JavaScript案件の動向は?求められるスキルと案件の探し方も
Webページ制作など、Web系案件で広く使われる言語、JavaScript。
今回はそんな方に向けて、JavaScript案件の業務内容や単価など、気になるポイントをご紹介したいと思います。
フリーランスエンジニアの方の中にもすでに習得している、習得を目指しているなどJavaScriptの案件に興味があるという方も多いのではないでしょうか。
目次
JavaScriptとは?
1995年に開発されたプログラミング言語であるJavaScriptは、特にユーザーがクリックした後の処理など、動的なWebページ制作に使用されています。
ブラウザ上で実行できるコンパイル言語として圧倒的なシェア率を誇り、Webページの制作には欠かせない言語と言えるでしょう。
2010年にはサーバーサイドで利用できるJavaScript環境「Node. js」が登場し、フロントエンドだけではなくサーバーサイドでもJavaScriptが活用され始め、近年はより幅広い分野で使用される人気の言語のひとつとなっていますね。
JavaScript案件の動向
そんなJavaScriptを扱う案件にはどのようなものがあるのでしょうか。
JavaScript案件の動向を、気になる4つの項目に分けてご紹介します。
案件数
JavaScriptはWebサイト・Webサービスを中心に幅広く利用されているため案件数も多く、また、初心者向けから高いスキルの求められる上級者向けまで多様な案件があります。
JavaScriptを扱うエンジニアの数も多いですが、需要と供給のバランスは比較的とれていると言えるでしょう。
案件数が多いため、たとえ単発案件の繰り返しであっても継続して安定的な収入を得られる可能性が高くなります。
経験の浅いフリーランスエンジニアにとっても、習得しておいて損はないでしょう。
種類・業務内容
案件の内容としては、フロントエンドにあたるWeb系の案件、なかでもUI / UX に関わる業務が多いことが特徴です。
また、フロントエンドのみならずJavaScript環境を利用したサーバーサイドのプログラミング案件も少なくありません。
こういった案件にはNode.js などJavaScript環境に関する知識やスキルが必須となりますので、あわせて学習しておきましょう。
JavaScriptは前述した通りWebページ制作には欠かせない言語で、ほぼすべてのWebサイト・Webサービスで用いられていることから、案件の種類も多種多様です。
近年では、スマホアプリ関連の案件も増加傾向にありますね。
勤務形態
JavaScript 案件では常駐型の案件は少なく、ほとんどが在宅・リモート型の勤務形態となります。
大規模な業務系システムやスマホアプリ開発の案件では、比較的常駐型が多くなりますね。
JavaScript案件に多いフロントエンド業務では、リモート型の案件が多いことが特徴です。
一口に常駐型と言っても、稼働時間は週2日〜フル出勤までさまざまです。
週2〜3日の案件はエンジニア側からの需要もあり、クライアントの求めるスキルや経験も高まる傾向にあるでしょう。
単価・報酬
JavaScript 案件の単価相場は、約50万〜80万円ほどとされています。
実際に「エンジニアルート」に掲載されている案件でも、単価60万〜80万円の案件が多くなっていますね。
しかし、この単価はあくまで相場であり、スキルや経験年数によっても異なります。
単価の高い案件では高いスキルを求められることになりますので、高収入を目指す方はまず経験やスキルを積むところから始めましょう。
JavaScript 案件の受注に求められるスキル
JavaScript案件を受注するためには、様々なスキルが必要になります。
案件受注に必要なスキルを、必須スキルと高単価案件を目指すために必要なスキルの2項目に分けてご紹介します。
最低限必要なスキル
◯Webサイト制作スキル
まず、必須となるのがWebサイト制作のスキルです。
JavaScript案件の中でも主流となるのがWebサイト制作におけるフロントエンド業務となりますので、JavaScriptはもちろんHTML/CSSといったWebサイト制作に欠かせないマークアップ言語のスキルが求められるでしょう。
◯WordPressを扱えるスキル
WordPressは、JavaScript案件で扱う様々なWebサイトに導入されています。
WordPressの導入が業務内容に組み込まれている案件も多々ありますので、WordPressのカスタマイズができるスキルもあると良いでしょう。
◯PHPのスキル
前述したWordPressを扱うために必要なのが、WordPressのバックエンド言語であるPHPです。
PHPの基礎を習得しておけば、効率よく、より高いレベルでWordPressが利用できるでしょう。
高単価案件の獲得に必要なスキル
◯UI/UXの知識
システムを操作する際のデバイスであるUI(ユーザーインターフェース)や、ユーザーが体験するサービスの質を表すUX(ユーザーエクスペリエンス)に関する知識を身につければ、より良いシステムを構築することができます。
質が高く、付加価値のあるシステムやアプリケーションを構築できるエンジニアになることで、エンジニアとしての市場価値を高めることができるでしょう。
◯設計や要件定義など上流工程のスキル
高単価案件では、要件定義や設計といった上流工程を担当する案件が多くなります。
そのため、これらのスキルや経験のあるエンジニアになることで高単価案件の獲得に有利になるでしょう。
◯フレームワークやライブラリのスキル
フレームワークやライブラリに関するスキルも、エンジニアとして価値を高めるためには重要です。
フレームワークやライブラリをしっかり活用できれば、作業量を削減し、より効率的にJavaScriptを使った開発が行えるようになります。
JavaScript案件の将来性
WebサイトやWebサービスは、現在も増加し続けています。
そんなWeb制作において欠かせない言語であるJavaScriptの需要は非常に高く、JavaScript案件の将来性は高いと言えるでしょう。
汎用性の高い言語でもあるため、今後も更に活躍の場を広げることが予想されます。
JavaScriptを扱うエンジニアとしてさらに需要を高めるためには、ITのトレンドを常に追い、最先端の技術に関する知識・スキルを身につけることを意識しましょう。
最新の技術が扱えるエンジニアになれば、高単価案件の継続受注にも繋がるかもしれません。
フリーランス向けJavaScript案件の探し方
フリーランス向けJavaScript案件の探し方には、主に
- クラウドソーシングの利用
- 知人からの紹介
- フリーランスエンジニア向け案件サイトの利用
の3つがあります。
中でもおすすめなのは、フリーランスエンジニア向け案件サイトを利用することです。
フリーランスエンジニア向け案件サイトは豊富な案件が掲載されている他、エージェントサービスを利用できることがあります。
営業の必要なくエージェントが自分のスキルや希望に合った案件を紹介してくれるサービスで、条件の良い案件も見つけやすいためおすすめです。
案件獲得をより有利にしたい方は、クライアントに自身のスキルを証明するために、資格や実績、またそれを分かりやすくアピールするポートフォリオを作成しておくと良いでしょう。
まとめ
今回の記事では、フリーランスエンジニアの方に向けてWeb制作で人気の言語のJavaScriptの案件について詳しくご紹介しました。
JavaScriptは将来性も高く案件数も多いため、習得しておいて損はない言語です。
すでに習得しており、業務に活かしたいと考えている方は、ぜひすぐにでも案件探しを始めてみましょう。