姿勢が悪いと体に負担がかかる!今すぐ実践したい改善方法
みなさんは自分自身の姿勢についてどう思いますか?
姿勢が悪いと見た目が悪いだけではなく、健康面や美容面などに多くの悪影響を与えます。
しかし、今すぐに治そうと思ってもどうすればいいのか分からないですよね。
そこで今回は効果的な姿勢の改善方法をご紹介したいと思います。
目次
姿勢が悪いと引き起こされるデメリット
まず、姿勢が悪いと具体的には一体どんなデメリットがあるのか知っておきましょう。
肥満になりやすい
肥満にならないためには、効率よくエネルギーを消化吸収しなければいけません。
しかし、姿勢が悪いと内蔵の位置がズレたり内臓に負担がかかったりします。
そうすると内臓が本来の正しい働きをしなくなり、消化吸収が上手くいかず肥満に繋がります。
さらに、姿勢が悪いと筋肉が硬くなり、血行が悪くなることによって水分の流れも滞るため、むくみの原因になります。
また、エネルギー消化には酸素が必要ですが、猫背だと肋骨が開かなくなり、肋骨に囲まれた肺が小さい状態になるため、姿勢が良い人と比べて取り込める量が減ってしまいます。
ウォーキングを正しい姿勢で行った場合と猫背で行った場合、猫背の方はカロリー消費量が正しい姿勢の方と比べて10%少ないという結果も出ています。
太りやすい方やむくみやすい方は姿勢が原因の可能性も高いので、生活習慣を改善すると共に姿勢についても見直すことが必要です。
肩こりや腰痛
姿勢が悪いと筋肉のバランスが崩れたり、関節の位置が狂ったりします。
姿勢が悪いまま生活を続けていくと体の特定の位置に負荷がかかり、肩こりや腰痛の原因になります。
姿勢が悪いせいで血行が悪くなると老廃物が溜まってしまうのですが、これも肩こりや腰痛を進行させます。
自律神経が乱れる
血行が悪くなると脳にあるホルモン分泌のバランスを整える働きをする下垂体に影響を与えます。
下垂体の血流が悪くなるとホルモン分泌が上手くいかず自律神経が乱れてしまいます。
姿勢が悪いと眠りも浅くなってしまうので、その結果自律神経失調症やうつ病に拍車をかけてしまうこともあります。
このように、あまり知られてはいませんが姿勢は精神面にも悪影響を与える可能性があるのです。
美容面への影響
背中の筋肉は頭や顔の皮膚を引っ張る働きをします。
背中を丸めて座っていると、頭や顔の皮膚が使われずに段々と衰えていき、たるみへと繋がります。
また、血行が悪くなったり老廃物が溜まったりすると肌荒れやくすみの原因にもなります。
姿勢が悪いと見た目が悪くなり、折角おしゃれをしても台無しになってしまいますし、猫背で俯きがちな方は消極的で自信がないというイメージを持たれやすくなります。
良い印象を持たれるためにも、姿勢を正しくすることはとても大切です。
上記でご紹介した以外にも姿勢が悪いと便秘、頭痛、冷え性、集中力の低下など、様々なデメリットがあります。
今は影響がないと思っていても、実は徐々に体を蝕んでいる可能性があります。
自分自身の姿勢が少しでも気になる方は意識して姿勢を正すことを心掛けてください。
正しい姿勢とは
デスクワークをしている方やスマホをよく見る方は、長時間同じ姿勢でいることが多いと思います。
長時間同じ姿勢でいると筋肉が凝り固まると筋肉の柔軟性が無くなってしまいます。
また、運動不足も筋肉が衰え、正しい姿勢が保てなくなる原因の1つです。
本来の正しい姿勢とは真っ直ぐに立った時に耳・肩・骨盤・くるぶしが一直線になっている状態です。
この4点の位置が乱れている場合や、正しい姿勢でいると疲れを感じる場合は注意が必要です。
正しい姿勢に慣れていれば疲れることはありません。
正しい姿勢を意識すると疲れてしまうのは普段の姿勢が悪い証拠ですので、ご紹介する姿勢の改善方法を実践してみてください。
姿勢改善方法
姿勢を正しくするためには衰えた筋肉を鍛えることが重要です。
様々な位置にある筋肉を鍛える手順をご紹介します。
腹筋と背筋のストレッチ
- うつぶせに寝て、足を肩幅程広げて爪先を立てます。
- 手を顎の隣に置いてそのまま両手で上体を起こし、5秒間キープします。
- ゆっくりと息を吸いながら元の姿勢に戻ります。
- これを10回繰り返しましょう。
肩甲骨のストレッチ
- 手を後ろ手で組んで上に上げます。
- 組み手を変えて数回繰り返します。
- 直立状態で腕を90度に曲げます。
- 腕を後ろに引いて、そのまま90度の角度を保ったまま肘をつけたり離したりします。
- テンポよく10回繰り返します。
骨盤のストレッチ
- 仰向けになり、両手のひらを頭の後ろにあてて膝を立てます。
- 息を吐くと同時に上体を起こし、右手を左膝につけます。
- 息を吸いながら仰向けに戻り、また息を吐きながら上体を起こし、左手で右膝をつけます。
- 交互に10回程繰り返します。
- 仰向けになり、両膝を両手で抱えます。
- そのまま左右に数回転がります。
自宅で簡単にできるストレッチ方法です。
リラックスしながら行うことが大切なので、好きな音楽や映画などを流しながら毎日継続しましょう。
ヨガ
ヨガはこりをほぐすだけでなく体質改善効果も期待できます。
姿勢改善を目指している人向けのコースがあるヨガ教室もあるので、長く通えるようにアクセスや料金をよく確認し、まずは体験コースから始めてみてください。
また、自宅でできるヨガのポーズもあります。
自分が1番鍛えなければいけない部分はどこなのかを調べ、少しの時間でもいいので毎日取り組みましょう。
矯正グッズ
ベルトやクッションなど、姿勢を正すためのグッズはたくさんあります。
インターネットで販売されている矯正グッズを見ると低価格なものから高価なものまで幅広い種類の中からお気に入りのアイテムを選ぶことができます。
中には職場で使える矯正グッズもあるので、仕事をしながら姿勢を改善することができます。
ただし、矯正グッズに頼りすぎるとむしろ筋肉が衰える可能性があるため、グッズを使う際はストレッチなど運動も行うことをおすすめします。
整体
整体はプロの整体師が体の歪みを正しい位置に戻すマッサージをしてくれるところです。
体質改善や美容にも効果的で、1度の施術でも効果を感じることができます。
分からないことがあっても、相手が専門の方なので安心して相談できますね。
お試しコースや割引期間などで低価格で施術を受けられる場合もあるので、事前にチェックしていくことが大切です。
最後に
いかがでしたか?
長年染み付いた姿勢を改善することはとても難しいことですが、姿勢を正すことにより多くのメリットがあり、将来のためになると考えると努力は無駄ではないことが分かりますね。
この記事を参考に、正しい姿勢で快適な生活を送ってくださいね。