フリーランスエンジニア向けIT系求人・仕事・案件情報サイト
更新日

プログラマーとエンジニアの違いを4つの項目別に徹底比較!

これを見ている方は、「プログラマー」と「エンジニア」の違いを明確にご存知でしょうか。

転職などでこの2つの職種に興味を持っているという方の中には、詳しい違いが分からず、どちらが良いのだろう?と考えている方もいることと思います。

今回はそんな方に向けて、プログラマーとエンジニアの違いを様々な項目ごとにご紹介します。

プログラマーとは?

プログラマー」とは、簡単に言えばプログラミング言語を用いてプログラミング業務を行う職種です。

様々なシステムやアプリケーションなどを作成する際、その設計をもとにそれぞれのシステムや環境に合ったプログラミング言語を使って実際の開発業務を担うのがプログラマーですね。

Webサービスの開発を行うWebプログラマーやゲームの開発に携わるゲームプログラマーなど、その開発内容や使用する言語によって、細分化して呼ばれることもあります。

エンジニアとは?

IT業界において、「エンジニア」とは、IT知識と技術を持った専門的な人材をまとめて指しています。

そういった意味では、プログラマーもエンジニアに含まれるでしょう。

エンジニアもその仕事内容などによって様々な種類がありますが、最も一般的なのがシステム開発全般に携わる「システムエンジニア」と呼ばれる職種です。

今回はそのシステムエンジニアを軸として、プログラマーとの違いを見ていきましょう。

【項目別】プログラマーとエンジニアの主な違い

それでは実際にプログラマーとエンジニアにはどんな違いがあるのか、仕事内容や年収など、項目ごとに細かくご紹介します。

(1)仕事内容

システム開発の流れの中で、主に「上流工程」を担当するのがエンジニア、「下流工程」を担当するのがプログラマーになります。

まず、エンジニアがクライアントからヒアリングを行い、その要望を叶えるためのシステムに関する要件定義を行います。

要件を定義したら、そのシステムの機能や仕組みを細かく設計し、最終的に開発のもととなる仕様書に落とし込んでいきます。

ここまでが、エンジニアが主に行っている上流工程です。

次に、その仕様書をもとにプログラマーが実際の開発を行います。

プログラミング言語を用いて、仕様書を具現化するためのプログラミング業務を行うのがプログラマーの主な仕事です。

また、完成したシステムが問題なく稼働するかのテスト・修正作業に携わることもありますね。

大規模なシステム開発ではこのような流れで開発が行われますが、企業やプロジェクトの規模によっては、エンジニアがプログラミング業務まですべてに携わる事もあるでしょう。

(2)必要スキル

次に、それぞれに求められるスキルの違いです。

プログラマーにとって必要不可欠なのは、やはり開発のためのプログラミング言語のスキルですね。

仕様書をもとに作業を進めるプログラマーですが、最適なプログラミングを行うためには自ら考える論理的な思考力や、ミスなく単調な作業を行える集中力も必要になります。

日々進歩し、新たな言語の登場も見られるIT業界においては、常に新しい技術を学び続ける向上心もあると良いでしょう。

エンジニアには、クライアントから要望を引き出し、さらにそれを的確に理解しながら実現可能なシステムへと擦り合わせを行う、コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力が重要になります。

もちろんプログラミング言語などのIT全般に関する知識もなければ設計が行えないため、幅広いスキルが必要になりますが、技術的な面と合わせてマネジメント能力などを求められるのがエンジニア業務ですね。

(3)年収相場

プログラマーの平均年収は約400万〜550万円程度、エンジニア、特にシステムエンジニアの平均年収では約450万〜600万円程度とされています。

大きな違いはありませんが、システム開発においては上流工程である要件定義や設計といった業務の方が重要視され、より高いスキルが求められることから、システムエンジニアの方がやや高い収入となることが多いでしょう。

エンジニアはプログラミング業務の兼任を求められることもあり、作業範囲が広いのも理由のひとつですね。

しかし、これはあくまで平均の年収であり、経験やスキル、扱う言語、働き方や企業によっても幅があります。

より高収入を目指したい方は、経験を積み、需要のある言語や最新の技術などを学び続けてスキルアップすることが重要になりますね。

(4)需要・将来性

企業のDX化などIT技術が生活に欠かせないものとなっている中で、 IT業界は目まぐるしく進歩しており、最新の技術が続々と登場しています。

ITの発展に伴って、叫ばれているのが人材不足です。

今後もさらに人材が不足していくという予測も立てられており、プログラマー・エンジニアともに、将来的な需要には問題がない、将来性の高い職種だと言えるでしょう。

企業のシステム開発案件も増加することが予想されますが、クライアントが求めるシステムを時代に合わせて開発するためには、最新の技術に明るいことが大切です。

将来性をさらに高め、求められるプログラマー・エンジニアとなるためには、常に最新の技術をチェックし、学び続けることが大事になりますね。

マネジメント業務などをさらに学んでプロジェクトマネージャーへのキャリアアップを目指すなど、キャリアパスについても考えながら経験を積んでいけると良いでしょう。

プログラマーとエンジニアはどちらが良い?

これまでご紹介したように、プログラマーもエンジニアもシステム開発に携わるというところは変わりません。

そのため、スタート地点はいずれもプログラミングスキルを高めるところから始まるでしょう。

しかし、その働き方や業務内容は大きく変わるうえ、どちらにもメリット・デメリットがあり一概にどちらが良いとは言えません。

転職などでどちらが良いか悩んでいるという方は、最終的には自分に向いていると感じるほうを選ぶことをおすすめします。

以下が、それぞれの職種に向いている人の特徴です。

プログラマーに向いている人の特徴
・手を動かしてモノづくりがしたい
・地道な作業を続ける集中力がある
・最新の技術に興味があり、学習意欲が高い
\ ログインしなくても検討機能が使える♪ /
プログラマー(PG)の案件を見てみる
エンジニアに向いている人の特徴
・ゼロからモノづくりがしたい
・人とコミュニケーションを取るのが好き
・好奇心旺盛で学習意欲が高い
\ ログインしなくても検討機能が使える♪ /
システムエンジニア(SE)の案件を見てみる

モノづくりが好きな人にはどちらもおすすめですが、実際に手を動かしてプログラミングを行うプログラマーゼロからシステムを設計するエンジニアではやりがいを感じる場面が変わりますね。

また、プログラマーはプログラミングを黙々とできる集中力が、エンジニアにはクライアントなどとのコミュニケーション能力が求められる点も大きな違いです。

どちらも進歩するIT業界において学び続けることは重要になりますので、学習意欲や目的意識は常に持っておきましょう。

まとめ

今回の記事では、プログラマーとエンジニアという混同されやすい2つの職種について、その仕事内容や年収など、細かな違いや目指すにはどちらが良いかなどを詳しくご紹介しました。

どちらも需要のある職種ですので、自分がどちらに向いているかという適性を加味して選択することをおすすめします。

どちらにも興味があり迷っている、という方は、ぜひこの記事を参考にして、向いていると感じる方にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。