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GCP案件の動向|主な業務内容・必要なスキル・案件の探し方も

近年注目を集めるクラウドサービスのひとつが、Google社が提供するGCP(Google Cloud Platform)です。

フリーランスエンジニアとして働く方の中にも、GCP に注目している、GCP のスキルを活かしたいなど、GCP のフリーランス案件に興味があるという方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。

今回はそんな方に向けて、GCP案件の業務内容や気になる動向などをご紹介したいと思います。

「GCP(Google Cloud Platform)」とは?

GCP(Google Cloud Platform)とは、Google社が提供しているクラウドサービスのことを指します。

GCP の特徴としてはまず、Google社内のインフラ・システムを一般に開放したものであるためネットワークなどのインフラ環境が安定しており、セキュリティレベルも高いということがあります。

そのため、金融機関や大規模な企業など安定性を重視する環境で多く採用されています。

また従量課金制を採用しているため、運用コストが低いのも嬉しいポイントですね。

現在70以上もの様々なサービスが提供されており、代表的なものでは以下のようなものがあります。

  • Compute Engine

   クラウド上のインフラ環境構築

  • BigQuery

   ビッグデータの高速処理・解析

  • Cloud Machine Learning

   機械学習モデルの構築

  • App Engine

   アプリケーションの開発・管理

  • Cloud Storage

   容量無制限のストレージサービス

このように様々なサービスが提供されており、特に近年急速に進歩しているビッグデータや機械学習に特化した最先端の技術が利用できることも、注目を浴びる要因のひとつと言えるでしょう。

GCP案件の主な種類と業務内容

多くのサービスを利用できるGCPのフリーランス案件は、その内容も様々です。

主な案件内容として代表的なものを3つ、ご紹介します。

インフラ関連業務

GCP 案件においてメインの業務となるのが、インフラ関連の業務です。

クラウド上でのサーバー・ネットワークといったインフラの設計・構築から運用などの業務はもちろんですが、「Linux」を用いたサーバーやセキュリティの運用・保守など周辺業務も多くあります。

そのため、セキュリティ知識など幅広いスキルが求められます。

アプリ開発業務

GCP には前述した「App Engine」など、アプリ開発に利用できるサービスもあります。

そのため、GCP 上でのアプリ開発案件も多くあります。

アプリ開発案件では他にも、アプリ開発に利用される「Python」や「Java」などのプログラミング言語のスキルが必要になります。

また、セキュリティや品質保証の規定などの専門知識も求められることがありますね。

代理店業務

GCP の知識を活かして、開発業務だけでなく代理店業務を行うこともできます。

代理店業務とは、GCP を導入したい企業のサポートや仲介のような役割です。

例えば導入のために技術的なフォローをしたり、支払の代行をしたり、GCP を使った開発環境での開発支援を行ったりします。

サポートには深い知識が必要な上、GCP 自体が注目を集めるサービスであるため優秀な人材が求められることもあり、代理店業務には高いスキルが求められるでしょう。

ご紹介した3つの他にも、GCP のサービスを活かしたデータ分析の案件など、先端分野に関わる案件が見られるのもGCP案件の特徴ですね。

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フリーランスエンジニア向けGCP案件の動向

では、そんなGCP案件の動向はどうなっているのでしょうか。

案件数や単価など、気になる項目ごとに見ていきましょう。

案件数

主要なクラウドサービスの中でもその注目度から高いシェア率を誇るGCPは、エンジニア需要が高く、案件数も多いと言えるでしょう。

上でご紹介したようなGCP上でのフロントエンド開発やサーバーサイド開発などの案件があり、その開発内容も様々です。

しかし、GCP の高いスキルはもちろん開発に利用する言語など幅広いスキルが求められるため、未経験・初心者向けの案件は多くありません。

単価・報酬

高いスキルが求められることもあり、GCP案件の単価相場は比較的高いと言われています。

エンジニアルートに実際に掲載されている案件を見ても、単価約70万〜100万円ほどの案件が多くなっています。

中でも機械学習やデータ分析などの先端分野に携わる案件では、単価が高い傾向にありますね。

もちろん単価は個人のスキルや経験年数によっても幅がありますので、高収入を目指す方は経験を積むことを意識しましょう。

将来性

GCP は現在もクラウドサービスとして高いシェアを誇っており、そのシェア率も年々増加の傾向にあるため、今後の将来性も期待できるでしょう。

特に需要が期待できる理由のひとつに、AI・機械学習分野データ分析など、最先端の技術に関するサービスが存在するということがあります。

これらの市場は急速に成長・拡大しているため、それに伴ってGCPの需要が高まることが予測できます。

そのため、エンジニアとしても先端分野の知識を身に着けることで市場価値を高められますね。

GCP案件の受注に求められるスキル

GCP案件の内容は幅広く、単純に「GCPをさわれる程度」では案件獲得は難しいのが実情です。

そのためGCP案件を受注するためには、案件ごとに以下のような様々なスキルが必要になります。

アプリケーション開発のスキル
インフラエンジニアとしての経験
データ分析
AI技術に関する知識
マネジメントスキル

アプリ開発案件ではJavaやC言語などの言語スキル、インフラに関わる案件ではインフラ構築やセキュリティなどのインフラエンジニア経験など、GCP以外にその案件に沿ったスキルが求められます。

特に100万円を超えるような高単価案件では、プロジェクトのマネージャーやリーダー的な役割を求められることが多くなります。

高単価を目指すエンジニアは、技術的なスキルと合わせてマネジメントの経験を積んでいきましょう。

フリーランスエンジニア必見!GCP案件の探し方

フリーランスエンジニアがGCP案件を探す方法としては、クラウドソーシングの利用や知人に紹介してもらうなど、様々な方法があります。

中でも最もおすすめなのは、「フリーランスエンジニア向け案件サイト」を利用することです。

フリーランスエンジニア向け案件サイトでは精査された多数の案件が掲載されているほか、エージェントサービスを利用できることがあります。

エージェントサービスではエージェントがエンジニアのスキルや条件に合った案件を紹介してくれるため案件探しに悩む初心者の方にもおすすめなほか、高単価の案件に出会えることも多いため、スキルの高いエンジニアにとっても良い方法でしょう。

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まとめ

今回の記事ではフリーランスエンジニアに向けて、人気のクラウドサービスのひとつであるGCPの案件についてその概要や業務内容、必要なスキルまでを詳しくご紹介しました。

クラウド環境のスキルは、今後エンジニアとして活躍するためにも必要なスキルです。

中でもGCPは将来性も高く、最先端の技術分野に携われる案件もある注目のサービスです。

機械学習やビッグデータなどに興味があるという方は、ぜひ学んでみてはいかがでしょうか。