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フリーランスエンジニアの実態|成功するための3つのポイントも解説

フリーランスエンジニアを目指している人は多くいると思いますが、フリーランスとして働くことにどのようなイメージをお持ちでしょうか。

「魅力的なポイントばかりが聞こえているけど、実態はどうなのだろう?」

と、疑問や不安を抱えている方もいることと思います。

今回はそんな方に向けて、フリーランスエンジニアの実態を項目ごとに詳しくご紹介したいと思います。

安定して活躍するために意識すべきポイントも合わせてご紹介しますので、参考にしてみてください。

1. フリーランスエンジニアに対するよくあるイメージ

みなさんは、フリーランスエンジニアに対してどのようなイメージをお持ちですか?

多くの人は、フリーランスで自由な働き方が可能なため自宅でゆっくりパソコンに向かっている姿や、高収入を毎月安定して得られる魅力的な職業だというイメージがあるのではないでしょうか。

フリーランスエンジニアを実際に目指す方でも、IT化が進む現代では今後もさらなるIT化の普及が考えられ、社会的な需要も高く安定した職業だろうという想像をしている方も多くいると思います。

では、そんなイメージを持たれることの多いフリーランスエンジニアの現実はどうなっているのでしょうか。

その実態を詳しく見ていきましょう。

2. 【項目別】フリーランスエンジニアの実態

前述のように、フリーランスエンジニアは自由で魅力的な職業だというイメージを持たれがちです。

しかし、すべてのフリーランスエンジニアがそういったイメージ通りの働き方ができるわけではありません。

フリーランスエンジニアの実態がどのようなものなのか、6つの項目に分けてご紹介します。

2-1. 案件の獲得方法

企業に用意された業務をこなす会社員とは違い、フリーランスエンジニアは基本的に自ら営業活動を行って仕事を獲得しなければなりません。

案件情報サイトやクラウドソーシングを利用して案件を見つけても、応募して実際に案件を獲得することができるかどうかは自分のスキルや強みをしっかりアピールできるかどうかにかかってきます。

開発業務だけでなくそういった営業部分から重要な業務になるため、営業が苦手だという方には辛いポイントになってしまうかもしれません。

2-2. 収入

続いては収入です。

高収入を得られるイメージのあるフリーランスエンジニアですが、実際の平均年収も約850万円ほどとされており、経費や税金、保険などを差し引いた月の手取りを想定しても約50万円と確かに会社員エンジニアよりは高い収入となっています。

しかし、これはあくまで平均年収です。

もちろんこれよりも大幅に多い・少ないというエンジニアもいますので、参考程度と思った方がよいでしょう。

また、決まった報酬ではなく、案件の数や単価で収入が決まってくるフリーランスエンジニアは収入を安定させるのが難しくなることもあります。

高収入の案件は高いスキルや実績も必要になりますので、簡単に高収入が得られるわけではないと考えた方が良いですね。

2-3. 労働時間

在宅のイメージが強いフリーランスエンジニアですが、実際には案件ごとに自宅で働ける在宅型」のものもあれば期間中はクライアントのオフィスに出向いて働く常駐型」のものもあります。

在宅型では受ける案件の数や種類によって労働時間は大きく変わってきます

中には収入を増やすためや、生活のために安価な案件を多くこなさなければならないなどの理由で会社員時代よりも労働時間が増えたという方もいるでしょう。

常駐型ではその企業の会社員と同様の労働時間になることが多いでしょう。

契約の段階で勤務時間や勤務日数を相談することができるため、他の案件と並行しながら週3日はこの企業に出勤している、という人もいます。

2-4. 年齢層

IT人材白書2016の調査では、フリーランスの年齢層は下記のようになっています。

    20代以下 2.7%
    30代 13.3%
    40代 33.8%
    50代 50.1%

(参考: IPA 情報処理推進機構『IT人材白書2016』)

最も多いのが50代、次いで40代と、フリーランスエンジニアは比較的年齢層が高いことがわかります。

これはフリーランスとして活躍を続けるために経験や高いスキルが必要であることが関係しています。

即戦力として案件を任せやすい経験豊富なエンジニアが多くいるということですね。

その反面、年齢を重ねてからフリーランスに転身するには体力や気力など健康面に不安があると言われることもあります。

20代から確実に経験を積みながら、常にスキルアップし続けるのが大事になってくるということですね。

2-5. 将来性

IT化の進む現代で、エンジニアは常に人手不足が囁かれています。

エンジニアの需要が高まると同時にもちろんフリーランスエンジニアも需要は高まることが予想されます。

しかし、フリーランスエンジニアだからといって一概に将来性が高いとは言い切れません。

フリーランスエンジニアとして活躍し続けられるかどうかは、個人のスキルによって大きく変わります。

将来性を高め、長くフリーランスエンジニアとして生き残るためには進化し続けるIT業界の中で常に新しいスキルを学び続けられる向上心が非常に重要になってきます。

2-6. 社会的信用

フリーランスエンジニアは、会社員エンジニアと比べて社会的信用が低くなってしまうという現実があります。

企業と雇用契約を結び収入の保証がある会社員と違って、フリーランスエンジニアは収入が不安定で、いつ無収入になってしまうか分からないリスクがあります。

そのため、賃貸の契約やクレジットカード、各種ローンの申し込みの際の審査が通りにくくなってしまうことがあるのです。

また、仕事の上で何かトラブルがあり、最悪の場合訴訟や賠償問題に発展したとしても、基本的に個人で対処しなければなりません。

独立前に社会的信用が必要な契約は済ませておくことや、独立後も責任を持った行動を心がけましょう。

3. フリーランスエンジニアは厳しい一方で大きなメリットもある!

フリーランスエンジニアにはイメージ通りには行かない実態やデメリットがあることはお話しました。

ですがその一方で、それを覆す大きなメリットももちろん存在します。

◯自分に合った案件を選べる

会社が用意した仕事ではなく自分で案件を獲得しなければならないということは、言い換えれば自分のスキルややりたいことに合わせて案件を選ぶこともできるということになります。

◯収入が青天井となる

基本的に固定給となる会社員と比べて、フリーランスエンジニアの収入は頑張り次第でどこまでも上げられます

スキルを積み高単価の案件を受けられるようになれば、高収入を実現させることも十分に可能です。

◯自由な働き方ができる

フリーランスエンジニアは多様な働き方ができるという大きなメリットがあります。

仕事量も自分で決められますし、中にはリモートでできる案件もあるため、時間も場所も自由に働くということも不可能ではありません。

 4. 安定収入を得られるフリーランスエンジニアになるには?

これまでご紹介したように、フリーランスエンジニアになれば全員がイメージ通りの魅力的な働き方ができるという訳ではなく、厳しい現実もあります。 

競争の激しい中で、幅広いスキルを持ち安定した収入を得られるフリーランスエンジニアになるためには、しっかりとした下積みが重要になるのです。

ここでは、そんな下積み期間中に意識するべきポイントを3つ、ご紹介します。

フリーランスで働くエンジニアをフリーエンジニアと呼びますが、その収入は個人の実力によって決まります。

会社員よりも稼げるという理由から自ら進んでフリーへ転身しバリバリ稼いでいる方もいれば、思うように成果が上がらず伸び悩んでいる方もいるなど、エンジニアによって開きはあるようです。

そこで今回はフリーエンジニアの年収の実態や、どのようにすれば年収アップにつながるのかなどについて見ていきましょう。

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4-1. 仕事のスピードを意識する

会社員なら極端な話、勤務時間中に何もしていなくてもお金は発生しますが、フリーランスで働く場合そうはいきません。

時給で考えると、1時間の中でどれだけの仕事をこなしてお金を稼いだかで決まってきます。いかに仕事を効率的にこなせるかがカギとなってくるため、正確さはもちろんスピードも意識しなければなりません。作業時間の短縮の積み重ねがそのまま年収に反映されます。そのためには、逆算する必要があります。

いくら稼ぐためにはこの仕事をどれくらいの時間で終わらせるなどタイムスケジュールを明確にした上で仕事をすることで、年収アップにつながるかと思います。
まずは、一つの作業にどれくらいかかっているのかを把握するために、ストップウォッチを活用してみると良いかもしれません。

4-2. 長期的なビジネスで安定収入を得る

フリーエンジニアの仕事では、システムを納品して報酬を得る形が一般的です。
これは「フロービジネス」と呼ばれるもので、一度に大きな収入を得られるのは魅力的ですが、取引が一度切りであるため、これだけでは収入が安定しているとはいえません。

フリーエンジニアの中には、単発ではなく長期的なサービスを提供することで安定収入を図っている方も多いです。ホームページの制作を例とすると、フロービジネスでは納品して終了ですが、それだけでなくその後のメンテナンスや製品サポートなども行うことによって、契約を継続できるため、長期的なビジネスにつながります。こちらを「ストックビジネス」と呼びます。

ストックビジネスはその他にも種類があります。アフィリエイト等の広告収入や写真・イラストなどの素材販売などもこれに該当します
これらは成果がすぐに出るものではなく、開始当初は無収入ということはザラなので、地道な努力がモノを言うビジネスといえます。実は高収入を得ているフリーエンジニアは、ストックビジネスもコツコツやっている方も多いのです。

まずはフロービジネスで稼いで生計を立てながら、ストックビジネスを地道にやるという方法で安定収入をめざしていくのが良い形といえそうです。

4-3. 他者とのつながりを持つ

自分一人だけで働くとなると、仕事量が多いということももちろんそうですが、何より意志の強さが問われます。

自分の好きな時間・場所で仕事ができるというのはすごく魅力的なのですが人目につかないと仕事が捗りづらい、極端な話をすると仕事をサボっても何も言われないため怠けてしまうという問題も起こりかねません。
意志を強く持ちましょうと精神論を言っても、なかなかモチベーションを保ち続けるのは難しいものです。自分一人だけで難しい場合は、同じような境遇の他者と関わるようにした方が良いでしょう。

他者の目があることにより、ダラダラすることなく切磋琢磨にもなります。また、時には有益な情報交換ができる場合もあるでしょう。
モチベーションの維持や情報収集など、高収入を得ているフリーエンジニアには、他者とのつながりを構築している方が多いようです。

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まとめ

今回の記事を通して、フリーランスエンジニアは自由な働き方ができる魅力的な職業である反面、厳しい実態もあるということが分かっていただけたのではないでしょうか。

しかし、もちろん厳しいだけではなく、スキルを高めて幅広い案件の経験を積むことができればイメージ通りの魅力的な働き方をすることも夢ではありません。

フリーランスエンジニアへの1歩のために、ぜひこの記事を参考にしてみてください。