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セキュリティエンジニアのキャリアパス6選|活躍できる業界も解説!

IT化が進む現代で、サイバー攻撃やITトラブルを未然に防ぐために重要な役割を担うセキュリティエンジニア。

そんなセキュリティエンジニアとして働く方の中には、今後の働き方について悩んでいるという方もいるのではないでしょうか。

今回はそんな方に向けて、セキュリティエンジニアの将来的なキャリアパスについてご紹介したいと思います。

1. セキュリティエンジニアの主な仕事内容

冒頭でもお話したように、セキュリティエンジニアはクライアントのシステムや情報をトラブルから守るためのセキュリティを専門に扱うエンジニアです。

システムが問題なく運用できるよう、セキュリティに考慮して設計から実際の開発・運用後の保守までを行うのがセキュリティエンジニアの主な業務になります。

また外部からのサイバー攻撃や不正アクセスだけでなく、情報漏洩など内部のセキュリティトラブルを防ぐために時にはセキュリティ意識向上のための教育を行うこともありますね。

現代ではIT企業だけでなくあらゆる業界でIT化が進んでいますので、様々な分野において安全にシステムを運用するために、セキュリティエンジニアは重要な役割を担っています。

2. セキュリティエンジニアのスキルを活かせるキャリアパス6選

セキュリティに関する専門的なスキルを持つセキュリティエンジニアですが、将来的にそのスキルを活かしながら働いていくには今後どのようなキャリアパスがあるのでしょうか。

セキュリティエンジニアの主なキャリアパスを6つ、ご紹介します。

2-1. セキュリティアナリスト

セキュリティアナリストとは、実際にサイバー攻撃が行われた際に攻撃の分析を行い、迅速で適切な対策をすることを業務とする職種です。

これまでのデータや情報を元に分析・対応を行うため、セキュリティエンジニアとして得たサイバー攻撃の知識や経験を活かすことができます。

しかし、より高い知識とスキルが求められるためセキュリティエンジニアとして十分な経験が必要になります。

海外の情報に触れる機会も多いため、多言語の知識があるという方には特におすすめですね。

2-2. セキュリティコンサルタント

セキュリティコンサルタントは、その名の通りセキュリティに関するクライアントへのコンサルティングを行う仕事になります。

セキュリティの専門知識を活かして企業のセキュリティ上の課題解決のための支援を行うのが主な仕事になるため、クライアントの要望を正確に汲み取るためのコミュニケーション能力を求められます。

そのため、クライアントへのヒアリングや営業の経験が豊富な方にはうってつけのキャリアパスと言えるでしょう。

2-3. セキュリティアーキテクト

「アーキテクト」には、「設計士」という意味があります。

セキュリティ対策のされた安全なシステムの設計や既にあるシステムの脆弱性の対策などを行うのが、セキュリティアーキテクトという職種です。

システム運用などのセキュリティエンジニアの業務とともに、設計やセキュリティの新技術の検証など様々な業務に携わることになります。

すでに運用中のシステムにセキュリティ対策を行うケースの多いセキュリティエンジニアとは異なり、企業の方針などを踏まえて1から設計を担うのが、セキュリティアーキテクトの重要な業務です。

2-4. CISO

「Chief Information Security Officer」を略したCISOは、企業の情報セキュリティにおいて最高責任者となる役割です。

企業のセキュリティの基盤を設計・運用することや、経営層や各部門との調整をしながらセキュリティ部門のスタッフへの指示・指導、セキュリティ上で何かトラブルがあった際の対応を指揮し判断を下すなど、企業のセキュリティの責任者としての業務を行います。

専門的な知識や豊富な経験はもちろん、マネジメント能力などメンバーをまとめる力も必要となりますね。

役員クラスの役職となるため、企業の規模によっては高収入が見込めるでしょう。

2-5. ホワイトハッカー

「ブラックハッカー」と呼ばれる悪質なサイバー攻撃やハッキングを行うハッカーからシステムを守るのが、ホワイトハッカーという仕事です。

セキュリティエンジニアと同様サイバー攻撃を未然に防ぐための対応策のシステム化や開発業務を担うこともありますが、大きな違いはブラックハッカーに対抗するために善良な目的でのハッキングを行うというところですね。

スキルの高いホワイトハッカーの中には、警察などで犯罪捜査に協力する人もいます。

巧妙化していくサイバー攻撃から企業、さらには政府などの重要な情報資産を守るために、ホワイトハッカーは非常に重要な役割を担っています。

2-6. 他分野のエンジニア    

キャリアパスとしては、セキュリティを専門にするのではなく他分野のエンジニアとして転職するという道もあります。

特にサーバーやネットワークなどセキュリティと密接に関連するインフラ分野のエンジニアでは、セキュリティエンジニアとして身につけたセキュリティ知識が役立ちます。

他分野も合わせた幅広いスキルが身につけられ、将来的にも有利になるでしょう。

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3. セキュリティエンジニアが活躍できる分野

セキュリティエンジニアが活躍できるのは、IT業界だけではありません。

セキュリティが重視される様々な業界で、社内のセキュリティを守る役割としてセキュリティエンジニアは活躍しています。

セキュリティエンジニアが活躍できると言われる業界には、どのようなものがあるのでしょうか。

3-1. コンサル業界

コンサルティングサービスを行うコンサル業界では、業務上で企業の経営情報や顧客情報など、機密情報を扱うことが多くなります。

それらを流出や不正アクセスから守るためセキュリティ対策が重要視されており、セキュリティエンジニアの需要も高くなってます。

3-2. メーカー業界

自動車や機械の製造、アパレルや食品など、製造業や素材を扱うメーカー業界でもセキュリティ需要は高いでしょう。

顧客や取引先のデータ保全も重要な他、現代では製造やノウハウの管理にもITシステムを利用していることが多く、サイバー攻撃を受けると生産そのものが停止してしまうリスクもあります。

大手のメーカーなどでは最新技術を導入していることもあり、スキルアップも期待できる転職先です。

3-3. インフラ業界

ITインフラはもちろんですが、近年、IoTの広がりによって電気・水道・ガス・交通などの社会的なインフラにおいてもスマートメーターの利用など、様々なシステムが採用されています。

インフラ業界でシステムが危険に晒されてしまうと人々の生活、ひいては命に関わる事態となってしまいます。

高レベルのセキュリティ対策が必要になり、セキュリティエンジニアの役割が重要になる業界のひとつですね。

3-4. 金融業界

口座やクレジットカードの情報、資産などの多くのデータを扱う金融業界でも、セキュリティは大きな課題であり、企業の信頼性を保つ上でも重要になっています。

金融業界に転職する上では、比較的収入や福利厚生などの面が安定している点もメリットと言えますね。

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まとめ

今回の記事では、セキュリティエンジニアとしてキャリアパスに悩む方に向けてセキュリティエンジニアのスキルを活かせるキャリアパスと転職におすすめの業界などを詳しくご紹介しました。

キャリアアップや転職を考えているという方は、記事を参考に興味のある分野や業界への転職に向けて一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。