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Dockerを使った副業は稼げる?単価相場や副業の注意点も

開発環境の共有などに用いられるツールであるDockerはご存知でしょうか。

副業を行うエンジニアも増加しており、実際にDockerを活用して業務を行っているという方の中には、そんなDockerのスキルを活かして副業がしたい!と考えている方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は、Dockerを使った副業案件について、その相場や副業を行う場合の注意点とともにご紹介していきます。

Dockerとは?

仮想サーバーを構築することにより、1台のサーバーによりいくつものOSを動作させる技術を仮想化技術と呼びますが、Dockerはその仮想化技術を利用し、アプリケーションの実行環境を構築するツールです。

Dockerを活用することで、1台のサーバー上でいくつものアプリケーションを軽量で高速に実行できるようになります

仮想化技術にはいくつかの種類がありますが、Dockerは「コンテナ型」とされるもので、1つのOSの中に複数の実行領域が用意されているものです。

複数のOSを立ち上げなくてもよいため、動作が速いことが特徴になりますね。

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Dockerのメリット・デメリット

Dockerの活用には、次のようなメリット・デメリットがそれぞれ存在します。

【メリット】

高速な実行
簡単に環境を構築できる
共有が簡単にできる

【デメリット】

ホストOSに対応していないアプリケーションは起動できない
学習コストが高い

手軽さやスピーディさ、共有しやすさなどのメリットから、複数のOSで動作確認を行いたい場合や、チームで開発環境を共有したい場合などによく利用されています。

デメリットとしては、環境構築自体は簡単でもDockerを深く理解していないとトラブル時などに対応できないため、しっかりと学んでから利用することが求められ、学習が必要だということなどが挙げられますね。

また、コンテナ型である特徴上ホストOS未対応では起動できないという点も注意が必要です。

Docker案件の動向

そんなDockerのスキルは、副業にも活かすことができるのでしょうか。

ここでは、Dockerのフリーランス・副業向け案件の気になる動向をご紹介していきます。

業務内容

Docker案件では、TypeScriptでの開発やGo言語、JavaScriptなど使用する言語は幅広いですが、Webアプリケーション開発に関するものがメインとなっています。

Dockerを活用することでOS・バージョン違いの動作などに素早く対応でき、スピーディな展開を行うことができるためですね。

上流工程の経験やアジャイル開発経験、クラウド知識やフルスタックでの開発が可能など、高いスキルを持っていると、より高単価の案件を獲得することができるでしょう。

単価相場

Dockerを活用したフリーランス向け案件としては、実際にエンジニアルートに掲載されているものでは60万~80万円程度まで幅広い単価のものが見られます。

開発するものや求められる経験年数、役割などによってその単価は異なりますね。

高いスキルがあれば、高収入を目指すことも可能でしょう。

しかし、副業で行う場合、稼働できるのは週1〜週2程度になります。

これらの案件は週5などフリーランスとしての委託を前提としているもののため、週1〜週2稼働可能な案件では相場は15万〜30万円ほどとなるでしょう。

将来性

コンテナ型仮想化技術は進歩・普及を続けており、またクラウド環境の普及もあってDockerの需要は今後さらに増加していくと考えられるでしょう。

日本では現在仮想マシンによる仮想化が広がっていますが、今後コンテナ型の仮想化技術に置き換わることも十分考えられます。

また、仮想化は専門性の高い分野でもあり、特にスキルの高いエンジニアの将来性は高いと言えますね。

Dockerの副業案件で注意すべきこと

Dockerのスキルを活かして副業を始めたい場合、以下の点には注意しましょう。

副業OKか確認しておく

まず、本業の企業の就業規則をしっかりと確かめ、副業が可能かどうかを確認しておきましょう。

中には副業禁止の企業もあり、内緒で始めて、もしも発覚してしまえば罰則を受ける場合もあります。

本業とのバランスを考える

本業の合間に副業を詰め込み、体調を崩してしまったり本業に支障をきたしてしまうような働き方には注意しましょう。

自己管理を行い、稼働できる時間を考えて案件を選ぶことがおすすめです。

確定申告

副業でも、年間の収入が20万円を超えた場合には確定申告を行わなければなりません。

申告がもしも漏れてしまった場合延滞税を請求されることになるため、報酬額はしっかりと確認して収入を把握しておきましょう。

Docker副業案件獲得のポイント

副業で高収入やスキルアップを目指すには、自分に合った案件の獲得が非常に重要です。

最後に、Dockerの副業案件獲得のポイントや方法をご紹介します。

案件探しの基準

副業案件探しでは、自身の目的や条件に合った案件を探すことが大切です。

まずは、土日や夜など本業に影響せず自身が働ける時間帯での稼働が可能かどうか、またリモートOKの案件かどうかなど、無理なく働ける条件での案件探しを行いましょう。

また、副業を始めたいと考えている方には、「収入を増やしたい」「幅広い案件でスキルアップを図りたい」「独立への足がかりにしたい」など、それぞれの目的があるでしょう。

スキルがなければ案件を選ぶのも難しいかもしれませんが、それらを叶えるために、案件単価や案件の内容などもしっかりと確認しておくのがおすすめです。

案件探しの方法

Dockerの副業案件を探すには、

  • クラウドソーシングサービスの利用
  • 知人の紹介
  • SNSを活用する
  • エージェントサービスの利用

など、様々な方法があります。

まずは案件が豊富なクラウドソーシングサービスなどから受注を目指し、低単価で手軽にできるものから実績を積んでいくのも良いですが、案件情報サイトなどで利用できる事があるエージェントサービスも初心者にはおすすめです。

エージェントサービスでは自身のスキルや希望条件などから、エージェントがその人に合った案件を紹介してくれます

案件探しのやり方が分からない方、営業が苦手な方なども、案件を探す手間を省くことができますね。

また、スキルを要するような高単価の案件もエージェントが持っていることが多いため、高収入を目指す場合にもおすすめの方法です。

近年では、SNSから仕事を受注できるケースもあるため、並行してSNSでの活動などを行っておくのも良いですね。

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まとめ

今回の記事では、仮想化技術を使用し実行環境の構築に用いられるDockerのスキルを活かした副業について、その相場や将来性、また注意点や案件探しの方法まで詳しくご紹介しました。

Dockerは今後も注目される技術のひとつであり、学んでおいても損はありません。

幅広い案件で活用することができるため、興味のある方は学んでみてはいかがでしょうか。

また、すでにDockerの知識を有しており、早速副業を始めてみたいという方は、ぜひ本記事を参考に案件探しから始めてみてくださいね。