ゲームプログラマーはきつい?その理由や仕事内容、やりがいをご紹介!

ゲームに携わる仕事がしたい、とゲームプログラマーを目指す方の中には、「ゲームプログラマーはきつい」という声を聞き不安を持った方もいるのではないでしょうか。
また、実際にゲームプログラマーとして働きはじめて「きつい」と感じ始めており、原因を知りたいという方もいらっしゃると思います。
今回はそんな疑問や不安を持つ方に向けて、ゲームプログラマーが「きつい」と言われる理由についてご紹介します。
きついだけではないゲームプログラマーの魅力についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ゲームプログラマーとは?

ゲームプログラマーとは、その名前の通りゲームを開発するために、企画や設計に沿ってプログラミングを行う職種です。
ゲーム開発現場では、主に次の3つの役割に分かれて開発を行います。
- サーバーサイド開発プログラマー
- フロントエンド開発プログラマー
- インフラエンジニア
この3つの役割や、オンラインゲームやスマホアプリ、コンシューマーといったゲームの種類、環境によっても求められる言語などのスキルが変わってきますね。
サーバーサイド開発プログラマー
サーバーサイド開発プログラマーは、ユーザーの画面では見えない、サーバー側でのデータ処理などのシステムを担当するプログラマーです。
ゲームを操作した際、その操作に対応したサーバー側での処理などがありますが、そういったシステムの構築や、サーバーの負荷テスト、リリース後のサーバーの安定稼働のための保守などを行います。
PHPやPython、Rubyなどのプログラミング言語を扱うことが多いですね。
フロントエンド開発プログラマー
フロントエンド開発プログラマーは、直接ユーザーの目に入る部分を担当するエンジニアです。
ユーザーの使いやすさなどを考慮しながらユーザーが操作するボタンやメッセージなど、UI(ユーザーインターフェース)の実装を行うのが主な業務です。
ブラウザやアプリなどゲームのインターフェースによっても変わりますが、JavaScriptやJava、Swiftなどの言語が用いられますね。
インフラエンジニア
インフラエンジニアは、ゲームを動作させるためのインフラ環境の設計・構築を行うエンジニアです。
そのゲームに最適なハードウェアに合わせたサーバー・ネットワークなどのインフラ環境を整える役割で、リリース後にも安定して稼働できるよう、インフラ環境の保守運用を行います。
ゲームプログラマーの仕事内容
では、ゲームプログラマーの詳しい仕事内容を見ていきましょう。
プログラミング
まず、ディレクターなどが設計した仕様書やシナリオに基づいて、ゲームを組み上げるためのプログラミングを行います。
キャラクターの動作からサウンドまで、ゲームを構築するためのシステムをすべてプログラミングしていきます。
デバッグ・修正
プログラミングができると、「デバッグ」という作業に入ります。
これはゲームが問題なく想定通りに動作するかどうかテストするもので、システムに不具合やバグがないかを確認し、修正するということを繰り返し行います。
ユーザーの目線に立ちデバッグを専門に行う、「デバッガー」と呼ばれる人もいますね。
運用保守
完成したゲームがリリースされたあともゲームプログラマーの業務は続きます。
コンテンツの追加やバージョンアップ対応はもちろん、運用後にバグや不具合が見つかったり、トラブルがあれば迅速に対処するのも重要な業務です。
ゲームプログラマーが「きつい」と言われる9つの理由
ではなぜ、そんなゲームプログラマーは「きつい」と言われることがあるのでしょうか。
その主な理由として挙げられるのが、次の9つです。
- 納期によるプレッシャーが大きい
- 突発的なトラブルも早急に対応しなければならない
- 残業が多く納期前は特に激務である
- コミュニケーションスキルが必要となる
- ユーザーからの厳しい意見にも真摯に対応しなければならない
- リリース後も修正対応に追われる可能性がある
- 常に新たなスキル・技術のアップデートが必要となる
- 興味のないゲームも本気で制作しなければならない
- 作り手目線になってしまいすべてのゲームが楽しめなくなる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
納期によるプレッシャーが大きい
まず、リリース日が事前に発表されていたりと納期の延期が難しい業界である上、人員もギリギリであることが多く、納期に追われるという精神的なプレッシャーが大きいことです。
納期を守れなければ企業だけでなくユーザーの信頼にも関わり、他のシステム開発と比べてもプレッシャーを感じやすいため、「きつい」と感じてしまう人も多いかもしれません。
突発的なトラブルも早急に対応しなければならない
納期前の急な仕様変更からリリース後の急なトラブルなど、突発的なトラブルに対してもユーザーやクライアントからの信頼を失わないよう、早急に対応しなければなりません。
新たなトラブルにつながらないよう注意しながら迅速に対応しなければならないため、ストレスに感じることもあるでしょう。
残業が多く納期前は特に激務である
ギリギリの納期やトラブル対応など、激務になりやすく残業や休日出勤が多くなるのも、体力的にも精神的にも負担がかかる原因です。
納期前に急に仕様変更をすることになったり、バグが見つかったりと、納期直前は特に忙しくなりますね。
人手不足の現場では慢性的に残業が発生してしまうところもあり、ワークライフバランスをしっかり取りたいという人には、きつい職種かもしれません。
コミュニケーションスキルが必要となる
ゲームプログラマーの業務には、1人で完結できるものはありません。
様々な役割の人達と協力してチームで開発していきます。
ディレクターやプランナーとの打ち合わせや、効果王などのサウンドを担当するクリエイターなどと、コミュニケーションを取り合って連携しなければなりません。
パソコンに向かってプログラミングをするだけではないため、コミュニケーションが苦手な方には対人関係がストレスになることもあるでしょう。
ユーザーからの厳しい意見にも真摯に対応しなければならない

リリース後に不具合が見つかったり、メンテナンスが終了できなかったりと、努力して真摯に対応していてもユーザーから厳しい意見をぶつけられることも多々あります。
時には自分が携わった愛着あるゲームを酷評されることもあり、精神的にきついと感じるプログラマーも多くいることでしょう。
リリース後も修正対応に追われる可能性がある
リリースしたからといって安心できず、ユーザーに飽きられないための定期的なアップデートやメンテナンス、修正対応も多く発生します。
ユーザーへの影響も大きい場面で、時間の制限もありながら多くの対応に追われるため、リリース前のバグへの対応よりもきついと感じるプログラマーもいるほどです。
常に新たなスキル・技術のアップデートが必要となる
常に進歩し続けているIT業界では、最新の技術を学び続け、実務に取り入れるということが重要になります。
それは、ゲーム業界でも例外ではありません。
ゲーム分野に限らず常に最新の技術をチェックしておかなければならないため、激務の中で休日などにも学ばなければならないことがきついと感じることもありますね。
興味のないゲームも本気で制作しなければならない
企業での審査に通ったものや制作を依頼されたゲームが、どれも自分が面白いと思うものや興味のあるものとは限りません。
個人的に興味のないゲームでも責任を持って制作しなければなりませんが、ゲームの制作は半年〜年単位での長期になるものが多く、モチベーションを維持するのが大変だということもきついと感じる理由のひとつです。
作り手目線になってしまいすべてのゲームが楽しめなくなる
ゲームが好きだというところから転じてゲームプログラマーを目指した方の中には、仕事になってしまったことで作り手の目線で見てしまい楽しめないゲームも出てくるかもしれません。
ゲームのシステムや仕様について気になってしまい純粋な気持ちでプレイできなくなり、趣味のひとつだったゲームが仕事に偏ってしまい、楽しみが減ってしまうのがきついという人もいるでしょう。
ゲームプログラマーのやりがい・メリット
これまで挙げたようにゲームプログラマーは大変なことも多い職種ですが、もちろん、やりがいやメリットを大きく感じられる職種でもあります。
ゲームプログラマーの魅力には、次のようなものがあります。
ゲームを作り上げる達成感を感じられる
まず、やりがいとして感じやすいのは、1つのゲームを作り上げることによる達成感です。
ゲーム開発には多大な時間と作業量がかかりますが、チームで協力しながら様々な壁を乗り越えてやっとゲームが完成した、という時には、大きな達成感や感動を得られるでしょう。
ユーザーからの評価が見える
実際に自分が開発に携わったゲームが販売されれば、そのゲームが店頭に並んでいたり、実際にそのゲームをプレイしている人の姿を見られる可能性もあり、ゲームプログラマーならではの喜びを感じられるでしょう。
また、ユーザーからのレビューなどで具体的な評価も見えやすく、モチベーションにつなげることもできます。
豊富なキャリアパスがある
ゲームプログラマーとして様々な言語を用いて開発を行うことで、様々なスキルが身につくでしょう。
プログラミングの技術をさらに磨き、リードプログラマーとしてプログラマーのリーダー的立ち位置を目指したり、プログラミングとともに企画職のスキルを学び、ゲームディレクターやゲームプロデューサーとして活躍したりと、スキルを身に付けることで多くのキャリアパスが開かれます。
中には、フリーランスのゲームプログラマーとして独立しているエンジニアもいるでしょう。
ゲームプログラマーに求められるスキル
その魅力も合わせて知り、ゲームプログラマーに興味が湧いた方もいるかもしれません。
ゲームプログラマーになるには、もちろんスキルが求められます。
ゲームプログラマーとして活躍するために主に求められるスキルとして、次の3つをご紹介します。
- プログラミングスキル
- コミュニケーション能力
- 語学力
プログラミングスキル
まず、当然ながら必須となるのがプログラミングスキルです。
1章でもご紹介した担当分野や、ゲームのプラットフォーム・ゲームメーカーなどによっても使用する言語は異なりますが、最低でも1つ、できれば複数のプログラミング言語を扱えるスキルが求められるでしょう。
特にゲーム開発で多く用いられるのが、Java、Swift、C#、C++などですね。
また、言語だけでなく、ゲーム開発に使われるUnityなどのゲームエンジンについてもスキルを学んでおくことをおすすめします。
コミュニケーション能力
プログラマー・ゲーム作り、と言われると1人で黙々と作業を行っている場面を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、ゲーム開発では多くのプログラマーがチームとして協力して作業を行います。
また、実際の開発業務を行うプログラマーだけでなく、ゲーム開発にはゲームプロデューサーやゲームディレクター、デザイナーやクリエイターなど、多くの人が関わっています。
こういった人たちと連携し、協力しながら1つのゲームを作り上げていく上で、コミュニケーション能力は欠かせないスキルだと言えるでしょう。
語学力

ゲーム市場は、日本だけでなく海外でも大きく広がっています。
海外発祥のゲームもありますし、海外との仕事を中心に行っている企業では、語学力を採用の参考にしているところも多くあるでしょう。
ゲーム業界はもちろん、IT業界全般を通して最新の情報や一部のドキュメントは英語で書かれているものしかないということも多く、語学力が役立つ場面は大いにあるのではないでしょうか。
ゲームプログラマーの仕事に役立つ資格
幅広いスキルが求められるゲームプログラマーですが、資格は必須というわけではありません。
しかし、例えばゲームプログラマーになるための転職・就職時やゲームプログラマーがフリーランスとして独立した際の案件獲得では、資格を持っていることで他者へスキルを証明でき、有利に働くでしょう。
また、スキルを身に付ける上でも、モチベーションになり、体系的に学べる資格系はおすすめです。
ゲームプログラマーに関連する資格は多くありますが、役立つおすすめの資格としては、次のようなものがあります。
| 基本情報技術者試験 | エンジニアの登竜門ともされる、IT分野全般の幅広い知識を問われる国家資格。より難易度の高い、「応用情報技術者試験」も存在する。 |
| Unity認定資格 | 人気のゲームエンジン、Unityを用いた開発のスキル・知識を認定する資格。4つのレベルに分かれているため、まずは基礎レベルの「ユーザー」からの取得がおすすめ。 |
| Oracle認定Java資格 | Oracle社による、プログラミング言語Javaのスキル・知識が認定される資格。3段階の難易度があり、基礎レベルの「Bronze」からの挑戦がおすすめ。 |
まとめ
今回の記事ではゲームプログラマーを目指す方やゲームプログラマーとして働く中で「きつい」と感じ始めた方に向けて、ゲームプログラマーが「きつい」と言われる様々な理由についてご紹介しました。
大変なことも多いゲームプログラマーですが、特にゲームが好きだという方にとっては大きなやりがいや喜びのある職種でもあります。
ゲームプログラマーについて知った上で、興味のある方は1度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。














