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フィールドエンジニアとは?仕事内容・年収相場・目指す方法を解説!

エンジニア職種のひとつであるフィールドエンジニア。

エンジニアを目指す方やエンジニアとして働き始めたばかりという方の中には、

「名前だけは聞いたことがあるけれどフィールドエンジニアとはどのようなエンジニアなのだろう?」

と疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

今回はそんなフィールドエンジニアについて、概要や仕事内容、フィールドエンジニアになるにはどうすればよいかまで、詳しくご紹介したいと思います。

1. フィールドエンジニアとは?

フィールドエンジニアとは、その名のとおりフィールド=実際の現場に直接出向いて対応するエンジニアのことを呼びます。

主にIT機器の担当となるエンジニアで、自社の製品を購入・取引した顧客の依頼に応じて直接現場に足を運び、その時々の状況に合った適切な対応作業をするのがフィールドエンジニアの大まかな業務です。

顧客との距離が近いため単なる技術者ではなく接客業の一面もあり、いわば会社の「顔」と言ってもよい職種ですね。

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2. フィールドエンジニアの仕事内容

フィールドエンジニアの仕事内容は、顧客の現場に製品を設置するところから運用、保守、また製品を理解してもらうための営業まで多岐にわたります。

開発を行うエンジニア、というよりは、基本的にシステムや機器が運用されている状態での管理がフィールドエンジニアの業務範囲だということですね。

ここでは、そんなフィールドエンジニアの主な仕事である4つを詳しくご紹介します。

2-1. 製品の設置サポート

まずは会社など、顧客の現場に新たな自社製品が導入される際に、製品設置のサポートをします。

納入時の製品の設置・セットアップのサポートを行いながら、新しい製品の運用について顧客先の担当者に使い方などを説明して今後問題なく運用できるようにするのも重要な業務です。

2-2. 製品のトラブル解決

製品に何らかのトラブルが発生したという連絡が顧客から入った場合、その対応のために出向くのもフィールドエンジニアの仕事です。

トラブルは昼夜問わず発生します。

機器に問題があれば顧客の業務に支障が出てしまいますし、自社製品の信頼が落ちてしまいかねません。

連絡があればすぐに現場に向かってトラブルの内容を確認・把握し、トラブルに応じて機器の交換や修理、復旧作業などを行うことでトラブルを解決します。

このトラブル解決が、フィールドエンジニアのメイン業務と言っても良いでしょう。

2-3. 製品のメンテナンス

定期的に製品のメンテナンスを行うことも大事な業務のひとつです。

IT機器を利用するにあたって、トラブルのリスクを下げるためにメンテナンスは欠かせません。

フィールドエンジニアは顧客との契約をもとに、定期的な機器の点検などのメンテナンスも行います。

しっかりとメンテナンスを行うことで、異常があれば故障前に部品を交換するなどしてトラブルを未然に防ぎ、顧客に長く安全に製品を利用してもらうことができますね。

2-4. 製品の説明・営業活動

自社の製品について顧客や今後顧客となる見込みのある客に説明を行い製品への理解を深めてもらったり、導入のメリットを伝えるなど、自社製品の導入を誘導するような営業活動を技術的な知識の面でサポートするのもフィールドエンジニアの業務のひとつです。

この営業活動をメインに行うフィールドエンジニアは「セールスエンジニア」などと呼ばれることもあります。

3. フィールドエンジニアの年収相場

フィールドエンジニアとして働く人の年収は、公的な機関から発表された情報などはありませんが、各種求人サイトなどから確認するとだいたい500万円前後とされています。

もちろん所属する企業や個人のスキル、年齢などによっても変わってきますのであくまで参考の年収ではありますが、顧客との距離が近く接客業の一面があることや、トラブルに対応ししっかりと顧客に製品の説明ができるだけの知識を必要とする仕事柄か、一般的なエンジニアと比較するとフィールドエンジニアの年収はやや高くなっていますね。

IT化が進み、IoTや人工知能など新たな技術があらゆる業界や身の回りに広がる現代で、フィールドエンジニアは年収だけでなく今後の需要も期待できる職種といえるでしょう。

4. フィールドエンジニアに向いている人の特徴

エンジニア業務だけでなく接客の要素もあるフィールドエンジニアに向いている人には、次のような特徴があります。

  • 臨機応変に対応できる力がある
  • コミュニケーション能力が高い
  • 機械いじりが好き
  • 精神的・体力的にタフである

業務で様々な機器に触れるため機械いじりが好きだという方は向いている仕事ですが、顧客の元に出向いて対応する接客的な一面があることからコミュニケーション能力も重要になります。

コミュニケーション力の中でも特に、顧客の要望やトラブルの内容についてきちんと聞き出し理解できるヒアリング能力や想像力が大事になるでしょう。 

顧客に対しても分かりやすく機器やトラブルの説明ができるよう、聞く力と伝える力の両方が必要になりますね。

また、トラブルの対応では予期せぬことや場所・時間の制限など想定とは違う状況に陥りやすいため、臨機応変な対処ができる冷静さがあることも向いている特徴のひとつです。

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5. 未経験からフィールドエンジニアになるには?

フィールドエンジニアは他のエンジニア職と比べても、比較的未経験の方でも目指しやすい職種だと言われています。

フィールドエンジニアとして働くにはIT機器やサーバーなどの販売や導入支援を行う企業などフィールドエンジニア業務の需要がある企業に入社する必要があります。

自社製品を担当することの多いフィールドエンジニアは入社後の社内研修などで製品に関する知識を学べることもあるため特別な学習がいらない場合もありますが、IT分野の基礎的な知識はもちろん必要ですし、機器に関する知識やスキルがあれば就職にも実務にも有利に働きます。

スクールや専門学校、独学など自分に合った学び方で知識を身に着けてから臨むと良いでしょう。

5-1. フィールドエンジニアに有利な資格

フィールドエンジニアを目指して知識を身に着ける上で、分かりやすい目標として資格取得を目指すのもよいでしょう。

資格があれば、就職や転職にも有利に働きます。

そんなフィールドエンジニアとして働くのにおすすめの資格をいくつかご紹介します。

◯ITパスポート試験

未経験の方がITの基礎的な知識を身につけるのにおすすめなのがITパスポート試験です。

ITを利活用する学生・社会人などを対象にした国家資格で、ITの入門的な資格といえます。

◯基本情報技術者試験

基本情報技術者試験もITの基礎的な知識を学べる資格ですが、ITパスポートよりも出題の範囲が広く、その分知名度や資格の価値が高くなります。

◯コミュニケーション検定

ビジネスなどのコミュニケーション力の習得を目指す検定、コミュニケーション検定も、コミュニケーション能力を求められるフィールドエンジニアにはおすすめです。

この他にも自社製品と連携することの多いMicrosoft製品に関する『MCP資格』や、『CCNA』などのネットワーク機器、サーバー機器に関する資格など、フィールドエンジニアに活かせる資格は多くあります。

未経験の方はまず基礎的なIT知識から身につけ、さらなるスキルアップを目指せると良いでしょう。

フィールドエンジニアに関するよくある質問

クエスチョン
フィールドエンジニアとは何ですか?
アンサー

フィールドエンジニアとは自社製品を購入した顧客からの依頼で直接現場に出向き、対応を行うエンジニアのことを呼びます。


クエスチョン
テストエンジニアの年収は?
アンサー

フィールドエンジニアの仕事は自社製品にトラブルが発生した際のトラブル解消が主になります。他にも、設置のサポートやメンテナンス、営業活動なども行います。


クエスチョン
フィールドエンジニアの年収は?
アンサー

フィールドエンジニアの年収は、求人サイトなどの情報から推定すると500万円前後となっています。