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フリーランス協会は入会するべき?メリット・デメリットと入会方法まで徹底解説

フリーランス協会は入会するべき?メリット・デメリットと入会方法まで徹底解説

IT業界で活躍するプログラマーやエンジニアのみなさんが、キャリアアップをして次のステージに進む際に、選択肢の1つとして上がるのが、フリーランスという道です。

しかし、フリーランスという未知の世界に足を踏み入れるのにさまざまな壁があり、躊躇してしまうことがあります。そんな時に役立つのが、フリーランスになる人たちの支援を行っている「フリーランス協会」です。

フリーランス協会とは、どういった活動をしているのか、利用することでどのようなメリット・デメリットがあるのか気になりますよね。そこで今回は、独立を考えているプログラマーやエンジニアのみなさんのために、フリーランス協会について詳しくご紹介します。

将来独立を目指してIT業界に挑戦している方や、フリーランスになることに興味があるという方は、是非参考にしてください。

フリーランス協会とは?

フリーランス協会は、正式名称を「プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会」と言います。

フリーランスとして働いている人に役立つ活動をしている協会として、独立して活動するプロフェッショナルや、 企業に属しながらキャリアを複線で築くパラレルワーカーの有志たちが主体になって2017年1月26日に設立された、 フリーランスによる、フリーランスのための、非営利団体です。

フリーランスの認知を上げるための啓発活動やフリーランスに関する研究や調査、情報発信などを行い、さまざまな方法でフリーランスを支援しています。

フリーランスとして働く人口は増加傾向にあると言われています。

しかし、なかにはフリーランスとして活躍できるような知識と能力、技術力があるにも関わらず、最大限にスキルを発揮できる自信がないことからフリーランスへの道になかなか踏み出せずにいるようです。そのような人々の悩みに寄り添い、支援をするために設立されました。

今後フリーランスを目指すプログラマーやエンジニアにとって、フリーランス協会はなくてはならない存在になる日が来るかもしれません。

フリーランス協会のメリット・デメリット

フリーランス協会に入会することに、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょう。それぞれ詳しく紹介していきたいと思います。

メリット

2種類の保険に加入できる

フリーランス協会に入会すると、自動付帯の賠償責任保険、任意加入の所得補償制度というフリーランスの方にとって嬉しい保険に加入することができます。

自動付帯の賠償責任保険は大手保険会社4社によるもので、業務を遂行している際の対物・対人事故はもちろんのこと、情報漏えいや著作権の侵害や納期遅延に関する賠償など、IT関連のフリーランスならではとも言える賠償リスクに備えることができます。
そのため、安心してフリーランスとして仕事に取り組むことことができるでしょう。

次に、所得補償制度は任意加入ではありますが、病気やケガなどの影響で働くことができなくなった場合の喪失所得を保険金として受け取ることができます。
こちらも加入するとフリーランスとして活動する上で、より一層安心できるでしょう。

福利厚生のWELBOXが利用できる

大手企業も導入している福利厚生で知られるWELBOXのサービスが自動付帯で利用できます。

WELBOXの特徴である、人間ドッグや健康診断はもちろん、全国のスーパー銭湯やマッサージなどのリラクゼーション施設や、旅行関連の割引など多種多様な割引サービスを利用することができます。

フリーランスとして活動しているの、福利厚生が利用できるのは嬉しいポイントですよね。

会計ソフトが利用できる

こちらは、任意加入ですが、会計ソフトで有名な「free」を利用することができます。
フリーランス1年目に戸惑うことの多い確定申告も、このツールを使うことで簡単に帳簿付けができるため、スムーズに行うことができます。
これで確定申告の際に、バタバタしなくて済むかもしれません。

法務相談ができる

こちらも、任意加入ですが、「ココナラ法律相談」を利用することができます。ココナラ法律相談では、契約に関するトラブルを初回無料で相談できるため、フリーランスにとって強い味方になります。

自分の身は自分で守るしかない心細いフリーランスにとって、悩みを相談できる環境を作っておくことは、万が一のトラブルにも動じずに安心して仕事に取組むことができるでしょう。

フリーランス協会はその他にも様々なメリットがあります。
少しでもフリーランス協会が気になった方は一度確認してみるのも良いでしょう。

デメリット

途中退会しても返金されない

フリーランス協会は年単位での加入になるため、途中で退会することになってしまった場合でも会員費は返金されません。

領収書が出ない

フリーランスとして活動していく場合、何かと領収書があったほうがスムーズにいくことがあります。

しかし、フリーランス協会の領収書については決済完了の通知メールとクレジットカードの明細が領収書の代わりとされています。

そのため、正式な領収書を受け取ることができません。

フリーランス協会の入会方法

フリーランス協会は、残念ながら誰でも入会できるものではありません。

入会するための条件として、

  • フリーランスとして働いている(法人、個人事業主、それ以外など、就労形態は問わない)
  • パラレルキャリアで兼業副業をしている会社員
  • フリーランスやパラレルキャリアを目指している

などの条件を満たす必要があります。

入会する方法としては、幹事企業に指定されているfreee・Waris・クリエイターズマッチ・サーキュレーション・ タスカジ・ランサーズの6社のうちのいずれかを経由する方法が採用されています。

6社のいずれかに入会し、その後フリーランス協会への入会申し込みを行うことができます。

入会する際には特別な資格が必要であったり、経歴や職種が問われたりすることはありませんが、なりすましを防止するための本人確認手続きを行い、承認後に年会費1万円の決済を完了すれば入会完了となります。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、フリーランスを目指す方にとって役立つであろう、フリーランス協会について詳しくご紹介しました。

働き方改革や、新型コロナウイルスの流行によって、テレワークが推進されました。
その影響からか、企業に属すという働き方を見直し、IT業界ではフリーランス人口が増える可能性が高いかもしれません。

フリーランスとして成功するためには、スキルや実績、実力はもちろんですが、ときにはサポートを探して活用する柔軟性も必要不可欠です。

今まではフリーランスと言えば自由な働き方ができる分、社会的に弱い立場として扱われることがあったり、福利厚生が無くて寂しい思いをしたりすることもありました。

今回ご紹介したフリーランス協会がそのような不安や悩みを改善してくれるかもしれません。
フリーランス協会に入会する際は、メリット・デメリットを踏まえた上で必要だと感じた方は、ぜひ活用してみてください。

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