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CSS案件の主な種類と単価相場|必要スキルと案件の獲得方法も

Webサイトのデザインを整えるために必須の言語、CSS。

Web開発などでCSSを扱った経験のある方やWeb制作に興味がある方など、フリーランスエンジニアの中にはそのスキルを業務に活かしたいと考えている方もいるのではないでしょうか。

今回はそんな方に向けて、CSS案件についてその内容や動向などをご紹介します。

CSSとは?

CSS(Cascading Style Sheets)とは、Webサイト制作などで文字の色を変えたり、大きさを変えたりといった装飾部分の開発を行うための言語です。

Webサイト制作においてCSSとともに利用されるのがHTMLですが、HTMLはWebサイトの骨組みとなる文章構造を作るのに使われるのに対し、CSSはHTMLで作られた構造に装飾を施す役割を担っています。

CSSとHTMLはこのようにそれぞれに役割が異なるため、「HTML/CSS」などと表記されるなど、基本的にセットとして扱われることが多いですね。

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CSS案件の主な種類と業務内容

CSSの案件は基本的に、「Webサイトの制作や運用」をメインとしたものになります。

中でも、案件ごとに細かな業務内容の違いがあります。

CSS案件の主な業務の種類をご紹介します。

Webサイト全体のコーディング

Webサイト制作において全体のコーディング業務を行う案件は、CSS案件のメインとも言えるでしょう。

指定された仕様書などの内容やデザインに沿って、HTML/CSSを使ってコーディングを行う業務です。

そのため、やはりCSSだけではなくセットでHTMLのスキルが必須です。

また、骨組みを作るHTML、装飾を施すCSSに加えて、動的なサイト制作を可能にするJavaScriptのスキルがあると、参画できる案件の幅が広がりますね。

デザイン含むWebサイト全体の制作

全体のコーディングのみの案件のほかに、デザインを含めたWebサイトの全体的な制作案件も存在します。

難易度が高く業務の幅が広いため、単価が高い傾向にあります。

単純なデザイン性の高さだけでなく、Webサイト制作ではユーザーが利用しやすいかどうかも重要なポイントとなりますね。

デザインスキルやIllustrator・Photoshopといったデザインに使用するソフトのスキルがあると受注しやすいでしょう。

Webサイトの更新・修正

初心者でも受注しやすいのが、既存のWebサイトの更新・修正案件です。

クライアントの希望にそって画像を変更したり、レイアウトや色合いを変えたりといった業務ですね。

中には大きな変更を行うために、サーバーサイドの知識を要するものもあります。

CSS案件の単価・報酬目安

CSS案件の単価は、その業務内容によって大きく異なります。

Webページの修正や変更などでは1件1万〜5万円程度、サイトのコーディング業務では5万〜10万円程度、デザインを含むホームページ全体のコーディング業務では10万〜30万円程度の報酬が相場となっていますね。

これらは月額での委託契約ではなく、成果報酬型の案件が多いためこのような報酬額となっています。

また、CSSだけでなくHTMLやReactなど様々な他言語を利用したフロントエンド業務案件が多く見られます。

実際にエンジニアルートに掲載されているCSSを含む案件では単価50万〜70万円となっています。

フリーランスエンジニアとして案件を受けたい方は、合わせて様々な言語スキルを身に着けておくと良いでしょう。

CSS案件の動向・将来性

Webサイトの需要は非常に高いため、現在、CSS案件は比較的数が多く、ある程度スキルがあれば案件の獲得には困らない状況となっています。

しかしデジタルが急速に発展する近年では、ノーコードツールと呼ばれるコーディングせずに直感的なマウス操作のみでWebサイトなどを制作できるツールなど、高機能なサービスが注目され始めており、HTML/CSSコーダーの需要は下がるということが予想されています。

とはいえ、HTML/CSSコーダーとして培った知識はWeb業界で大いに役立ちます。

HTML/CSSコーダーとしてのスキルをベースにさらなるスキルや知識を蓄え、キャリアを広げていくと良いでしょう。

CSS案件の受注に求められるスキル

CSS案件の受注には、もちろん様々なスキルが必要になります。

CSS案件を獲得するために求められるスキルをご紹介します。

コーディングスキル

まず、どの案件においても必須となるのがプログラミング言語、HTMLやCSSなどを利用したコーディングスキルです。

HTMLやCSSによってクライアントからの指示や定められたデザイン通りにコーディングを行えるスキルがあれば、まず簡単な案件は獲得できるでしょう。

プラスしてJavaScriptのスキルがあれば、さらに幅広く案件を獲得することができますね。 

Webサイトに多く利用されているWordPressのカスタマイズに使われるPHPなどもおすすめです。

UI/UX 設計スキル

ユーザーが実際に触れる部分であるUI(ユーザーインターフェース)や、ユーザーの使用感想を示すUX(ユーザーエクスペリエンス)など、ユーザーからの使いやすさを意識した設計にできるスキルも求められます。

デザインやUI/UX 設計が業務に含まれた、より高単価の案件を獲得することができるでしょう。

Webデザインスキル

高単価のCSS案件、Webサイト制作案件では、コーディングにプラスしてデザイン業務も行うことを求められます。

デザインについて学び、Webデザイナーとしてサイト制作案件を請け負うことで高収入が目指せますね。

また、合わせて各種ツールを扱えるようになると良いでしょう。

デザイン業務で使用するIllustratorPhotoshop、サイト制作に使われるWordPressなど、様々なツールの基本機能を扱うことができればさらに案件の幅が広がります。

未経験者がCSS案件を獲得するまでのステップ

CSS案件には、CSSでの開発経験を必須としているケースも多くあります。

そのため、未経験の方が独学で突然独立するというのは難しくなるでしょう。

未経験からCSS案件を受注したい場合には、まずITの基礎知識とHTML/CSSの基礎知識を学び、次のステップを踏みましょう。

①HTML/CSSコーダーとして最低2年以上企業で働く 

②ある程度のスキルと経験を習得したら実績の分かるポートフォリオを制作する

③まずは初心者向けの副業案件からチャレンジする

これが、未経験者が案件獲得を目指す基本の形になりますね。

副業案件を探すには、フリーランスエンジニア向けの案件サイトを利用するのもおすすめです。

案件数も豊富にあるほか、エージェントサービスも利用できるため、案件探しが初めてだという方も営業の手間や不安なく条件にあった案件を見つけやすくなりますね。

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まとめ

今回の記事では、CSSの案件について、その業務内容や単価、必要なスキルなどを詳しくご紹介しました。

CSSはHTMLとともにWebサイト制作に欠かせない言語であり、他の言語やツールと合わせて身につけることでWeb制作の幅広い案件に参画できるでしょう。

すでにCSSを身に着けており、業務に活かしたいという方は、早速案件を探してみてはいかがでしょうか。