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バックエンドエンジニアがきついと言われる理由5つ|向き・不向きも

Web制作の土台となる幅広い仕事を行うバックエンドエンジニア。

そんなバックエンドエンジニアを目指す中で「バックエンドエンジニアはきつい」という声を耳にした方や、実際にバックエンドエンジニアとして働き始めてきつさを感じているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回はそんな方に向けて、なぜバックエンドエンジニアが「きつい」と言われるのか、その理由をご紹介したいと思います。

バックエンドエンジニアとは?

そもそも「バックエンド」とは、 ユーザーの目に触れない、サーバーサイドのシステムのことを指します。

バックエンドエンジニアは、そんなバックエンドの業務を行うエンジニアを指しています。

対して、ユーザーの目に触れる「フロントエンド」を担うエンジニアをフロントエンドエンジニアと呼びますね。

対になる職種として耳にすることも多いでしょう。

バックエンドエンジニアの業務は主に、

  • サーバー構築
  • データベース構築
  • システム開発
  • 運用・保守

の4つになります。

システムに必要なサーバーの設計・構築、サーバーを効率的に運用するためのデータベースの構築、さらに、それらのサーバーやデータベースを利用したシステム開発から開発したシステムが正常に動作するための保守業務まで、 バックエンドの幅広い業務を担っています。

バックエンドエンジニアが「きつい・やめとけ」と言われる理由5つ

Webサービスやシステムにおいて重要な業務を行っているバックエンドエンジニアですが、「きつい」や、「やめとけ」と言われることの多い職種でもあります。

ではなぜ、「きつい」と言われてしまうのでしょうか。

その主な理由を5つ、ご紹介します。

ミスが許されない

まず、バックエンドエンジニアはWebサービスやシステムを開発・運用する上で土台となる部分を担当するため、ミスが許されないということです。

バックエンドエンジニアの携わったサーバーサイドでミスが起こってしまうと、システムの障害を引き起こしてしまったりと多くの部分に影響してしまいます。

クライアントに損害を与えてしまうこともあるということでミスができないというプレッシャーがかかるため、それが「きつい」と感じる方もいるでしょう。

求められるスキル・知識が多い

業務の幅が広いこともあり、求められるスキルや知識が多いのも大変な理由の1つです。

サーバーなどハードウェアの知識サーバーに導入するOS知識データベースの知識から、それらを扱ったりシステムの開発にも必要なそれぞれのプログラミング言語など、基礎的な知識だけでも多くのスキルが必要になります。

さらに、変化の激しいIT業界では技術もどんどん進歩しているため、例えば現在普及しているクラウド知識など、先端技術についても情報をキャッチし常に学び続ける必要があるでしょう。

納期に追われやすい

バックエンドエンジニアの業務は、納期に追われやすいとも言われています。

システムにおいて重要となるサーバーの構築には、スピードを求められる上に安定した稼働が必須です。

そのため、しっかりとした設計やトラブルの対応が必要になります。

そういったこともあり、特に設計段階で遅れが発生したりした際は、下流工程と呼ばれる実際の構築・開発を行うバックエンドが時間に追われることになってしまいがちなのです。

トラブルなどによる緊急対応が必要となる

不具合や障害などのトラブルが発生した際には緊急で復旧のための対応をしなければなりません。

また、ユーザーが比較的使用していない時間にシステム導入などを行う場合もあり、深夜に業務を行うこともあります。

そういった業務に加え先程も挙げたように納期に追われやすく、さらにいつ起きるかわからない突発的なトラブルに対応するために残業が発生してしまうことが多いというのも、バックエンドエンジニアがきつい理由です。

高いスキルを有する人に仕事が集中しやすい

幅広い知識・スキルが求められる上に業務スピードやミスの少なさが重要になるため、バックエンドエンジニアは高いスキルを持つ人に仕事が集中してしまいやすいと言われています。

新人のエンジニアは経験を積む機会を得られず新たな仕事にもつなげにくい上、さらに経験豊富なエンジニアは激務になってしまう、業務が属人化するという悪循環になりやすいということですね。

バックエンドエンジニアの魅力・やりがい

これまでご紹介したような理由で「きつい」と言われるバックエンドエンジニアですが、もちろんバックエンドエンジニアならではの魅力ややりがいも多くあります。

◯慢性的な人材不足のため需要が非常に高い

IT業界は現在、需要の高まりと就労人口の減少により人材が不足しています。

バックエンドエンジニアも例外ではありません。

今後のさらなる発展に伴って需要の増加も考えられ、欠かせない職種であるということは目指すメリットのひとつです。

◯幅広いスキルを身に着けやすく、キャリアパスの幅が広い

幅広いスキルを求められるのは大変な点ではありますが、逆に言えば経験とともに様々なスキルを身につけられ、他のIT職種への転向もしやすいということです。

プロジェクトマネージャーやITコンサルタントなどへのキャリアアップも考えられ、キャリアパスの幅が広いことも魅力ですね。

◯フリーランス案件が多く独立しやすい

新たな開発に欠かせないバックエンドエンジニアの需要は高く、年収も高い傾向にあると言われています。

そのためフリーランスとしての案件も多く見られ、独立にも向いている職種です。

バックエンドエンジニアに向いている人・向いていない人の特徴

「きつい」と言われるバックエンドエンジニアですが、きつさを感じやすいかどうかには向き不向きも関係します。

バックエンドエンジニアに向いている人・向いていない人にはそれぞれどのような特徴があるのでしょうか。

【バックエンドエンジニアに向いている人】
地道な作業が苦にならず、慎重に進められる
IT技術を学ぶのが好き
物事を論理的に考えられる

バックエンドエンジニアは長時間地道な作業をすることが多いため、それが苦にならず、ミスをしない集中力と慎重さが必要になります。

また、技術の進歩に伴ってIT技術を学び続けられる好奇心トラブル対応の際に必要な論理的な考え方もあると良いですね。

【バックエンドエンジニアに向いていない人】
IT技術に興味がない
自発的に学ぶのが苦手
働きやすさを重視している

IT技術にそもそも興味がない、自発的に学ぶのが苦手という人は、常に新たな技術をチェックし、幅広いスキルを得なければならないバックエンドエンジニアは大変かもしれません。

また、働きやすさだけを重視している人にとっては、地道な作業が多くトラブルや納期に追われやすいバックエンドエンジニアの現場はイメージが異なってしまうでしょう。

もちろん、向いていない人の特徴に当てはまっているという場合でも、実際にバックエンドエンジニアとして経験を積むなかで自ずと適性が身につく可能性は十分にあります。

向いていないからと諦めてしまわずに、興味がある場合はチャレンジしてみるのも良いでしょう。

まとめ

今回の記事では、バックエンドエンジニアを目指す人やバックエンドエンジニアとして働く中できつさを感じている人に向けて、なぜ「きつい」と感じるかという理由ややりがい、向き不向きまで詳しくご紹介しました。

バックエンドエンジニアはもちろんきつさもありますが、それ以上の魅力ややりがいもある職種です。

興味がある方、今回の記事を見て向いているかもしれないと感じた方は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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