Nuxt.jsで副業がしたい!案件事情や単価・求められるスキルまで解説

人気の言語、JavaScriptのフレームワークのひとつであるNuxt.js。
Nuxt.jsを活用して仕事をしている方、今後スキルアップのために習得したいと考えている方の中には、Nuxt.jsを使った副業に興味がある方もいるでしょう。
今回はそんな方のために、Nuxt.js副業案件の単価や求められるスキルなど、副業事情をご紹介していきます。
目次
Nuxt.jsとは?

Nuxt.jsとは、Web開発でよく用いられる人気のプログラミング言語、JavaScriptのフレームワークのひとつです。
2006年にリリースされたフロントエンド開発とバックエンド開発どちらでも構築が行えるフレームワークで、その軽量で高速な動作から行政機関などのサービスにも用いられたことなどでも話題になりました。
サーバー上でページのデザインなどを組み立てることができ、表示までの時間短縮やSEO対策にも効果的なサーバーサイドレンダリング(SSR)や、静的サイトの生成により安全性を高められることなど、その特徴から現在でも根強い人気のあるフレームワークですね。
Nuxt.jsとその他のフレームワークとの違い
Nuxt.jsの他にもJavaScriptにはいくつかのフレームワークが存在します。
特にNuxt.jsと関連性が深いのが、「Vue.js」と「Next.js」ですね。
Vue.jsは、Nuxt.jsのベースになっているフレームワークです。
動的なWebページのUI開発などに用いられるもので、柔軟性が高く軽量であることが特徴です。
しかし、Nuxt.jsの特徴であるSSR機能を持っていないため、Nuxt.jsの方がより大規模なWebアプリ開発などで用いられやすいとされますね。
名前が似ており混同されやすいNext.jsは、SSR用フレームワークであり、こちらもNuxt.jsの開発に影響を与えたとされています。
JavaScript開発用ライブラリであるReactをベースとしており、Vue.jsで構築されたアプリのレンダリングにはNuxt.jsが、Reactで構築されたもののレンダリングにはNext.jsが使用されます。
Nuxt.js副業案件のメリット
Nuxt.jsを用いた副業を行うことで、
- 収入アップ
- スキルアップ
- 独立の準備になる
など、様々なメリットを得ることができるでしょう。
まず、副業を始めたい人が目的としていることが多いのは、収入面でしょう。
Nuxt.jsで副業を行えば、もちろんその分収入を増加させることができます。
また、副業はスキルアップや経験を積み、独立の足掛かりとすることも可能です。
企業に所属していると仕事の幅が限られることもあるかもしれませんが、副業であればスキルによっては幅広い案件にチャレンジすることができ、スキルアップを図ることができます。
後にフリーランスとして独立を目指しているという場合にも、フリーランスで重要な案件獲得に役立つ人脈や受注実績を得ることができるでしょう。
Nuxt.js案件の動向
それでは、実際にNuxt.jsの案件について、その動向を見ていきましょう。
業務内容
Nuxt.jsの副業・フリーランス向けの案件として多いのは、
- Webサイト開発
- Webアプリ開発
- モバイルアプリの開発
などですね。
特にSSR機能を持つNuxt.jsは、SEOが重要視されるサイトやECサイトなどで多く用いられていますので、それらの関連の案件が多くなっているでしょう。
案件数・単価相場

Nuxt.jsの案件数は非常に多いという訳ではありませんが、副業での稼働が可能な週1〜2日の案件なども中にはあります。
しかし、そういった案件は人気があり、高いスキルが求められることも多いでしょう。
単価相場としては、フリーランス向けの案件で約70万円と言われています。
実際にエンジニアルートに掲載されている案件も、60万〜70万円程度の単価のものが見られます。
副業案件では前述したように稼働時間が限られるため、週1〜週2の案件では10万円〜20万円程度が相場となるでしょう。
将来性
Nuxt.jsは2006年リリースと新しい技術とは言えないものですが、現在でも安定した需要があります。
Webサイト・Webアプリ開発の需要も増加傾向にあるため、Nuxt.js案件の将来性は高いと言えるでしょう。
また、フロントエンド開発でのVue.jsの人気も高まっており、それに伴ってVue.jsをベースとしたNuxt.jsの需要の高まりも予想されますね。
もちろん今後より新しい技術が登場することもあり得るため、常にスキルを磨くことや、トレンドをキャッチしていくことが重要になるでしょう。
Nuxt.jsの副業案件で持っておくと良いスキル
Nuxt.jsの副業案件を受注するには、基礎となるJavaScriptやNuxt.jsそのもののスキル以外にも、持っておくと良いスキルが存在します。
その他のフレームワーク・ライブラリのスキル
まずは、元となったVue.jsなど、関連性の高いフレームワーク・ライブラリのスキルです。
Vue.jsの概念への深い理解はもちろん、Vue.jsとともに用いられる状態管理ライブラリ「Vuex」やルーティングライブラリ「Vue Router」、またNuxt.jsアプリケーションによく用いられるHTTPクライアントライブラリの「Axios」など、フレームワークやライブラリに関する知識を学ぶことで、よりスムーズな開発が可能になります。
Nuxt.jsと相性の良い言語・ツールのスキル
Nuxt.jsと相性がよく、組み合わせることでより開発の効率化や高度な開発が可能になる言語・ツールについても学んでおくと重宝されるでしょう。
◯TypeScript
JavaScriptをもとに型システムを追加した、Nuxt.jsと組み合わせることで大規模なアプリ開発が可能になる言語
◯GraphQL
Nuxt.jsと組み合わせると効率的にデータの取得ができる、APIのためのクエリ言語
◯Jest
Nuxt.jsと組み合わせてテストを効率的に行えるテスティングフレームワーク
Nuxt.jsを身に着けるには?

Nuxt.jsのスキルをこれから身に着けたいという場合には、次のような様々な方法があります。
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独学が難しい方はスクールやオンライン講座などを利用するのもおすすめですが、Nuxt.jsは歴史もあり、需要の高い技術であるため参考書やサイトなども充実しています。
そういったものを利用して、自分のペースで独学で学ぶことも可能でしょう。
また、基礎を参考書などで学んだら、実際に手を動かしてみながら実践的にスキルを身に着けていくのも非常に有効ですね。
まとめ
今回の記事では、JavaScriptのフレームワークであるNuxt.jsの副業案件について、その内容や単価相場を、Nuxt.jsの特徴とともに詳しくご紹介しました。
Nuxt.jsは現在も高い需要があり、副業やフリーランス案件でも活用できるスキルのひとつです。
興味のある方は、まず必要なスキルを身に着け、副業案件をチェックしてみてはいかがでしょうか。