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ブラック企業を回避する方法!面接で見極めるポイントとは?

ブラック企業は、過重労働や違法労働、パワハラやセクハラなどが社会的にも問題となっています。ブラック企業で勤務すると、心身共に強いストレスを受けてしまう可能性があります。

そんなブラック企業は、入社する前の面談や面接などでホワイト企業かブラック企業かを見極めたいものですよね。

そこで今回は、ブラック企業とホワイト企業の特徴や、面接でホワイト企業かブラック企業かどうかを見極めるポイントなどをご紹介します。

ブラック企業に勤務し、心身共にストレスを受けないためにも、ぜひ参考にしてくださいね。

ブラック企業とは?

ブラック企業とは、一般的に労働者を酷使し、劣悪な勤務環境で働かせる企業のことを指します。

また、パワーハラスメントなどの暴力的強制を常套手段として、労働者に強いる体質を持つ企業も、ブラック企業と呼ばれています。

このようなブラック企業は、ニュースなどでも度々取り上げられ、社会的に問題になっているのです。最近では、「ブラック企業大賞」というランキングも、雑誌やテレビなどのメディアで行われているほどです。

ブラック企業の特徴

それでは、ブラック企業とは具体的にどのような企業なのかその特徴を見ていきましょう。

休日が極端に少ない

一般的に、企業の年間休日日数は120日程度です。100日以下になると休日が少ないと言われる傾向があり、年間80日程度だとブラック企業と言われる可能性があります。

しかし、年間80日程度の場合は、月に6日程度の休日が取得できるので、労働基準法は守られていることになります。労働基準法第35条によると、雇用主は従業員に対して週に1日、または4週間で4日は休日を取得させなければいけないとの定めがあるのですが、年間の休日数に対する縛りはないのです。

年間の休日が80日以下で心身ともにストレスが溜まり、疲れが生じているのなら、ブラック企業と疑っても良いでしょう。

残業代が一切発生しない

残業をしっかりしているのに、残業代が一切発生せず、サービス残業で働いている方はいませんか?長時間労働が当たり前になっており、タイムカードなどの勤怠記録を付けず、残業時間をあやふやにしている企業も少なくありません。

また、雇用契約上に、基本給に残業代も含んでいるという契約を締結しているケースもあります。その場合、時給計算をしてみると、最低賃金を下回っているかどうかが発覚する可能性もあるのです。

ノルマが決められている

営業などの仕事の場合、ノルマが決められている場合もありますよね。達成できそうなノルマが決められている場合は問題ありませんが、達成できそうもないノルマを設定してくる企業もあります。

労働者は、なんとかノルマを達成しようと努力し、家に帰るのもままならない状態が続くといったケースもあります。人によっては、会社に泊まり込んでまで仕事を続ける場合もあるのです。

このような状態なら、過労死につながることもあるでしょう。過度の労働が発生してしまう企業はブラック企業と言えるでしょう。

離職率が高い

次から次へと辞める人が後を絶たない企業は、労働環境が悪い可能性があります。また、常に求人募集を行っている企業も、人手が足りないことを物語っているので、ブラック企業と言えるでしょう。

注目は、新入社員や中途社員の離職率です。入社後、早めに退職した人数が多い企業は、いろいろな問題を抱えている場合があります。

転職などを考えている場合は、前もって企業情報を入手しておくことが大切です。

給料が低すぎる

労働状態に対して給料が低いと感じている場合は、ブラック企業の可能性があります。雇用契約上で、基本給に残業代が含まれていると提示されている場合、どんなに長く残業をしても超過した分の給料が入ることはありません。

拘束時間が長いことにより、発生する賃金の問題も考えられます。残業時間を含んだ労働時間を時給計算してみると、最低賃金を下回っていたというケースも少なくありません。

給与面があまりにも乏しいと感じた際は、就業時間を再度確認したり、財務処理を行っている担当者に相談したりすることをおすすめします。

給料は仕事を頑張るモチベーションの一つです。そんな給料が正しく払われていない企業は、ブラック企業と言っても良いでしょう。

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ブラック企業を面接で見極めるポイント

次は、入社面接でブラック企業を見極めるポイントをご紹介します。

ブラック企業に入社し、後からトラブルになったり長時間労働でストレスになったり、困らないためにも、しっかり見極めましょう。

個人的な質問をしてくる

面接の際に、プライベートに関わるような個人的な質問を多く投げかけてくるのはブラック企業の可能性があります。

例えば、「彼氏(彼女)はいるのか」「妊娠する予定はあるか」「結婚を考えているのか」などの質問はセクハラに当たりますし、仕事には関係ない質問ですよね。こういった質問をする企業の意図は「産休や育休制度をできるだけ使われたくない」「退職者が多いのですぐに辞めてしまう可能性がある人を避けたい」「できるだけ我慢強く企業の言う事を聞く人を見極めている」などでしょう。

ブラック企業は、人を捨て駒にする前提で長く酷使させることができる人を雇用したいと考えています。そのため、プライベートに関わる質問をしてくるのです。

入社面接でプライベートな質問をされた場合、ブラック企業を疑ったほうが良いでしょう。

大事な連絡が遅い

面接の場所や日程など大事な連絡は、スムーズに取れていなければなりません。ブラック企業に多いのは、面接に関わる連絡が常に遅いという状況です。

面接の日程さえスムーズにできない企業は、業務過多で追われていたり、面接担当者がルーズだったりと、良い印象はないでしょう。

面接のアポイント調整がなかなかうまく進まない場合は、その企業が信頼に値するのかを疑う必要があります。

面接が時間通りに進まない

いざ企業に面接に向かっても、面接がなかなか始まらず待たされてしまう、といったパターンもあるようです。

ブラック企業は、人を待たせるという事に対して罪の意識がまるでないので、「少しくらい待たせても大丈夫」と軽く考えている可能性があります。

ホワイト企業の特徴

ブラック企業の特徴などをご紹介してきましたが、反対に、ホワイト企業はどのような特徴があるのでしょうか。最後に、長く働き続けたいホワイト企業の特徴をご紹介します。

ホワイト企業は、主に以下のような特徴があります。せっかく働くなら、こういった優良企業で働きたいものですよね。

  • 離職率が低く、長く働き続ける人が多い
  • 給与が高い
  • 残業が少なく、定時で帰れる
  • 福利厚生が手厚い
  • 女性が活躍しやすい環境である
  • 有給を取得しやすい

このような特徴がある企業は、ホワイト企業と言えるでしょう。従業員がより働きやすくなる環境づくりに取り組む企業は働く側にとってもありがたいですよね。

また、ホワイト企業は大企業や上場企業であるとは限らないので注意が必要です。

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まとめ

転職や就職する際、「勤め先がブラック企業だった」と後に判明すると、過度なストレスで心身ともに疲れ果ててしまう未来が待ち受けているでしょう。

しかし、事前に企業のことをしっかり調べ、面接など企業と接触する機会でよく見極めることで、ブラック企業かどうかを見極められるかもしれません。ぜひ、ホワイト企業を見つけ、長く勤務できる企業に出会ってくださいね。