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Java案件の動向と主な業務内容|報酬目安・必要なスキル・探し方

汎用性が高く、様々な開発の場で採用されている人気の言語であるJava。

ニーズの高いJavaは、現在フリーランスで活躍するエンジニアでも開発経験がある方が多いのではないでしょうか。

今回はそんな開発経験を活かしたJavaの案件に興味があるというエンジニアの方に向けて、Java案件の具体的な業務内容や単価などについてご紹介したいと思います。

そもそも「Java」とは

C言語をベースに開発されたプログラミング言語、Javaは、様々なシステム開発を始めとした多くの開発現場で利用されている世界的にも人気な汎用性の高い言語です。

Javaは、要素をひとまとめにした「オブジェクト」と呼ばれるモノを組み合わせて構築するというオブジェクト指向の言語であることが大きな特徴です。

他にも、優れたセキュリティも特徴のひとつですね。

オブジェクト指向であることから複数人での開発にも適しており、大規模な開発を効率的に進められる言語として多く採用されていますね。

Java案件の動向

人気の言語であるJavaの案件では、次のような動向が見られます。

◯大規模な開発案件が多い

まず、前述したように大規模な開発案件が多くあるということです。

オブジェクト指向でコードの修正や再利用がしやすく、複数人でも効率的に開発できることに加え、セキュリティも堅牢であることから、安定性を求める金融やインフラなどの大企業にも採用されています。

特に、企業の根幹システムなど大規模なシステムでの需要が高くありますね。

◯常に多くの案件がある

根幹システムからWebサイトの構築、スマートフォンアプリの開発など、Javaは様々な開発案件で高い需要があります。

そのため、常に多くの案件があるでしょう。

保守案件の発生等も考えられ、今後も安定した案件数が予測できます。

◯リモート案件が少ない

近年ではリモートワークも広がりを見せていますが、Java案件ではリモートOKの案件は少なくなっています。

大きな要因としては、Javaが得意とする企業の業務に関連するシステム案件では、セキュリティ的な観点から外部へのデータの持ち出しが禁止されていることが多い点がありますね。

在宅をメインとしたいフリーランスの方にとっては、案件選びの幅が狭まるかもしれません。

Java案件の主な業務内容

幅広くあるJava案件の中でも、主な業務内容にはどのようなものがあるのか見ていきましょう。

スマホアプリ開発

スマートフォンアプリ開発では、特にAndroid向けアプリの開発に多く利用されています。

アプリ開発案件では、企画から企画に沿った開発を行うための設計、実際のプログラミング業務や運用前のテストまで、様々な工程の案件が存在します。

そのため、案件によって担当する業務も変わってきますね。

近年AndroidアプリではJavaの知識を活かして習得しやすいKotlinという言語が利用されていることも多いため、Javaを既に習得しているという方は幅広い案件に繋げるために習得を目指しても良いかもしれません。

業務系システム開発

企業が業務を効率化するために社内で使用する業務系システムの開発案件も多くあります。

例をあげると、商品在庫を管理するシステムや販売を管理するシステムといったようなものですね。

業務系システムは大規模な案件が多く、基本的に複数人でチームを組み開発することになります。

そのためチームでの開発経験やリーダー経験などが重宝されるでしょう。

システムの保守・改修   

採用されているシステムが多いJavaでは、既存のシステムの保守・改修案件も多く存在します。

特に業務系システムに関しては移行には大きなコストがかかるため、コスト削減のためにシステムを長く使い続ける企業が多くなっています。

そういったシステムの改修を担当する案件では、既存のシステムに影響を及ぼさないよう注視することが重要になりますね。

Java案件の単価・報酬目安

Java案件はその案件の多様さから、単価も月40万から80万円を超えるものまで、大きく幅があります。

実際に「エンジニアルート」に掲載されている案件を見ても、月60万〜80万円の案件まで様々ですね。

案件内容によっても変化しますが、さらにエンジニアのスキルや経験によっても大きく上下します。

経験年数が長くなるほどスキルも高まり、より難易度が高い案件に参画できるようになるため、それに応じて報酬も高くなる傾向にありますね。

特に5年以上の経験のあるエンジニアは、スキル次第で1000万円を超える年収を得ることも不可能ではありません。

Java案件にはどのようなスキルが求められる?

もちろん、Java案件を受注するためには必要なスキルが多くあります。

最低限必要となるスキルと、さらに高単価を狙えるスキルをそれぞれご紹介します。

最低限習得しておくべきスキル

Javaを扱えるスキル
インフラ関連スキル
コミュニケーションスキル

まず、最低でも設計書に基づいてJavaでのプログラミングが行えるスキルがなければ、案件を受けることはできません。

また、サーバーサイドでの開発案件に興味がある方はサーバーやネットワークなど、インフラ関連のスキルが求められますね。

さらにチームでの開発が多いJava案件では、どの案件内容でも開発を円滑に進めるためにコミュニケーションスキルも重要になるでしょう。

さらなる高単価が狙えるスキル

Java以外の言語スキル
Javaのフレームワークのスキル
要件定義など上流工程の経験

さらに高単価案件の受注を目指したいという方は、幅広い案件の受注のためにJava以外にも言語を身に着けましょう。

特に、Javaとの関連性があるKotlinRubyなどがおすすめです。

また、効率的にスピード感を持った開発ができる人材となるためには、多様なフレームワークを扱えるスキルも必要になります。

大規模案件で高単価を目指すには、企画や要件定義などの上流工程の経験を持ち、マネジメントやリーダー的役割を担えるようになることが求められますね。

エンジニア向けJava案件の探し方

エンジニア向けの案件の探し方には、クラウドソーシングの利用や知人からの紹介など、さまざまな方法があります。

しかし、Javaは案件数が多いため、希望に合った案件を探すのに手間がかかるでしょう。

多数のJava案件から希望の案件を効率良く探すには、エンジニア向け案件サイトを活用するのが最もおすすめです。

エンジニア向けの案件サイトでは希望条件によって精査された案件が検索できる他、エージェントサービスが利用できるところもあります。

エージェントがスキルや条件に合わせて良い案件を紹介してくれるため、案件探しの手間がかからないのも大きなメリットですね。

高単価案件など、条件の良い案件も見つけやすくなります。

まとめ

今回の記事では様々で現場で人気の言語であるJavaの案件について、その動向や内容、単価や求められるスキルまで詳しくご紹介しました。

Javaの案件数は他言語と比較しても多く、新規開発はもちろん既存のシステムの保守改修案件など、今後も安定した需要が見込めるでしょう。

Java案件に興味があるという方はぜひ必要なスキルを習得し、自分に合った案件を探してみてくださいね。