SAPの副業は稼げるの?単価相場や業務内容など副業案件をチェック!

SAPエンジニアとして働いているという方の中には、収入アップやスキルアップなどを目指して副業にチャレンジしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、
「副業案件にはどんなものがあるの?」
「SAPの副業は稼げる?」
など、疑問や不安から踏み出せていない方もいることと思います。
そこで今回は、SAPの副業案件について、その内容や相場などをご紹介していきます。
目次
SAPとは?
SAPとは、ドイツのソフトウェア企業SAP社がリリースしているERP製品のことを指します。
「ERP (Enterprise Resource Planning) 」とは何かというと、日本語では「統合基幹業務システム」とされるもので、ヒトやカネ、情報まで企業内の様々な経営資源を一元管理するためのシステムです。
- 会計管理
- 販売管理
- 在庫購買管理
- 生産管理
- 人事給与管理
といったような主に5つに分けられるシステムを統合して提供している、ERPパッケージのうちの製品のひとつが、SAPだということですね。
SAPエンジニアには副業がおすすめ!そのメリット
そんなSAPを用いた開発を担うエンジニアをSAPエンジニアと呼びますが、SAPエンジニアなど、SAPの知識やスキルを持つ方は、副業にチャレンジするのもおすすめです。
副業を行うことで収入をふやすことができるのはもちろん、本業ではできないような案件にも挑戦でき、スキルアップや実績作りにも役立つでしょう。
また、副業を通してクライアントなどと地道に関係を作っていくことで人脈づくりも行うことができます。
後にフリーランスとしての独立を目指している方などは特に人脈など、独立の際の足掛かりを作ることは重要になってくるでしょう。
独立はリスクも高いですが、事前に副業で案件を始めておくことでリスク軽減も可能ですね。
SAP副業案件の動向
それでは実際のSAPの副業案件について、内容や単価など、その動向を見ていきましょう。
業務内容
SAPの副業案件では、設計から開発、保守業務まで多岐にわたります。
フリーランス案件など、高スキルを求められるものにはコンサルティングなどの案件も存在しますね。
具体的な内容としては、
- SAPの導入支援
- システムの設計開発
- 既存システムの保守業務
- SAPの知識を活かしたマニュアルや記事の作成
など、様々なものがあります。
基本的に実務経験なしで獲得するのは難しく、目安として3年以上の実務経験を求められることも多いため、まだ経験が浅いという方はまず経験を積むところから考えていきましょう。
案件数・単価相場
SAPのニーズは高く、案件数も安定していると言えるでしょう。
ですが、週1日〜2日稼働などの副業案件は人気があるため掲載されてもすぐに応募が終了してしまったり、スキルや経験を求められることも多いですね。
単価相場は案件の内容や経験年数、必要スキルなどによっても差がありますが、フリーランス向け案件全体の相場が70万〜80万円ほどとされています。
これらは週5日稼働の相場なので、週1日〜2日稼働となる副業案件では15万円〜30万円ほどになるでしょう。
将来性
SAPは、現在も様々なメーカーや官公庁などでも活用されており、需要の高い技術です。
今後もさらに需要の拡大が考えられるため、将来性は高いと言ってよいでしょう。
既存システムの保守案件なども見られますね。
IT業界全体の人手不足やSAPの専門性の高さもあり、高いスキルを持つSAPエンジニアは重宝されるでしょう。
しかし、IT業界は進歩も早く、SAPに代わるERPが出てくる、といった可能性はゼロではありません。
常に需要の高いエンジニアになれるよう、学習を続けられると良いでしょう。
SAPの副業案件で求められるスキル
副業案件を受注するには、当たり前ですがスキルがなければいけません。
SAPの知識やスキルはもちろん、その他にも次のようなスキルがあると良いでしょう。
◯ABAPの知識
ABAPは「Advanced Business Application Programming」の略で、SAP開発に用いられる言語です。
SAPの標準機能で対応できなかった場合にはアドオン開発を行うことになりますが、そこで使われる専用の言語ですね。
◯モジュールのスキル
SAPには各領域ごとに様々なモジュールが存在するため、複数のモジュールに対応できるよう、各モジュールの知識があると良いでしょう。
◯SAP関連資格
資格があることで、対外的にアピールでき案件獲得に有利になるでしょう。
コンサルティング業務で高単価を目指したい方には、「SAP認定コンサルタント」という資格の取得もおすすめです。
SAP副業案件を獲得する方法
副業をスタートさせるには、まず案件獲得から始めなければなりません。
高収入を目指すためにも条件に合った案件を獲得するためにも、案件探しの方法は重要になってくるでしょう。
主な案件獲得方法は、以下になります。
クラウドソーシングの利用
まずは、クラウドソーシングサービスの利用ですね。
クラウドソーシングサービスでは小規模な案件が豊富に掲載されているため、
「とりあえずSAPで副業をやってみたい」
「稼働できる時間が限られている」
という方におすすめです。
初心者の方は、試しにチャレンジしてみると良いでしょう。
知人の紹介・SNS活用
友人や本業で出会ったクライアントなど、知人からの紹介で案件を獲得している方も中にはいるでしょう。
また、SNSで情報を発信し、そこから依頼が来たりといったこともあり得ます。
クラウドソーシングなどと並行して、SNSでの情報発信を行ってみても良いでしょう。
近年ではビジネス系のSNSなどもいくつかあるため、有効に活用すると良いですね。
こちらの情報発信だけでなく企業側の経営理念などについても知れるため、もし興味のある企業があればこちらから直接営業をかけるという方法もあります。
エージェントサービスの利用
「高単価の案件を獲得したい」
「それなりにスキルがあり、さらにスキルを活かせる案件を獲得したい」
という方におすすめなのが、エージェントサービスです。
エージェントサービスでは、自身のスキルや希望する条件に合わせて、エージェントが案件を紹介してくれます。
信頼できるスキルのある人間に直接依頼できるよう、難易度が高く高単価の案件はエージェントからの紹介でしか受けられない場合もあるため、高収入を目指す方は利用してみると良いでしょう
もちろん、エージェントによって案件探しの手間なく案件を獲得することができるため、案件の探し方が分からないという初心者の方にもおすすめです。
まとめ
今回の記事ではERP製品のひとつであるSAPの副業について、その単価や内容、案件獲得の方法まで詳しくご紹介しました。
あらゆる業界でDXが推進され、企業にとってもITが欠かせないものとなる中で、SAPは経営資源の一元管理を行う重要な役割を担っています。
SAPスキルを活かした副業に興味があるという方は、ぜひ案件獲得を目指してみてはいかがでしょうか。