IT業界の分野・職種ってどんなものがある?~IT業界の魅力について~

IT業界のITとは「Information Technology(情報技術)」の略です。
一般的な印象として「パソコンなどの機器を使う仕事」という印象があるようです。
情報に関わる仕事ですから、確かにパソコンなどの機器が重要になります。
ですから、一般的な認識は決して間違いではありません。

しかし、パソコンを使うだけの仕事だと考えるのは大間違いです。
IT業界と一言に言っても様々な分野があります。
分野によって求められる仕事やスキルも異なるため、パソコンだけできればいいというわけではありません。
また、パソコンに触れていれば仕事ができるというわけでもありません。

IT業界にはどんな分野があるのか、大別して見て行きましょう。
フリーランスとして色々な会社と仕事をする上で必要な知識です。

IT業界の4つの分野を知ることのメリット

フリーランスとして仕事をしていると、色々な会社と関わる機会があります。
一緒に仕事をする機会もあります。
その時に「IT業界のこんな分野で仕事をしています」と紹介を受け、どんな仕事をしているか想像できるかどうかは、フリーランスとして重要なことです。

また、自分のフリーランスとしての仕事を、IT業界のどの分野にあたるか説明できるかどうかは、仕事相手や企業にとっても重要なことです。
「フリーランスのAさんはこんな仕事をしてくれるのか」
「こんなこともできるのか」
「IT業界の会社で例えるとしたら、この分野が得意なのか」
「この分野とこの分野の仕事経験があるのか」
「フリーランスとしてはこの分野の仕事が中心なのか」というかたちで、「IT業界に例えるとどの分野で仕事をしているか上手く例えること」によって、仕事の受注に繋がることがあります。

フリーランスとしての名刺を作成したとします。
しかし、名刺のスペースは限られています。
名刺に長々とした文章を書いても、商談相手が読んでくれるとは限りません。
だからこそ、メールや自己紹介で簡単にできる「私はフリーランスとしてIT業界のこの分野の仕事を中心にしています」という例え話を準備することができれば、仕事相手やクライアントの理解を得やすくなりますし、仕事や商談をよりスムーズに進めやすくなります。
簡単にIT業界を4つに分類して把握しておくことは、フリーランスにもメリットのあることなのです。

IT業界の4つの分野とは

IT業界は大別して4つの分野にわけることができます。
会社によってはより細かくわけていることもあります。
また、4つの分野に属しながら、まったく別の仕事も兼務していることもあれば、会社の部署名が分野とまったく関係のない名前がつけられていることもあります。
「A医院という病院名で、専門が内科になっている病院のようなもの」だと解釈してみてください。

IT業界は、大別して「機器(ハードウェア)」「中身(ソフトウェア)」「情報処理やサービス」「インターネット」の4つの分類にわけることができます。

①IT業界の分野「機器(ハードウェア)」

IT業界に対して多くの人が抱く「パソコンを使う」という印象があります。
パソコンは、情報処理やネット回線を使う上で必須とも言える機器です。
IT業界の中でも「機器(ハードウェア)」は、そんなパソコンなどの機器を中心に扱う分野です。

IT業界で必要になるのは、パソコンだけではありません。
他にも、スマートフォンやタブレット、キーボードやマウス、印刷機などの周辺機器、ゲーム機などのインターネット接続やサービスが利用できる機器などがあります。
近年では、家電にも色々な技術が使われており、テレビなどでもインターネットを利用したサービスを受けることができるようになっています。ですから、物によっては家電も含まれます。

IT業界の中でもパソコンなどの機器を主として扱う分野がハードウェア分野になります。

②IT業界の分野「中身(ソフトウェア)」

「中身(ソフトウェア)」は、機械の中身を主として扱う分野になります。
機器(ハードウェア)を動かすためには、脳が必要です。
その脳を扱う分野がソフトウェアの分野であると言えます。

例えばパソコンの場合、機器だけ存在していても動いてくれません。
中にパソコンの脳とも言うべきOSが入っていないと、本来の用途に基づいて使うことができません。
このOS部分(脳の部分)を扱うのがソフトウェアの分野になります。
機器(ハードウェア)の分野と比較しながら覚えると、すんなり覚えることができます。

③IT業界の分野「情報処理やサービス」

情報処理やサービスの分野は、企業や個人事業主などが利用するソフトやハードウェアの導入や保守を担当する分野です。
例えばA企業が、仕事に必要なシステムを導入したいと考えていたとします。
しかし企業側はITについて深い見識を持っていませんでした。
こんな時は情報処理やサービスを担当する分野の出番です。

IT業界の中で情報処理やサービスを担当する分野は、顧客となるA企業にマッチしたシステムを選び、導入を行います。
また、システムだけ選んで「後は企業の方でどうぞ」と言っても、企業内で全て行うことは難しいため、セットアップから保守点検、相談なども、この情報処理やサービスの分野で担当します。

システムの保守点検のために顧客のところへ足を運ぶ機会も多いため、IT業界の中でも顧客と顔を合わせる機会の多い分野です。企業によっては、営業と兼務していることがあります。

④IT業界の分野「インターネット」

IT業界の4つ目の分野は、「インターネット」です。
インターネットの分野は、インターネットで広告をしたり、webサイトを作ったり、ネットのコンテンツを充実させたりする分野です。
また、企業や個人がインターネットを導入する際にサポートをしたり、検索エンジンやSNSなどの準備や構築をしたり、運用などをしたりする分野でもあります。

ある企業がインターネットショッピングを導入したいと考えていたとします。
こんな時は自社でショッピングサイトやシステムを構築してもいいのですが、やはり専門家の力を借りたいと考えるのではないでしょうか。こんな時に企業や個人の力になるのが、インターネットの分野になります。

最後に

一言にIT業界と言っても、そこには色々な分野があります。
医療業界の仕事が医師だけではなく、看護師や薬剤師、医療事務、研究職など様々な分野や職業を指すことと同じです。
法律業界にも、弁護士や司法書士、検事、企業法務や弁理士など、様々な分野や仕事があります。
IT業界にも同じように、いくつもの分野や仕事があるのです。

仕事相手やクライアントがIT業界のどの分野に属するのか、簡単にでも判別できること。
そして、自分がIT業界に例えるとどの分野で仕事をしているのかを自己紹介として簡単に話すことができるようにしておくことは、仕事の受注にも関わります。IT業界と一括りにせず、分野をおさえておくように気をつけることが大切です。