GCPエンジニアの副業は稼げる?必要スキルやおすすめ資格まで徹底解説

働き方が多様化したことなども背景に、本業だけでなく、空いた時間に副業を行うことで収入アップを目指す人が増加しています。
エンジニアの副業にも様々な案件がありますが、Googleが提供しているクラウドサービス、GCPのスキルも、副業で稼ぐために役立てることができるのでしょうか。
今回はGCPの副業案件について、その動向と必要スキル、おすすめの資格など、気になる副業事情をご紹介していきます。
目次
GCPとは?

GCPは正式名称をGoogle Cloud Platformと言い、その名の通り、Googleが提供するクラウドサービスの総称です。
Googleが社内で活用しているインフラ・システムを一般的に活用できるというもので、実際にGoogle ChromeやYouTubeといったGoogle関連のサービスにも活用されています。
クラウド環境でのインフラ構築やデータ分析、アプリケーションやゲームの開発など、幅広い業務に対応できる様々なサービスを提供しており、特にAI・機械学習サービスなどが充実していることからや安定した環境、セキュリティ基準の高さなどから、多くの企業で利用されています。
GCPは副業に活かせる?その将来性
GCPは前述のとおり多くのメリットがあることから注目されるクラウドサービスのひとつであり、その需要は高くあります。
特にAI・機械学習といった先端分野に強みを持っていることから今後もさらに需要が高まることが考えられるため、副業でも役立つ将来性の高いスキルと言えるでしょう。
GCPの副業案件事情
GCPの実際の副業案件には、どのようなものがあるのでしょうか。
GCP案件の業務内容や単価相場など、気になるその案件事情をご紹介します。
業務内容
GCPでは多くのサービスが提供されているため、その業務内容も多岐にわたります。
代表的なものとしてはクラウド環境でのインフラの構築・保守運用などの案件がありますが、その他にも
- GCPを用いたアプリケーション開発
- データ基盤の構築・運用
- セキュリティ設定などのインフラのセキュリティ対策
など、様々な案件が見られますね。
案件によって求められるスキルにも違いがあるため、より多くのスキルがあれば幅広い案件に参画しやすくなります。
単価相場
ご紹介したように幅広い案件があるため、GCPの副業案件の単価は内容によっても違いがあります。
例えばインフラの設計構築や先端分野の案件など、高いスキルや経験を求められる案件では、単価が高くなる傾向にあるでしょう。
一般的な単価としては、時給にして4,000円〜7,000円ほど、月単価では、副業でも参画可能な週2回程度の稼働の案件で月15万〜30万円ほどが相場とされています。
GCPの副業案件で求められるスキル

GCP案件では案件ごとに様々なスキルが求められますが、特に次のようなスキルは、GCP案件を獲得したり、高単価案件を目指すには欠かせないでしょう。
GCPの基礎スキルとインフラ業務経験
まず、当然欠かせないのがGCPの基礎的なスキルですね。
主要なサービスの理解と、これらでの実務経験が求められるでしょう。
また、GCP副業案件のメインともいえるクラウドインフラ関連の案件では、サーバーやネットワークといったITインフラに関する基礎的な知識・クラウド上でのインフラ知識など、インフラの知識・業務経験が必要になります。
プログラミングスキル
特にアプリケーション開発に関する案件などで求められるのが、プログラミングスキルです。
JavaやC言語、Objective-Cなどを用いたアプリケーション開発ができるスキルやそういった実務経験があることで、挑戦できる案件の幅が増え、安定した案件受注に近づきます。
GCPはあくまで開発環境を提供するサービスのため、これだけで開発や構築が完結するわけではありません。
インフラなどその分野の周辺知識とともに、こういった言語の知識は欠かせないでしょう。
データ分析やAIなどの先端分野のスキル
GCPではAI・機械学習やデータ分析といった先端分野を強みとしているため、それらのスキルの需要は特に高くあります。
まだ高いスキルを持っているエンジニアの数がまだ少ないこともあり、高単価案件の獲得にも有利になるでしょう。
先端分野のスキルはGCP案件以外でも需要が高いため、身に着けておいて損はありません。
GCPの副業案件で稼ぐコツ
副業を始めることの大きなメリットは、本業以外で収入が得られるということです。
稼働時間の限られる副業でできるかぎり稼ぎたいという場合に重要になるのが、高単価の案件を獲得できるかどうかです。
高単価案件を獲得するには、次のようなポイントを意識すると良いでしょう。
・マネジメントスキルを身に着ける ・先端技術のスキルを身に着ける ・クライアントにスキルをアピールする |
前述したような先端技術のスキルや、プロジェクトにマネージャーやリーダー的な立場で参画するためのマネジメントスキル・経験を身に着けることなど、まずは高いスキルを得ることが必要です。
先端分野だけでなく、セキュリティなど需要の高い分野でより専門性を高めるというのも非常に効果的ですね。
また、高いスキルや経験を持っていたとしても、しっかりとそれをクライアントにアピールできるかどうかも重要になってくるでしょう。
ポートフォリオを作成し充実させることや、資格の取得など、クライアントに分かりやすくスキルを伝えるための努力ができると良いですね。
GCP副業案件におすすめの資格

GCP案件の獲得のため、対外的にスキルを証明できる資格の取得はおすすめです。
GCP案件の獲得に役立つスキルとしては、主に以下のようなものが挙げられます。
◯Google Cloud認定資格
まず、Googleが提供するGCP認定資格であるGoogle Cloud認定資格です。
基礎レベルである「User certification」から「Associate」、「Professional」まで3つのレベルが用意されているため、スキルレベルに合わせて取得を目指しましょう。
◯その他クラウドサービスの関連資格
GCPの他にもシェアの高い著名なクラウドサービスはいくつかあるため、GCP以外のクラウドサービスのスキルを身に着け、関連資格を持っていると、より幅広い案件を獲得できるようになるでしょう。
主なものとしては、AWSの知識を問われる「AWS認定資格」や、Microsoft社のAzureに関する知識を問われる「Microsoft Azure認定資格」といった各種クラウドサービスの公式認定試験があります。
まとめ
今回の記事では、GoogleのクラウドサービスGCPの副業案件について、その業務内容や気になる単価、必要スキルや案件獲得に有利になるおすすめの資格などを詳しくご紹介してきました。
GCPは著名なクラウドサービスの中でも特にAI・機械学習分野などでの活用で注目されており、今後の需要も期待できるでしょう。
副業にも役立てることができるスキルのため、副業に興味のある方はぜひ専門性の高いスキルを身に着け、高単価案件の獲得を目指してみてくださいね。