「フリーランスエンジニアはやめとけ」と言われる理由5つ

現在、エンジニアとして活躍されている方や、今後エンジニアとして働きたいという方の中には、「ゆくゆくはフリーランスエンジニアになりたい!」という方も多くいらっしゃると思います。
ですがフリーランスエンジニアに興味を持って調べると、経験者などの周りの人から「やめとけ」という言葉を聞くことも多いのではないでしょうか。
今回はなぜ、フリーランスエンジニアが「やめとけ」と言われてしまうのか、その理由と、フリーランスエンジニアとして成功するために注意すべきポイントも合わせてご紹介します。
目次
1. フリーランスエンジニアが「やめとけ」と言われる5つの理由

フリーランスエンジニアは自由度が高く、多様な働き方ができる魅力的な職種です。
フリーランスエンジニアを目指す人や憧れているという人も多くいるでしょう。
しかし、その一方で「やめとけ」という声も少なくありません。
なぜ「やめとけ」と言われてしまうのか、その理由を5つ、詳しくご紹介します。
1-1. 収入が不安定になりやすいため
まず第一に、収入が不安定になりやすいことがあります。
企業に所属し毎月決まった収入を受け取れる会社員のエンジニアとは違って、フリーランスエンジニアは案件ごとの報酬となります。
毎月安定して案件を獲得できるか、案件の量でも収入が上下してしまうことはもちろん、案件ごとに単価も変わってきますので、収入は不安定になりやすいでしょう。
もちろん高単価の案件を継続的に獲得できるようになれば高収入を得ることもできますが、その反面、安定した収入を得ることが難しいということが「やめとけ」と言われる大きな理由のひとつです。
1-2. 不況や企業の業績悪化による影響を受けやすいため
フリーランスエンジニアは会社員よりも、不況や企業の業績悪化といったものの影響を受けやすい職業です。
不景気であることや業績が悪化しているなどの理由でコストを削減しなければならない場合、企業はまず外部に発注する業務を減らすことが多くあります。
そうなった場合、フリーランスは企業にとって1番契約を打ち切りやすい存在となってしまいます。
景気や取引先の都合で仕事を失ってしまうことがあるフリーランスエンジニアは、取引先が少なければそれだけ収入が途絶えるリスクが大きくなります。
クライアントは絞らず、継続的に仕事を発注してくれる取引先が複数いると良いですね。
1-3. 生き残るには高いITスキルが必要となるため
実際に独立後スキル不足を痛感したというエンジニアも多いように、フリーランスエンジニアとして生き残っていくには高いITスキルが求められます。
基礎的なプログラミングスキルを持つ人は企業のエンジニアにも多くいますので、初心者や経験の浅いエンジニアがフリーランスとして案件を獲得するのは難しくなります。
特に高単価の案件であればあるほどスキルや経験を求められますね。
また、会社のサポートのないフリーランスではスキルアップも自ら行わなければならず、自分から新たなスキルを学んだり新しい分野の案件に挑戦したりといったことが必要になります。
スキルが足らないと単価の低い案件をたくさんこなさなければならず、案件数を増やしたことによる激務でスキルアップの時間が取れない、といった悪循環に陥らないように注意しましょう。
1-4. 営業スキルも必要となるため
必要なのは、ITのスキルだけではありません。
企業では部署ごとに役割分担がされており営業活動も営業部に所属する人員が行ってくれるため、エンジニアは基本的に開発業務のみに専念することができます。
しかし、フリーランスになればもちろん案件獲得のための営業からすべて自分でこなさなければなりません。
継続的な案件を獲得できればよいですが、そうでない場合は次の案件に向けた営業活動を開発業務をこなしながら同時進行で行うことになります。
雑多な業務が多く負担が大きいほか、慣れない営業活動に苦戦し会社員に戻るエンジニアもいます。
独立前から人脈を広げておくことや営業スキルを身に着けておくことが大切になりますね。
1-5. リスクが大きいため
上にあげた4つのほかにも、フリーランスエンジニアにはフリーランスならではのリスクが多々あります。
企業に所属する会社員には、様々な福利厚生があります。
フリーランスではそういったものは受けられず、例えば怪我や病気などで働けなくなってしまった場合も有給など会社からのサポートが使えず、その間収入がゼロになってしまうということも考えられます。
また、ほかの社員と協力して業務を行う会社員とは違って、フリーランスエンジニアは受注した案件の責任を自分1人で負うことになります。
スキルアップのための費用・時間も自分で捻出しなければならないほか、事務などの雑務も重要な業務のうちのひとつとなります。
過労で体調を崩してしまったりすることのないよう、自己管理が非常に重要になりますね。
成功すれば多様な働き方で高収入を目指すことができる職業ですが、これだけのリスクやデメリットが伴うということから、「やめとけ」と言う人も多くいるのでしょう。
2. 成功しやすいフリーランスエンジニアの特徴

それではフリーランスエンジニアとして成功するためには何が必要なのでしょうか。
成功しやすいフリーランスエンジニアには、下記のような特徴があります。
- 自己管理ができる
- スキルアップに前向きに取り組める
- 自主的に営業活動を行える
実務に加えスケジューリングから営業、事務的な処理まで1人で行うフリーランスエンジニアには、すべてに共通して自主的に動くことができるということと自己管理がしっかりできるということが重要になります。
案件獲得のためのスキルアップや営業活動に向上心を持って自主的に取り組める人や、自己管理が徹底してできる人は、リスクを抑えてフリーランスエンジニアとして成功しやすいと言えるでしょう。
3. 失敗しやすいフリーランスエンジニアの特徴
では反対に、失敗しやすくなってしまうフリーランスエンジニアとはどのような人なのでしょうか。
失敗しやすいフリーランスエンジニアの特徴も見ていきましょう。
- 自己管理が苦手である
- コミュニケーションが苦手である
- 楽して稼ごうと考えている
やはり自己管理ができないというのはフリーランスエンジニアにとっては厳しい特徴です。
無理な受注をしてしまって体調を崩した、スケジューリングが上手く行かず納期までに仕事を終えられない、ということになるとクライアントの信用を失ってしまいます。
コミュニケーションや営業力に不安があると案件獲得自体難しくなることもあります。
フリーランスエンジニアとして成功するには、非常に多くのスキルが必要ということですね。
4. 【フリーランスエンジニア向け】案件の探し方
実際にフリーランスエンジニアとして働く方が今後も活躍し続けるためには、幅広い案件を受注することが重要です。
幅広い案件にチャレンジすることで、実績を積み自らのスキルアップにも繋がりますね。
フリーランスエンジニアが案件を探す方法には、クラウドソーシングサイトやフリーランス向けのエージェントサービス、また案件情報サイトを利用する方法など様々です。
特に実績に繋がる幅広い案件をお探しの方は、選択肢の多い案件情報サイトがおすすめです。
まとめ
今回の記事では、フリーランスエンジニアを目指しているけど「やめとけ」という声を聞いた……という方に向けて、フリーランスエンジニアが「やめとけ」と言われてしまう理由や成功する特徴などをご紹介しました。
確かに様々なリスクはありますが、それを理解してポイントを抑えればもちろんフリーランスエンジニアとして成功することも可能です。
フリーランスエンジニアとしての活躍を目指す方は、この記事を参考にして案件探しから始めてみてください。