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スキルシートの書き方|職務経歴書との違い・書く際のポイントを解説

スキルシートの書き方|職務経歴書との違い・書く際のポイントを解説

エンジニアやプログラマーの転職・就職活動、フリーランスとしての営業にも活用されるスキルシートですが、実際にスキルシートを書く場面になった方の中には、

「どんなことを書いたらいいのだろう?」

「より良いスキルシートを書くためにはどのようなことに気をつければ良いのだろう?」

「職務経歴書とは違うの?」

など、疑問や不安を持つ方もいるのではないかと思います。

今回はそんな方に向けて、スキルシートの概要や書き方のポイントを、詳しくご紹介したいと思います。

そもそも「スキルシート」とは?

スキルシートとはそもそも、技術職であるエンジニアやプログラマーなどがこれまで身につけてきたスキルや実務経験、取得した資格などをまとめた書類です。

主に使用可能なプログラミング言語や携わってきたプロジェクト、得意な技術分野など、技術面の自分のアピールポイントを記載します。

「技術経歴書」と呼ばれることもありますね。

転職や就職の際に自己PR書類のひとつとして活用されるものですが、企業に所属するエンジニアがクライアント先に常駐する場合に、クライアント企業に提出することもあります。

職務経歴書との違い

経験やスキルをまとめるという点では職務経歴書と共通しているスキルシートですが、履歴書と同時に提出するためプロフィールの記載のない職務経歴書とは異なり、履歴書が不要なフリーランスなどでも利用されるスキルシートでは、プロフィールや自己PRをまとめた形式で提出するケースもあります。

スキルシートには決まったフォーマットがなく、必要に応じた項目の使い分けがなされるということです。

特にエンジニアなどのIT技術者が活用する場合は、よりITスキルをアピールするのに特化した形になるのがスキルシートの特徴ですね。

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エンジニア・プログラマーにスキルシートが重要な理由

エンジニア・プログラマーの転職や独立の際には、スキルシートは非常に重要になってきます。

スキルシートがどうして重要だと言われているのか、その理由をご説明します。

◯企業側・応募者側ともにミスマッチを防げる

企業側が必要としている技術を持つ人材かどうか、スキルシートを参考にすれば、採用を決める際や実際の配置のときにミスマッチを防ぐことができます。

そしてそれは、企業側だけのメリットではありません。

書いている応募者側も、自身の経験を整理しながらスキルシートを作成することで自分の持つスキルや経験をしっかりと把握できるので、求人への応募時に自分に合った企業・自分を必要とする企業を選択することができます。

◯保有スキルが給与に反映される場合がある

スキルシートは、給与を決める際にも参考にされる場合があります。

記載されたスキルや実務経験によって給与や、フリーランスの場合であれば案件の単価にも反映される場合があります。

特に専門性の高さやプロジェクトのリーダー経験などは高収入に繋がりやすいと言われており、企業や場合によっては数万から数十万単位で変わることもあるようです。

◯保有スキルに適した案件をオファーされる場合がある

スキルシートを見た企業側から、スキルに合わせた案件のオファーをもらえることもあります。

記載するのは得意なスキルだけでいいか、と自己判断せずに、少しでも関わったプロジェクトや業務に利用したことのあるスキルを詳細に書いておけば、応募時と違った予想外のオファーが舞い込んでくるかもしれません。

フリーランスの方などは特に、新たな案件を獲得するために重要ですね。

スキルシートの書き方・ポイントを項目別に詳しく紹介!

様々なフォーマットがありますが、スキルシートに記載するのは氏名や生年月日などの基本的なプロフィールの他、大まかに、「保有資格」、今まで経験してきた業務やプロジェクトなどの「業務内容・役割」、自分の得意とする「得意分野・技術」、そして「自己PR」の4つの項目です。

実際にスキルシートにはどんなことを書けばよいか、どのようなことに気をつければよいのか、項目ごとにポイントをご紹介していきたいと思います。

保有資格

まずは、自分が取得している資格や、使用できる言語などを漏れなく記載しましょう。

この後に記載する業務やプロジェクト経験の欄を細かく確認しなくても、ぱっと見て保有している資格・技術が把握できるように、まとめて見やすく書いておきましょう。

勉強中のものがあれば、「勉強中」として載せておくのもアピールになるかもしれません。

業務内容・役割

今まで経験してきた業務やプロジェクトを書くのは、スキルシートのメインとなる項目、といっても良いかもしれません。

直近のものから時系列順に、参加したプロジェクトや業務の内容を、プロジェクトの開始から終了までの期間や開発環境、そこで使用したスキル、プロジェクトの人数などの規模やそこで担当した役割まで、詳細にまとめます

見やすく書くのもスキルシートのポイントですから、箇条書きで分かりやすくまとめるようにしましょう。

もちろんアピールのため経験はできるだけ全て伝えられた方が良いですが、あまりにも多い場合は企業の求人に合ったものを絞りましょう。目安としては、A4用紙に2〜3枚程度で納めるのがおすすめです。

一般に公開されているサイトの制作などに関わった場合は、サイトのURLも記載しておくと参考になるかもしれません。

しかし、案件や企業によっては情報制限がされていたり、秘密保持契約を結んでいる場合もあると思います。

そういったプロジェクトを記載するときには、社名や具体名を伏せるなどして注意しましょう。

得意分野・技術

実務経験や習得した技術の中でも、自分の得意とする分野や業務内容を記載してアピールポイントとしましょう。

どういった分野のどんな技術をどれだけ深く習得しているか、どれだけ専門的な知識があるかを積極的に、なおかつこちらも分かりやすくまとめます。

特に担当したい業務がある方や、応募した企業の求めるスキルをお持ちの方は、得意分野としてそれに関連するものを書いておくと良いですね。

自己PR

自己PR欄でのアピールも大切です。

それまでに記入しきれなかった経験やスキル、今後のキャリアプランなどを書いたり、例えばマネジメント経験がある方はこんなことに気をつけていた、プロジェクトメンバーとのコミュニケーションはこうしていた、など仕事に関する心構えや人柄をアピールしましょう。

過去の経験や在籍企業への不満や不安など、ネガティブな言葉は避けて、熱意や積極性、向上心などポジティブな面を伝えられるように気をつけましょう。

自己PR欄だけでなくスキルシート全体を通して言えることですが、人に見てもらうものですので誤字脱字や表現の間違い、レイアウトの見やすさには十分注意しなければなりません。

企業の担当者が専門性の高すぎる単語をどれだけ理解しているかも分かりません。

見る人を想定した、分かりやすい記述を心がけましょう。

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まとめ

今回の記事ではエンジニア・プログラマーの転職、案件獲得に重要なスキルシートについて、概要やどうして重要なのか、さらに詳しい書き方のポイントまでご紹介しました。

はじめてスキルシートを書くという方はもちろんですが、できるだけ企業の担当者に良い印象を与えられるスキルシートを書きたいという方も、ぜひこの記事を読んで、不安なくスキルシートを作成できるよう参考にしていただければと思います。