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ネットワークエンジニアがきついと言われる7つの理由

ネットワークエンジニアがきついと言われる7つの理由

企業のITインフラのひとつ、ネットワークに携わるネットワークエンジニアとして働く方の中には、「仕事がきつい」と悩んでいる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

ネットワークエンジニアは、「きつい」と言われることがよくあります。

ではなぜ、ネットワークエンジニアが「きつい」と言われてしまうのか、その理由や向いている人・向いていない人の特徴まで詳しくご紹介したいと思います。

1. そもそもネットワークエンジニアとは?

ネットワークエンジニアとは、ネットワークの設計構築から運用、保守までを行うエンジニアのことを指します。

ITインフラのひとつであるネットワークに携わるためインフラエンジニアと呼ばれることもありますが、中でもネットワークに特化したエンジニアのことを指しています。

具体的にはクライアントとなる企業などの要望をもとにどのようなネットワークシステムにするかという詳細な設計を行い、その設計書をもとに実際に機器や回線を配置してネットワークを構築していきます。

構築後、運用に移ってからもトラブル発生時の対応などを行うなど、ネットワークに関する一連の業務がネットワークエンジニアの仕事となります。

2. ネットワークエンジニアがきついと言われる理由7つ

では、そんなネットワークエンジニアが「きつい」と言われるのにはどんな理由が関係しているのでしょうか。

よく言われている7つの理由をご紹介します。

2-1. 最初のうちは年収が低い

高収入のイメージもあるネットワークエンジニアですが、経験が浅いエンジニアは運用・保守がメインの業務となり、はじめは年収が低く設定されやすい傾向にあります。

そのため、高い年収を期待しているとそのギャップで「きつい」と感じやすいかもしれません。

経験やスキルを積んで設計構築などの上流工程を任されるようになれば年収を上げることもできます。

資格の取得を目指すなど、自ら意欲的にスキルアップを目指しましょう。

2-2. トラブル対応・復旧作業に追われやすい

ネットワークなどのインフラを担当するエンジニアは、運用後のトラブルや不具合の対応を迅速に行わなければなりません

突発的な時間外勤務や残業が発生しやすく、時間的にももちろんですが、早く直さなければならないというプレッシャーなどがあり精神的にも「きつい」と言われる理由のひとつです。

トラブルの原因が分からず改善に時間がかかってしまったり時間によって対応できるエンジニアがいないなど、困難なトラブルに直面してしまうとよりつらいと感じてしまいますね。

2-3. 無理やりでも目標設定を求められる

基本的にIT企業に所属するエンジニアは目標設定を求められます。

しかし、ネットワークエンジニアの業務内容から定量的な目標を設定するのは非常に難しいでしょう。

無理やりにでも目標設定を求められるため企業で働くネットワークエンジニアは面倒だというのも、「きつい」と言われる原因です。

2-4. 輪番制による夜勤シフトで生活リズムが崩れやすい

24時間365日稼働し続けるネットワークの保守のため、ネットワークエンジニアも基本的には毎日24時間の監視業務が発生することになります。

輪番制で夜勤も多くなるので生活リズムが乱れやすく、体力的にも精神的にもきつくなってきます。

規則正しい生活がしたいという方には非常につらい勤務形態となるかもしれません。

2-5. 仕事の成果が分かりにくい

ネットワークエンジニアは仕事の進捗や成果が分かりにくく、達成感ややりがいを感じにくいと言われています。

自分の成長や仕事の大きさなどを可視化しにくいため、モチベーションの維持が難しいという点も「きつい」と感じる理由です。

仕事がルーティン化しやすいのもモチベーションの低下につながってしまいますね。

2-6. 関連資格の取得難易度が高い

資格取得はスキルアップにも昇給にもつながりますし、IT企業であれば会社からも勧められることがあるでしょう。

しかし、ネットワーク関連の資格の多くは非常に難易度が高いと言われています。

合格には相応の学習時間が必要になりますが、ネットワークエンジニアはトラブル対応や交代制の業務で学習の時間が取りにくい職種です。

昇給を目指して資格を取ろうと思っても、業務と並行しながら自分で時間の使い方を調整して努力することが必要になり、つらいと感じることがあるかもしれません。

2-7. ポジションによってはスキルが身につかない

エンジニアは業務の上でもスキルや経験を身に着けながらキャリアアップを図りますが、ネットワークエンジニアは運用保守業務などを担う場合独自のツールなどを利用することも多く、業務上でスキルを身につけることが難しくなります。

また、業務がルーティン化しており新しい仕事に着手する場面も少ないため、習得したスキルを実践する場もなく、新たなスキルも学びにくいでしょう。   

スキルアップには自ら積極的に動かなければなりませんね。

3. ネットワークエンジニアに向いている人・向いていない人

ネットワークエンジニアの業務を「きつい」と感じてしまうのは、もちろんご紹介したような理由もありますが人によって向き不向きもあるでしょう。

ネットワークエンジニアに向いている人の特徴には、次のようなものがあります。

ネットワークエンジニアに向いている人の特徴
ルーティンワークが苦にならない夜間勤務が苦でなく、体力がある学習意欲が高い

きついと感じる原因になりやすい、ルーティンワークや交代制での夜間勤務が苦にならない人はネットワークエンジニアに向いていると言えます。

ネットワーク関連機器の設定など、単調で地味な作業をコツコツやれるエンジニアの業務が、トラブルや不具合を減らすことにも繋がっていきます。 

夜勤などをこなしても体調を崩さずモチベーションを維持できる体力も求められますね。

また、自ら積極的に学べる学習意欲の高い人は資格取得や上流工程への移行などで年収を上げやすく、きついと感じる原因を解消することができるため向いているでしょう。

では、逆に向いていないのはどのような人でしょう。

ネットワークエンジニアに向いていない人の特徴
ストレス耐性が低い自己管理が苦手はじめから高収入を求めている

トラブル対応でのプレッシャーや夜間勤務などでストレスがかかりやすい職種のため、プレッシャーやストレスに弱いという方は精神的に疲れやすくなってしまうかもしれません。

交代制や夜勤などで体調面も崩しやすいため、自己管理能力も必要になるでしょう。

またネットワークエンジニアは経験を積み、需要の高い人材になることで徐々に年収が上がる職種です。

ネットワークエンジニアにはじめから高収入のイメージを持っているという人も、スキルアップを図り年収を上げるまでのモチベーションの維持が難しくなるかもしれません。

まとめ

今回は仕事がきついと感じているネットワークエンジニアの方に向けて、きついと感じる理由や向いている人の特徴などをご紹介しました。

向いていないと感じる訳ではないが仕事がきつくて悩んでいるという方の中には、働き方が影響している場合もあるでしょう。

職場によって、環境が変わることもあります。

そういった方は、転職やフリーランスとして案件に応募することを考えてみるのもおすすめですよ。