンジニアとしてフリーランスで活躍することを目指す方は多くいらっしゃると思いますが、独立にはメリット・デメリットが存在します。

今回はそんな方に向けて、独立までの方法をその仕事内容や案件・年収といった実情とともにご紹介したいと思います。

1. フリーランスVBAエンジニアの仕事内容

VBAVisual Basic for Applicationsの略称で、マイクロソフト社のMicrosoft Office製品の拡張機能を利用するために搭載されているプログラミング言語です。

フリーランスでVBAを扱うVBAエンジニアの主な仕事内容は、社内業務の効率化社内のデータベース運用の効率化を図ることです。

VBAを使うことで、「マクロ」と呼ばれる、Excel上などでの操作を記録することによって記録した操作を自動化するシステムを構築することができます。

こういったものを利用して、クライアントとなる企業の問題点を解決するために事務作業を効率化するのがVBAエンジニアの業務になります。

また、データベース管理のためのMicrosoftソフトAccessの機能拡張などもVBAエンジニアが行います。

中には、VBAを用いたシステムの設計開発などの案件もありますね。

VBAはMicrosoft Officeの専用プログラミング言語ですが、幅広い仕事を行うVBAエンジニアにはPythonやJavaなどのプログラミング言語や、近年ではクラウドについての知識・スキルなども求められます。

2. フリーランスVBAエンジニアの案件単価・年収相場

では、実際にフリーランスでVBAエンジニアとして働く場合、年収はどの程度となっているのでしょうか。

まず案件の単価としては、約60万円程度が相場となっています。

もちろん案件の難易度によっても幅があり、約30万円ほどのものから100万円を超えるものまで様々です。

年収としては、フリーランスVBAエンジニアの平均はおよそ700万円程度と言われていますね。

これはあくまで平均の数字で、経験年数やスキルの高さによって大きく変わってきます。

例えば、未経験から1年程度の経験年数では、年収は400万円以下だとされています。

フリーランスのVBA案件は実務経験を重視するものが多く、経験とスキルがなければ高単価の案件は受注できないためです。

逆に言えば、より経験を積み高いスキルがあれば、平均以上の年収を稼ぐことも十分可能だということです。

未経験から始めようとしている方やまだ経験の浅い方は、独立前に企業などで実務経験を積むことを目指しましょう。

高収入を目指す方は、合わせて求められる他の言語や技術の知識・スキルを習得することをおすすめします。

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3. フリーランスVBAエンジニアの案件の特徴・動向

Microsoft Officeはまだ多くの企業で利用されているため、フリーランス向けのVBA案件は案件情報サイトやクラウドソーシングサイトなどで多く見られます。

案件の多くは仕事内容でも挙げたようにVBAを利用した業務効率化やシステム導入、また現在MicrosoftOffice、ひいてはVBAにおけるシステムを採用している企業の保守運用案件となっていますね。

JavaScriptやPHP、Pythonなどの他の言語のスキルと開発経験が応募条件となる案件も中には見られます。

また、クラウド化の広がる近年ではクラウドに関する知識もあるとより選択肢が広がるでしょう。

年収にも関わる特徴として、やはりフリーランスVBAエンジニアは実務経験を求められる傾向にあります。

3年以上の実務経験を前提条件とする案件もあり、難易度が高く高単価となる案件であればあるほどVBAエンジニアの開発経験が問われることになります。

今後もMicrosoft Officeの需要がなくなることは考えにくいため、フリーランス案件の数も心配ないでしょう。

しかし、最新の技術などを学び続ける姿勢が無ければフリーランスVBAエンジニアとして案件を獲得し続けることは難しくなりますので、常にスキルアップを意識できると良いですね。

4. フリーランスVBAエンジニアのメリット・デメリット

フリーランスVBAエンジニアとして独立することには、こんなメリットがあります。

フリーランスVBAエンジニアのメリット
案件が豊富収入アップが期待できる自分に合った仕事を選べる

IT化が進み多くの企業がMicrosoft Officeを導入して業務を行っている今、そういった企業の次の課題として業務効率とコストの削減が挙げられます。

そのために、業務の効率化に用いられるVBAの需要は高く、フリーランス案件も様々です。

案件数が多いため、在宅で仕事をしたいなど自分の希望に合った仕事を選びやすいのも良いですね。

会社から決められた業務を行い決められた報酬をもらう会社員時代よりも、スキル次第で高単価な案件にチャレンジでき、収入アップが期待できるのもメリットです。

もちろんメリットだけではなく、デメリットも存在します。

フリーランスVBAエンジニアのデメリット
自己管理が大変になる安定が難しい福利厚生が無い

フリーランスVBAエンジニアとして働くということは、案件探しから実際の業務、スケジュールの管理まで自らこなさないとならないということです。

闇雲に案件を受けてキャパシティを超えてしまったり、納期に間に合わなかったりといったことが起こらないよう、自己管理をしなければなりません。

また、収入はもちろん保険や各種手当などの福利厚生を企業から受けられないため、不安定になりやすくなるというのもデメリットです。

これも自己管理のひとつですが、自ら民間の保険に加入するなどいざというときの準備を怠らないようにしましょう。

案件が獲得できなかったり、病気などで働けないとその月の収入がゼロになる、といったこともあり得ない話ではありません。

5. フリーランスVBAエンジニアになるには?

まったくの未経験からフリーランスVBAエンジニアになれるかと言われると、不可能ではありませんが難易度が高いでしょう。

案件をこなしていけるだけのスキルと知識を身につけることはもちろんのこと、そもそもフリーランスとしてやっていけるだけの案件を獲得するために、実務経験が必須となるためです。

未経験の方は、まずはスクールなどでスキルを習得したり、未経験OKのところを探したりして企業に会社員VBAエンジニアとして入社しましょう。

実務経験を積み、フリーランスとしてやっていけるだけの実力を身につけることが重要です。

最低でも3年以上の実務経験を積んでから独立を検討するのが良いでしょう。

ある程度実務経験を積み独立が視野に入ったら、副業として案件サイトなどからフリーランス案件にチャレンジして実績を得ながらフリーランスでの働き方を学ぶのもおすすめです。

独立の準備として、自身のスキルを客観的に証明するための資格を取得するのも良いですね。

まとめ

今回の記事ではフリーランスVBAエンジニアとして独立し活躍を目指す方に向けて、VBAエンジニアがフリーランスになることのメリット・デメリットや目指すための方法などをご紹介しました。

フリーランスVBAエンジニアとして案件を獲得していくには、経験が非常に大切になります。

まずはフリーランス向けの案件情報サイトなどから、自分に合った案件を探してみてくださいね。