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データベースエンジニアの平均年収|収入アップのポイントも徹底解説!

データベースを扱うデータベースエンジニアを目指している、またデータベースエンジニアとして働き始めたばかりだという方の中には、その年収が気になっているという方もいるのではないでしょうか。

年収は、転職などにおいても重要なポイントですよね。

今回はそんな方に向けて、データベースエンジニアの詳しい年収についてと、年収を高めるためのポイントなどをご紹介したいと思います。

データベースエンジニアとは?

まず、データベースエンジニアとは、データの活用において欠かせないデータベースに携わるエンジニアのことを指します。

データベースに関わる業務は、主に3つに分けられます。

まず、Oracle DatabaseやMySQL、Microsoft SQL Serverなどといったデータベース開発のためのアプリケーションを利用して、データベースを設計・構築することです。

次に、データの保存を効率的に行うために、サーバーの最適化などを行うデータベースの管理業務です。

そして、アクセス権の管理やセキュリティ、バックアップなど稼働しているデータベースの運用業務です。

データベースに関するこれらの一連の業務をすべて担うエンジニアもいます。

それぞれの業務によって、求められるスキルも異なってきますね。

近年ではビッグデータの活用に向けて、データベースエンジニアの業務も非常に重要なものとなっています。

データベースエンジニアの平均年収と4パターンの収入モデル

厚生労働省が公表した「令和4年度賃金構造基本統計調査」によると、エンジニア職種を含めた「システムコンサルタント・設計者」の平均年収は約660万円とされています。

データベースエンジニアもこの平均と大きく乖離することはなく、実際の求人でも500万〜600万円程度の年収を提示する企業が多くなっていますね。

しかしこれはあくまで平均の値であり、データベースエンジニアの収入は職場の規模や経験年数によっても左右され、実際は個人差が大きくあります。

そんな中で、収入を最も大きく左右するポイントとなるのが、雇用形態です。

ここでは、4パターンの雇用形態別の収入モデルとその傾向をご紹介しましょう。

(出典:厚生労働省「令和4年度賃金構造基本統計調査 結果の概況」

収入モデル(1)正社員

まず、正社員として働くデータベースエンジニアの平均年収は約500万〜600万円程度とされています。

エンジニア職種の平均とそれほど差異はありませんね。

もちろん経験年数によっても違いが出てくるため、実際の求人を見ても月収にして約25万〜60万円程度まで幅広く見受けられます。

正社員として働く方でも、中には1,000万円を超える収入を得ている方もいます。

収入モデル(2)派遣社員・契約社員

次に、派遣社員・契約社員として働く場合です。

こちらも個々人のスキルや経験によっても変わりますが、派遣社員の時給は平均2,500円ほどとされています。

週5日1日8時間で考えると、単純計算で月収40万円、年収にして480万円の収入を得ることができますね。

単純な月収のみでは、正社員とそれほどの差はない印象です。

収入モデル(3)アルバイト・パート

アルバイト・パートでデータベースエンジニアとして働く場合は、時給1,500円〜2,000円ほどの求人が多い印象です。

こちらも週5日1日8時間で考えると、月収24万〜32万円、年収にして約280万〜380万円程度の収入を得ることができる計算になります。

収入モデル(4)フリーランス

最後に、フリーランスのデータベースエンジニアとして独立して案件を受けているという場合です。

フリーランスのデータベースエンジニアでは平均単価は約70万円ほどとなっており、中には150万円を超えるものもあります。

もちろん案件を受けられる数やスキルによって左右されますが、毎月コンスタントに月70万円の案件を受けられれば840万円ほどの収入になりますね。

データベースエンジニアの将来性

企業にとってIT技術は欠かせないものとなり、特に近年では、ビッグデータに注目が集まっています。

ITエンジニアそのものの人材不足が問題となっている状況から見ても、データベースエンジニアの需要には今後も問題なく、将来性は高いと言えるでしょう。

しかし、インフラエンジニアなどがデータベース業務を担当することも多い現状、データベースエンジニアの業務は大規模なものが多くなってきます。

実務経験やスキルの少ないデータベースエンジニアの需要が減っていくということも考えられるため、より深い専門知識と経験を積むことはもちろん、クラウドなど今後の需要の高いスキルを身につけることで、データベースエンジニアとしてさらに将来性を高めていきましょう。

データベースエンジニアが年収を高めるためのポイント3つ

ここまで、データベースエンジニアは将来性にも問題なく、勤務形態などによっては高収入を目指すことのできる職種であることをご説明しました。

では最後に、データベースエンジニアが年収を高めるためにはどのようなことに注意すればよいのか、そのポイントを3つ、ご紹介します。

求められるスキルを習得する

まずは、需要の高いスキルを習得するということです。

My SQLやOracleなどといった代表的なデータベース製品の知識をより深め専門性を高めたり、重大な情報を適切に守るために欠かせないセキュリティ知識を深めたりといったことをはじめ、年収を上げるために求められるスキルを身につけましょう。

特にIT技術の発展に伴ってサイバー攻撃なども多様化し、リスクが大きくなっているため、セキュリティ知識は欠かせません。

他にはクラウドなどの最新の技術に関するスキルや、クライアントへの的確なヒアリングやチームで連携して業務をこなすためのコミュニケーションスキルも身につけたいですね。

経験・スキルを積んでキャリアアップを図る

経験やスキルを積み、キャリアアップを目指すのも年収アップには良い方法です。

開発経験の中でマネジメント力を磨き、プロジェクトマネージャーを目指すこともできます。

またさらにデータに関する知見を深め、データベースコンサルタントやビッグデータを扱ったデータ分析を行うデータサイエンティストを目指すのも、難しいキャリアパスではありますが年収を上げるにはおすすめです。

経験・スキルを積んで独立する

経験やスキルを積んだら、フリーランスとして独立するのも良いでしょう。

給料制である会社員と異なり、フリーランスなら収入の天井がなくなります。

もちろんスキルが足りなければ案件を獲得するのは難しくなるため収入の波もできやすいですが、あらゆるスキルを身につけて効率良く業務を進められるようになれば、平均年収を大きく上回る収入を得ることも夢ではありません。

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まとめ

今回の記事では、データベースエンジニアを目指す方やデータベースエンジニアとして駆け出しで働く方に向けて、その年収や年収アップのポイントをご紹介しました。

キャリアアップや独立を視野に入れれば、高収入も夢ではありません。

まずはそのために、スキルや経験を積むことから始めてみてくださいね。