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Linuxエンジニアになるには?抑えておきたい基礎知識を紹介

「そもそもLinuxって何?」「Linuxエンジニアの働き方が知りたい」「Linuxの導入方法が知りたい」

Linuxという言葉をよく見聞きすると思いますが、実際にLinuxはどういうものか?Linuxエンジニアってどんな働き方をするのか?疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?

そこで、ここではLinuxの概要からLinuxエンジニアの働き方、実際に独学で勉強する場合のLinuxの導入方法などについて順番に解説していきます。

Linuxについてわかりやすく解説していますので、ぜひご覧ください。

Linuxとは

LinuxとはWindowsやMacOSのようなOS(オペレーションシステム)のことで、Linuxカーネルを核としています。

主に比較的規模の大きなシステムや組み込み系のシステムでサーバーとしてよく使われるOSです。

生い立ちや詳細についてはWikipediaで詳しく解説されています。

Linuxで開発を行うメリットとして、ウイルスに感染しにくい、動作が安定する、軽量でメンテンナンスしやすいなどが挙げられます。

また、LinuxにはLinuxカーネルを元にさまざまなライブラリやソフトウェアをパッケージングしたディストリビューションが存在します。

代表的なディストリビューションとしては「Ubuntu」「CentOS」があります。

Linuxエンジニアの働き方とは

LinuxがOSであることはわかったけど、では実際に「Linuxエンジニアってどういう働き方をするの?」と疑問に思われる方も多いと思います。

Linuxエンジニアの働き方としては、大きく分けて以下の2つがあります。

  • Linuxを使用してソフトウェアの開発を行う
  • Linuxでネットワークやカーネルの設定などを行う

Linuxでソフトウェアの開発とは、その名のとおりLinuxで動かすための業務用のアプリケーションやシステムなどの開発を行います。

大規模なシステムの場合、主にC/C++やJavaなどのプログラミング言語がよく使われます。

後者のパターンとしては、ネットワークやカーネルの設定を行うため、一般的にはネットワークエンジニア・インフラエンジニアとも呼ばれます。Linuxでシステムを動かすためにネットワークの疎通やLinuxサーバーの設定など行います。

それぞれ働き方はまったく異なりますが、共通することとして、Linuxコマンドやシェルスクリプトの理解が必要です。

LinuxコマンドはCUI(キャラクタユーザインタフェース)操作を中心に行うため、Linuxコマンドは必須となります。具体的にはWindowsでコマンドプロンプトの真っ黒な画面に文字を動かしてさまざまな命令をするようなイメージです。

また、複数のLinuxコマンドを組み合わせたり簡単な制御文が記述できるシェルスクリプトについても理解しておいたほうがよいでしょう。

Linuxを導入してみよう

Linuxを独学で勉強する場合、PCにインストールする必要があります。

方法としては主に以下の3つの方法があります。

  • OSにLinuxをそのままインストールする
  • 仮想化ソフトウェアを使ってインストールする
  • USBデバイスにインストールする

PCに直でインストールする場合は、今まで使っていたWindows機が使えなくなり、USBにインストールする方法はUSBが破損したら使えなくなる恐れがあります。

そのため、仮想化ソフトウェアを使ってLinuxをインストールする方法がおすすめです。仮想化ソフトウェアを使うことによって、WindowsまたはMacと併用してLinuxを使用することができます。
イメージとしてはLinuxというアプリを起動して操作する形になります。

なお、LinuxはOSのため、容量もそれなりにあるのでハードディスクの空き容量は十数〜20GBの余裕は持っておくと良いでしょう。

仮想環境の導入

まずLinuxを動かすための仮想環境を導入しましょう。

そもそも仮想環境とは聞き慣れない言葉ですが、前述したようにWindowsまたはMacで他のOSを動かすための箱のようなものと理解していただければ大丈夫です。

通常PCには1つのマシンに1つのOSしか使えませんが、仮想環境を導入することによりOSを切り替えて使用することが可能になります。

仮想化するためのソフトウェアとしては「VirtualBox」「VMware」などが有名です。

今回はVirtualBoxをインストールします。

VirtualBoxの導入はORACLEのダウンロードページから行います。

ダウンロードしたらexeファイルを実行すればインストーラが起動します。

ディストリビューションの導入

仮想環境を導入したら、次にディストリビューションを導入します。

ディストリビューションはさまざまな種類がありますが、初心者の方には「Ubuntu」がおすすめです。

Ubuntuはこちらからダウンロードできます。

UbuntuをダウンロードしたらVirtualBox側で必要な設定を行いUbuntuをインストールします。

一連の手順については、こちらのサイトに詳しく解説しています。

Linuxコマンドについて理解しよう

先述したとおり、Linuxを扱う上で何よりもまずLinuxコマンドの理解が必須となります。

代表的なコマンドとしては、以下のようなものがあります。

cd:指定したディレクトリに移動
cp:ファイルをコピーする
mv:ファイル名を変更する
touch:ファイルを新規に作成する
cat:ファイルの中身を確認する
vi:ファイルを編集する
ls:現在のディレクトリに存在するファイル一覧を取得
rm:ファイルを削除する
mkdir:ディレクトリを作成する

コマンドは「コマンド名 [オプション] ○○」のような形で実行します。たとえば、ファイルのタイムスタンプや所有者を保持した状態でコピーする場合は「cp -p コピー元ファイル名 コピー先ファイル名」のような形で実行します。

コマンドを使いこなせばさまざまなことが可能になりますので、ぜひ基本を理解しておきましょう。

まとめ

ここでは、Linuxエンジニアの概要や働き方、実際に導入する方法などについて解説しました。Linuxエンジニアは今後もあらゆるIT系の職場で必要となるエンジニアですので、Linuxの使い方についてはぜひとも覚えておきたいところです。

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