メディアエンジニアとは？メディア別の役割や必要スキルなどを解説

インターネットやテレビ、新聞など、情報を伝えるための様々なメディア。

近年ではWebメディアも大きく普及しており、ユーザーからはもちろん、ビジネスにとってもマーケティングに欠かせないツールのひとつです。

そんなメディアにも、Webメディアをはじめデジタル技術は当たり前のように活用されており、エンジニアの存在は欠かせないでしょう。

今回はメディアに携わるエンジニアについて、その役割や必要なスキルなどを解説したいと思います。

メディアとは？

メディアとは、情報を媒介するものや、情報伝達のための媒体を指しています。

音声や文字、画像、映像など、情報を伝えるあらゆる手段を総称してメディアと呼ばれています。

代表的なものでは、テレビやラジオ、新聞、インターネット上のメディアなどが挙げられますね。

メディアの種類

メディアは、大きく次の3つに分けられます。

• マスメディア
• インターネットメディア（Webメディア）
• ソーシャルメディア

それぞれ、その例とともに詳しく見ていきましょう。

マスメディア

マスメディアの「マス（mass）」は「大衆・大勢」を意味しており、マスメディアは不特定多数に多くの情報を伝達できるメディアのことを指します。

「メディア」と言われてイメージするのは、このマスメディアであるという人が多いのではないでしょうか。

特に、

• テレビ
• 新聞
• ラジオ
• 雑誌

の4つは「4大マスメディア」などと呼ばれており、代表的なメディアとして大きな存在感を示しています。

影響力も大きく、マーケティングに使用されることも多いのではないでしょうか。

インターネットメディア

インターネットメディア（Webメディア）は、インターネットを通じた情報伝達を行っているメディアすべてを指します。

ニュースサイトやポータルサイト、各企業などのホームページなどが挙げられますね。

インターネットメディアは高い拡散力を持っており、近年では「第5のマスメディア」とも呼ばれるほど、年々存在感を増しているメディアのひとつです。

ソーシャルメディア

ソーシャルメディアは、SNSやブログなどのような、様々な組織や個人が情報を発信・拡散し、交流を行いながら形成されているメディアを指します。

インターネットメディアのひとつでもありますが、現代ではインターネットメディアの中でも大きな影響力を持っており、特にSNSは、ソーシャルメディアと言えばSNS、と言われるほど主流となるメディアになっています。

メディアエンジニアとは？メディアごとのエンジニアの役割

インターネットメディアはもちろんのこと、新聞や雑誌といった紙媒体のメディアであっても、現代ではデジタル技術の活用は業務の上で必要不可欠です。

あらゆる企業・業界で推進されるDXはメディア業界においても積極的に進められており、システムの導入やメディアの制作においてエンジニアの存在は欠かせないものと言えるでしょう。

例えば各メディアにおいて、エンジニアは次のような様々な役割を担っています。

◯テレビ

テレビなどの放送局では、放送のためのシステムや映像・音声などの編集システムなどが利用されているほか、新たなサービスの開始のためにもエンジニアによる開発が行われます。

新たな技術が導入されたり、既存のシステムの運用・保守業務も発生するでしょう。

◯新聞社

新聞社では、これまでの記事や写真などのデータ管理や社内業務のDXが進められているほか、近年ではデジタル版の新聞インターフェースや課金システムの導入も行われています。

大手の新聞社においてもフロントエンド・バックエンド業務やインフラ、セキュリティなどあらゆるエンジニア職種が活躍しているでしょう。

◯インターネットメディア

インターネットメディアでは、そもそものサイト・Webアプリケーションの開発や運用保守にもエンジニアの力が欠かせません。

Webエンジニアやインターネットメディア運営のためのネットワーク・セキュリティの構築・運用などを行うエンジニアなど、様々なエンジニアによってメディアが運営されています。

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メディアエンジニアに必要なスキル

様々なメディアに携わるエンジニアがご紹介したような業務を行い、活躍するためには、様々なスキルが求められます。

主に必要とされるのが、次のようなスキルです。

• プログラミング・ITスキル
• コミュニケーション能力
• 課題解決能力
• 業界知識

プログラミングなどのIT技術

まず、メディアエンジニアの基礎となるのがプログラミングスキルをはじめとするITスキルです。

システム開発を行うには、様々なプログラミング言語が欠かせません。

必要とされる言語はその開発分野によっても異なりますが、例えばWebメディアなどでフロントエンド業務を担当する場合にはHTML/CSSやJavaScript、バックエンド業務を担う場合にはJavaやPHP、また需要の高いRubyやPythonなどを習得しておくと良いでしょう。

また、メディアの運営や業務システムの導入には、ネットワークやセキュリティなどの知識も必要とされることがあります。

特に情報を扱うメディアではセキュリティ面は非常に重要なため、情報セキュリティに関する知識はしっかりと身に着けておくと良いでしょう。

コミュニケーション能力

エンジニアが円滑に業務を行うために、技術面以外で欠かせないのがコミュニケーション能力です。

黙々とPC作業を行うイメージがあるかもしれませんが、基本的にシステムやメディアの開発ではプロジェクトとしてチームを組み、複数のエンジニアで協力して開発を行うことになります。

また、開発を行うエンジニア以外でもクライアントはもちろん、Webデザイナーやインフラに携わるエンジニアなど、様々な人とコミュニケーションを取りながらプロジェクト葉進められていきます。

スムーズにプロジェクトを進めるために、コミュニケーションをとって連携していくことが欠かせないでしょう。

課題解決能力

エンジニアに求められる能力としてよく挙げられるのが、課題解決能力です。

システムの導入はクライアントの企業や業務における課題を解決することがゴールとして行われるため、課題を知り、システムを提案することで解決へ導く能力はキャリアアップの上でも必要とされるでしょう。

また、システムは様々な要素が複雑に絡み合っているため、開発中、また運用後にも様々なトラブルが起きることが考えられます。

業務に支障が出ないよう迅速に解決することが求められるため、正確に情報を集めて原因を特定し、冷静に解決へと向かっていける課題解決能力は大切ですね。

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まとめ

今回の記事では、テレビやインターネットメディア、新聞など、様々なメディアにおけるエンジニア職種について、メディアの概要からご紹介し、その役割や求められるスキルまで詳しく解説しました。

近年ではインターネットメディアの台頭もあり、その他のメディアでもインターネットメディアを併用する例が増えていたり、より良いメディア運営や業務効率化のために様々なデジタル技術が用いられています。

エンジニアの需要も高まっていますので、興味のある方はメディアエンジニアとして活躍を目指してみてはいかがでしょうか。