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【C++】フリーランスエンジニア案件の動向|高単価案件の獲得方法も

C言語から発展した言語であり、幅広い分野で採用されているC++ 。

フリーランスエンジニアの方の中にも、C++ など関連の言語を扱っているという方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。

今回はC++ の案件に興味があるという方に向けて、C++ 案件の内容など、気になる動向についてご紹介したいと思います。

「C++」とは?

C++ は、1970年代に登場したC言語にオブジェクト指向の要素を組み込んだC言語の拡張言語です。

C言語との互換性もあることが特徴のひとつであり、C言語の得意とする組み込み系からスマホゲームの開発まで、幅広い分野で使われています。

名称が似ており、混同されやすい言語にC# がありますが、C# はこのC++にJavaの要素を組み込んだ、Microsoft社による言語です。

要素が組み込まれており、元となっていますがC++やC言語とは全く別の言語であるため、互換性はありません。

C++案件の動向 

それでは、そんなC++ の案件にはどのようなものがあるのでしょうか。

単価など、4つの気になる項目に分けてその動向を見ていきましょう。

案件数

C++ は汎用性が高いため、前述したように幅広い分野で採用されています。

そのため案件数も比較的多く、さらに単価もほかの言語と比べて高い傾向にあることが特徴です。

また、案件の特徴としてリモート案件が少ないことも挙げられます。

これは、C++ の案件には業務系のシステムなどセキュリティ面が重視される案件や、社内ネットワークを利用するなど常駐でなければ行えない案件が多いためですね。

種類・業務内容

C++案件の業務内容は多岐にわたり、

  • 組み込み系・制御系
  • Webアプリケーション開発
  • 業務系システム開発
  • ゲーム開発 
  • AI開発

など、様々な分野のものがあります。

幅広い案件があるため、自分の興味のある分野の案件に携われる可能性が高いのもメリットですね。

単価・報酬

C++ 案件の平均単価は、約60万〜80万円とされています。

実際にエンジニアルートに掲載されている案件を見ても、同程度の案件が見られますね。

しかし、あくまでこれは平均の値であり、個人の経験年数やスキル、また業務内容や分野によっても大きく異なります。

高単価・高収入を目指したいという方はスキルや経験を積み、上流工程の担当やマネジメント・リーダー的役割を担えるようなエンジニアを目指すのが良いですね。

また、将来性を高めるという意味でもAIなどの先端分野の知識を深めるのもおすすめです。

将来性

C++をはじめとしたC言語は現在も多くのシステムで利用されており、今後も無くなることはないと言えるでしょう。

既存のシステムはもちろん、IoT の広がりなどでC++ やC言語が得意とする組み込み系システムの需要もあり、今後の新規案件の発生も考えられます。

そのため、将来性にも問題ないと言えるでしょう。

しかし、C++ は習得が比較的難しい言語であると言われているため初心者などが学びやすい言語ではなく、習得するエンジニアが減ることが懸念されています。

理解しやすい言語にシェアが移ることもないとは言えないため、エンジニアとして最新の情報を常にチェックすることが重要になりますね。 

フリーランスがC++案件を受注するために求められるスキル

幅広いC++ 案件を受注するためには、様々なスキルが必要です。

フリーランスエンジニアがC++ 案件を受注するために求められる主なスキルが、次の4つになります。

C++を用いたプログラミングスキル

まず必須となるのが、C++を用いたプログラミングスキルや開発経験です。

幅広い案件があるC++ 案件では、例えばゲーム開発では開発エンジンであるUnityなど、それぞれの開発現場でC++以外にもプログラミング言語やツールのスキルや知識が求められることがあります。

様々な案件に対応するため、汎用性の高い言語や自分の興味のある分野で活用されるものなど、C++ 以外のスキルも身につけておきましょう。

案件に関わる業界・業務知識

参画したい案件に関わる業界知識があると業務理解度が高まるほか、受注へ向けたクライアントへのアピールにもなるかもしれません。

知識があれば案件に参画した際にも業務を進めやすいほか、適切な提案などが可能になるためクライアントからの信頼も得やすくなるでしょう。

興味のある業界や希望する案件で活用する技術の情報など、自ら情報を集めて学んでおきましょう。

特に、IoTや機械学習、ビッグデータ、ARなど、案件に関連する業界の最新技術に関する知識は高単価案件につながります。

開発対象を取り扱う技術

こちらも幅広い分野の案件があるC++ ならではのスキルですが、開発する対象に合わせてそれらを取り扱う技術が必要になります。

AI分野であれば人工知能データの分析に関わる技術、組み込み系システムであれば、Linuxなどの業務に利用されるOSを扱えるスキルなどですね。

これまでの項目でもご紹介したように、C++ エンジニアにはC++ 以外にもプラスで幅広いスキルが求められるということです。

コミュニケーション能力

案件動向でもご説明したように、案件の性質上C++案件ではリモート案件が少なく、ほとんどが常駐型やプロジェクトチームへの参加になります。

そのため、クライアントはもちろん常駐先の社員やチームメンバーなどとしっかりコミュニケーションをとれるスキルが必要になります。

もちろん、リモート案件においてもフリーランスはクライアントとのコミュニケーションが重要になるため、コミュニケーションスキルを意識して身につけておいて損はありません。

C++の高単価案件を獲得するためには?

C++ で高単価案件を獲得したいフリーランスエンジニアは、以下のことを意識してみましょう。

大規模開発や上流工程の経験を積んでおく
・C++の関連資格を取得する
・フリーランス向け案件サイトで案件を探す

高単価の案件では、上流工程や大規模開発でのマネジメント・リーダー業務などが多くなります。

そのため、そういった経験を積んでおくことが重要になります。

クライアントにスキルをアピールするために、関連資格を取得するのも良いでしょう。

C++ の関連資格には、海外の団体である「C++Institute」が運営する『C++ Certified』があります。

アソシエイトとプロフェッショナルの2つの難易度がある試験で、まだ日本での知名度は低いですがスキルの証明やスキルアップのための学習にはおすすめです。

そして、最もおすすめしたいのがフリーランス向け案件サイトを利用して案件を探すということです。

案件サイトでは、エージェントサービスを利用できることがあります。

要求されるスキルや経験はもちろん高いですが、エージェントは高単価案件など条件の良い案件を紹介してくれることが多いため、高単価を目指す方はぜひ利用してみましょう。

まとめ

今回はC言語の派生言語である、C++ のフリーランスエンジニア向け案件について、その内容や単価、将来性など、気になる動向を詳しくご紹介しました。

幅広い案件のあるC++で高単価案件を受注するためには、C++ 以外にも様々なスキルや経験を持つことが重要になります。

十分にスキルがあるという方は、ぜひ案件サイトを利用して業務に活かしてみてくださいね。