組み込み制御エンジニアは副業で稼げる?副業を行うメリットや必要スキルを紹介!

IoTの広がりにより需要の高まる組み込み・制御系システムですが、それらに携わる組み込み制御エンジニアの方の中にも、副業に興味があるという方は多いのではないでしょうか。
収入をアップしたいなど、様々な目的から副業を始めたいと考えていても、何から始めればよいのか、そもそも副業需要はあるのかなども気になるところではないかと思います。
そこで今回は、組み込み制御エンジニアの副業について、そのメリットから実際の案件内容までご紹介していきます。
目次
組み込み制御エンジニアとは?
電子機器や家電製品などに組み込まれ、動作の元となるシステムである「組み込みシステム」。
そして、例えば電子レンジを指定された分数だけ動かすなど、こういった機器の各機能の働きを制御するための制御システム。
これらの開発は微妙に役割が異なるため「組み込み系」「制御系」などと企業や案件によって作業範囲が決まっている場合もありますが、機器に組み込まれるシステムには制御設計が必要なことも多く、作業領域が重なることも多くあります。
こういった組み込みシステムの開発とその機能の制御設計に携わるのが、組み込み制御エンジニアです。
組み込み制御エンジニアの副業のメリット・デメリット
そんな組み込み制御エンジニアのスキルを活かし副業がしたいと考えている方も要ると思いますが、組み込み制御エンジニアの副業には、メリットだけでなく注意しておきたいデメリットもあります。
メリット
まず副業のメリットとして挙げられるのが、次のようなことです。
収入を増やせる |
スキルアップできる |
独立してフリーランスになる際に役立つ |
ひとつは収入の柱を増やし、収入アップが期待できることですね。
そもそも副業を始める理由も、これが大きいのではないでしょうか。
さらに、収入だけでなく、スキルアップや独立などのキャリアアップにも活かせるのが副業です。
企業での本業よりも幅広い仕事に挑戦しやすく、スキルを磨くことができるでしょう。
クライアントから信頼が得られれば、独立しても案件を振ってもらえることがあるかもしれません。
デメリット
デメリットとして主に注意しておきたいのが、次のようなことです。
本業を疎かにしないよう注意が必要 |
副業禁止の企業もある |
まず、副業の作業に時間をとられすぎてしまい、本業を疎かにしないよう、両立ができるような案件の取り方やスケジュールの管理をする必要があるということです。
また、それ以前に企業によっては副業が禁止の場合や業務内容に制限がされるということもあるため、トラブルを起こさないようまずはそこを確認するのも重要でしょう。
組み込み制御エンジニアの副業案件の動向
ここでは、組み込み制御エンジニアの副業案件の内容や単価相場など、実際の動向を見ていきましょう。
業務内容
組み込み制御エンジニアの副業の主な業務とされるのが、やはり組み込み・制御システムの開発や運用・保守に携わるものです。
案件によっては企画や設計から携わることができるものもありますが、そういった案件では高いスキルと経験が求められることも多いでしょう。
基本的なものとしては、仕様書や設計に基づいた実際のシステムの開発・実装や完成したシステムのテスト、運用・保守業務などがありますね。
需要・単価相場
組み込み・制御システムの開発・テストはパソコンさえあれば業務を完結できるという訳ではないことが多く、リモートでの業務がしにくいことや、高度かつ専門性の高い言語スキルが必要であることなどから、組み込み制御エンジニアの副業案件は多いとは言い難い状況となっています。
しかし、けっして副業ができないというわけではなく、中には副業が可能な案件もあるでしょう。
気になる単価相場ですが、まず組み込み制御エンジニアのフリーランス案件の相場としては、単価60万〜70万円ほどとされています。
実際にエンジニアルートに掲載されているものも、同程度の単価のものが多いですね。
しかし、副業で請け負えるのは稼働が週2回程度のものなど、時間が限られるため、そういった案件ではそれより少し低く、単価は月20万〜30万円ほどとなるでしょう。
将来性
近年ではIoTの広がりやAI技術の進歩により様々な機器にシステムが活用されており、組み込み・制御エンジニアの将来性は明るいと言えるでしょう。
エンジニアとしての需要は今後も高まると考えられますが、前述したように組み込み・制御システムの開発、特に高単価となる設計や開発を担うものは副業としては参画しにくい案件もあり、副業での市場価値を高めるには、より高いスキルや経験があると安心ですね。
組み込み制御エンジニアの副業で求められるスキル
副業で案件を獲得するには、もちろん業務をこなせるスキルが必要になります。
組み込み制御エンジニアの副業で必要なのは、次のようなスキルです。
プログラミング言語
まず、欠かせないのがシステム開発のためのプログラミング言語です。
組み込み・制御システムで特に重要とされるC言語やJava、アセンブリ言語など、開発に必要な
言語はしっかりと習得しておきましょう。
OSやソフトウェア・ハードウェアの知識
組み込み開発では、汎用OSとはまた異なるLinuxやITRONといったOSが用いられたり、汎用OSを組み込みシステムの開発に合わせて改良したりということがあるため、OS知識も必要になります。
また、ITの基礎のひとつとも言えるソフトウェア・ハードウェアの知識も求められるでしょう。
機器・機械への幅広い理解
組み込み・制御システムの開発では、組み込まれる元の機器や機械の知識もあると良いでしょう。
搭載する機器によってその設計や構造は異なるため、幅広く理解していることが重要です。
副業で稼ぐには?単価アップのコツ
組み込み制御エンジニアとして副業でより高単価の案件を獲得し、高収入を目指すには、
- 高い専門性とスキルを身に着ける
- 資格を取得する
- ポートフォリオを作成してクライアントにアピールする
- 自分に合った方法で案件を探す
など、様々なポイントがあります。
特に、スキルや経験があり、高単価の案件を獲得したいという方は、エージェントサービスを利用して案件探しをするのもおすすめです。
エージェントサービスはエージェントがスキルや条件に合わせた案件を紹介してくれるというもので、高いスキルがあれば、エージェントの持つ高レベルで単価の高い案件を紹介してもらえるチャンスもあるでしょう。
もちろんそういった方だけではなく、副業を始めたばかりでそもそも案件の探し方に悩んでいるという方にも、案件探しの手間が省けるためエージェントサービスの利用はおすすめですよ。
まとめ
今回の記事ではIoTやAIの進歩の中で需要の高まる組み込み制御エンジニアの副業について、その内容や単価といった副業事情と、副業のメリット・デメリット、また必要なスキルまで詳しくご紹介しました。
組み込み制御エンジニアはもちろん、エンジニアもスキルがあれば副業で収入アップを目指したり、キャリアに役立てたりすることが可能になります。
興味のある方は、早速案件探しから始めてみてはいかがでしょうか。