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フリーエンジニアで良かったと感じるメリット・デメリット

隠すことはないのですが、フリーエンジニアはメリット・デメリットの差がとても大きく、会社員としてのエンジニアと比べると、様々な面で安定していません。
勿論、多くの異議はあるということを認めてはいますが、「フリーランス」という性質上、収入面でも雇用面でも、波がありますし、さらにはクレジットカードの審査がなかなか下りない等の信頼面でも良くない結果を招くことが非常に多いです。
今回は、そのメリット・デメリットを取り上げてみましょう。

フリーエンジニアで良かったと感じるメリット

1.時間

人並に稼いで人並に暮らし、特に贅沢をしないのであれば、週2日勤務で十分な収入を得ることが出来ます。その為、余暇への時間調整を容易にすることができ、案件によってはそもそもリモートで作業ができ、日本にいる必要すらないので、物価の安い東南アジアで暮らし、ミーティングだけSkype参加ということもできます。

普通のサラリーマンなら考えられないような時間の使い方をすることができ、これは大きなメリットの一つと言えます。

2.単価

サラリーマンエンジニアならば、月50万も貰えれば平均より稼いでいる部類にはなるでしょう。

毎日残業含め10時間働き、1ヶ月に20日勤務をしていると仮定するならば、200時間で50万を稼いでいることになり、その時給は2500円です。安定して時給として2500円入ってくるならば上等ですが、月50万を稼ぐエンジニアのスキルを考慮すると、その妥当性には疑問符がつくのではないでしょうか。

フリーランスは、1日10時間で週2日勤務、40万と考えると、80時間で40万を稼いでいることになり、時給は5,000円です。さらに、フリーエンジニアは常にどの企業からも求められていることもあり、途中で切られるリスクを考慮しても、時給5,000円というのは良い時給なのではないでしょうか。

3.人脈

なんといっても、フリーエンジニアの大きなメリットは、その業務を通じた人脈の形成でしょう。そして、フリーエンジニアとして形成された人脈によって、ヘッドハンティング合戦が繰り広げられます。

企業側からしても、高いお金を出して媒体に求人情報を掲載し、採用後に使えない人材がどうかを見定めるより、実際の業務を通じてエンジニアを採用した方が良いに決まっています。

そして、何よりエンジニア界隈では、このような方法で転職することが一般的であり、一般の企業のサラリーマンエンジニアよりも転職市場による強みが大きいのです。

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フリーエンジニアであることのデメリット

1.雇用

エンジニアとしての技術力がない人は、やはり中々案件にアサインされることがなく、雇用面で不安定と言わざるを得ません。

今後もIT業界におけるエンジニアの需要が高まっていくとは言いつつも、年齢が若く、新しい技術の吸収力が高いエンジニアが優先してハンティングされる為、特別な能力のない30代後半のエンジニアはマネジメントすることが困難であり、淘汰されていくでしょう。

2.結果至上主義

企業側からすれば、社員の2倍もの時給を支払っているわけで、当然経営を出すことを求めてきます。フリーエンジニアは、常に最良の成果物を出さなければならず、例えエンジニアならしてしまうような小さなバグでさえ、フリーエンジニアは出すことが許されないのです。

勿論、フリーエンジニアを雇う企業側のリテラシーにもよりますが、ことさら経営者というのは、リテラシーが弱い為、常にフリーエンジニアはプレッシャーと闘わなければなりません。

3.良質なインプット不足

意外かと思われますが、フリーエンジニアはアウトプットをする機会には大いに恵まれている一方で、スキルに合った案件に多くアサインされます。
自ら新しい事にチャレンジしていかないと、良質なインプットの獲得を逃し、習得する機会に恵まれません。

企業に属しているエンジニアであれば、リードエンジニアが勉強会から持ち帰ってきた最新の技術情報を共有する勉強会が開催され、それをサービスに導入するためのハウツーを考える体制作りがされます。

しかし、基本的に外部と接触するのは勉強会がメインというフリーエンジニアは、良質な情報と触れ合う機会はありますが、それを活用できるような現場に居合わせることが出来ない為、やはり市場の動向と取り残されていくような不安が残ってしまいます。

フリーエンジニアとして多くの収入があっても、結局企業に属すことを選ぶようなエンジニアは、このような背景があるのでしょう。

4.税

個人事業主として、事業を営むことになりますので、事業を営む上で必要な経費処理や仕訳をしなければならず、はじめは双務的な雑務に追われることになります。

この経験が良いか悪いかは、当人の意識により変わってくると思いますが、単純にエンジニアとして働くことだけを考えるのであれば、この時間のロスというのはデメリットになり、事業に集中できなくなる要因になります。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。
フリーエンジニアには、収入・雇用面以外にも多くのメリット・デメリットがあり、これを知った上でフリーエンジニアになることを選ぶかどうかでは、気構え含め、今後の見ていく道が全く異なります。

今一度メリット・デメリットを熟考し、貴方にあった最良の道を選択しましょう。