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「アプリケーションエンジニアはきつい」と言われる理由5つ|対処法も

アプリケーションエンジニアという職種に興味を持つ中で、「アプリケーションエンジニアはきつい」という声を耳にしたことはないでしょうか。

また、アプリケーションエンジニアとして働き始め、きつさを感じ始めているという方もいることと思います。

今回はそんな方に向けて、アプリケーションエンジニアがなぜ「きつい」と言われるのか、その理由を、対処法なども合わせてご紹介したいと思います。

アプリケーションエンジニアとは?

そもそもアプリケーションエンジニアとは、その名の通りWebやスマートフォンで動作するようなアプリケーションを開発するエンジニアを指します。

主に「Web系」「スマートフォン系」、そして企業などが業務に使用する「業務系」の3種類のアプリケーションを開発することになりますが、どのアプリケーションにおいても、その仕事内容には変わりがありません。

アプリケーションエンジニアの仕事内容

アプリケーションエンジニアがアプリケーションを開発する際の一連の流れは、以下のようになっています。

◯要件定義・アプリ設計

まずはクライアントの要望をヒアリングして、それを叶えるためにどのようなアプリケーションを開発するか、要件定義を行います。

そして、さらに細かい機能や仕様などを具体的に設計し、開発のための設計書に落とし込んでいきます。

◯プログラム開発

作成された設計書に基づいて、実際にアプリケーションを開発します。

複数のエンジニアでチームを組んで作業を進めていくこともありますね。

◯実装テスト

完成後は、実装に向けたテストを行います。

問題があれば修正し、再度テストするということを繰り返します。

単純な動作の確認や不具合の発見だけではなく、ユーザーの目線に立ち、使いやすいアプリケーションになっているかどうかを判断するのも重要です。

◯運用・保守

テストをクリアし運用に入っても、アプリケーションエンジニアの仕事は終わりではありません。

問題なく動作し続けるために、定期的にメンテナンスやアップデートを行ったり、不具合などトラブルが発生すれば迅速に対応するのも大切な業務のひとつです。

アプリケーションエンジニアが「きつい」と言われる5つの理由

そんなアプリケーションエンジニアは、「きつい」と言われることも多い職種です。

ではなぜ「きつい」と言われてしまうのか、その主な理由を5つ、ご紹介します。

突発的なエラー・バグによる残業が多い

アプリケーション開発において、納期前の突発的な仕様変更、またリリース後の保守業務でも急なエラーやバグが発生することがあります。

そういった場合には、勤務時間や曜日を問わず迅速に対応しなければなりません。

必然的に残業や休日出勤が増えてしまうことになり、体力的にも精神的にもきつい原因になってしまいます。

属人化しやすく業務負担が重くなる

アプリケーション開発では複数のエンジニアがそれぞれの得意分野を担当して作業を進めることが多いため、その人にしかその業務が分からないという、いわゆる「属人化」が起こりやすくなります。

そのため、緊急時の対応もその人でなければできないなど特定のエンジニアの業務負担が重くなることがあり、単純に作業量が増えてしまいますね。

業務時間が増えてしまうのは、この「属人化」も原因のひとつです。

常に新たなスキル・技術を勉強しなければならない

アプリケーション分野のみならず、IT業界では技術が日々進化しています。

アプリケーションエンジニアとして活躍し続けるためには、目まぐるしい技術の発展についていき、常に新たなスキルや技術を学ぶことが求められます。

駆け出しのエンジニアだけではなく、ある程度業務を1人前に行えるようになってからも、激務に加えて業務時間外でも自発的に学習する必要があるため、それがきついと感じる人もいるでしょう。

アジャイル開発への適応に追われやすい

開発全体の工程を期間で細かく区切り、「設計」→「開発」→「テスト」を繰り返す開発手法をアジャイル開発と呼びます。

アジャイル開発を行うことで、クライアントの要望に柔軟に対応しやすくなるほか、開発スピードを速めることができます。

しかし、エンジニアにとってはアジャイル開発は急な仕様変更や開発スピードを求められ、スケジュール管理も難しくなるため時間に追われやすくなるというデメリットがあります。

クライアントにアジャイル開発を求められることが多いのも、アプリケーションエンジニアが大変な理由ですね。

担当業務が広く激務になりやすい

アプリケーションエンジニアは、基本的に人手不足となっている傾向にあります。

そのため少数精鋭で開発を回すことになり、メインとして担っている分野や得意とする分野以外の分野や工程も担当させられることになり、担当箇所が増えることで激務になっている人も少なくありません。

特に、Web系のベンチャー企業は、人員が少なく、エンジニアに高い技術力を求めるため、このような事態に陥りやすいでしょう。

アプリケーションエンジニアのやりがい

上に挙げたように、アプリケーションエンジニアは様々な理由から「きつい・大変」というイメージをもたれることもある職業です。

しかし、もちろん決して悪いことばかりではなく、アプリケーションエンジニアならではのやりがいもあります。

◯多くの人々に喜ばれるものづくりができる

クライアントやユーザーの要望に答えられるアプリケーションづくりを行うアプリケーションエンジニアにとって、ゼロからものづくりを行い、仲間と協力してひとつのアプリケーションを完成させることは達成感があります。

開発したアプリケーションを通して人々の役に立てるということは、大きなやりがいになるのではないでしょうか。

◯ユーザーから直接フィードバックを得られる

アプリを利用したユーザーから直接感謝の言葉やフィードバックを得られることも、やりがいのひとつです。

高い評価を得てアプリケーションの知名度が上がれば、モチベーションにつながりますね。

◯成果が見えやすくキャリアアップもしやすい

アプリケーションという目に見える成果物があるため、評価基準や実績も分かりやすくキャリアアップしやすいのも良いですね。

プロジェクトマネージャーなどへのキャリアアップを目指せば、高収入にもつながります。

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アプリケーションエンジニアがきついと感じたときの対処法

アプリケーションエンジニアとして働く中でどうしてもきついと感じた場合は、転職や独立を考えるのも手です。

次の職場でも同じ理由で「きつい」と感じないよう、転職する場合はなぜそう感じたのか、その理由を明確にしたうえで次の職場を探すことをおすすめします。

理由によっては、アプリケーションエンジニアのまま他の職場に移ることはもちろん、経験を活かしてプロジェクトマネージャーや社内SEへのキャリアチェンジも視野に入れると良いでしょう。

独立を考える場合には、まず働きながらでも案件を探すことから始めるのが大切です。

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まとめ

今回の記事では、アプリケーションエンジニアを目指す方やアプリケーションエンジニアとして働きはじめたという方に向けて、「きつい」と感じる理由ややりがいについてご紹介しました。

アプリケーションエンジニアはもちろん大変な点は多いですが、大きなやりがいもある職種です。

興味のある方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。