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2025年の壁はエンジニアにはチャンス!?市場予測と、今エンジニアになるべき理由

2025年の壁はエンジニアにはチャンス!?市場予測と、今エンジニアになるべき理由

皆さんは、「2025年の壁」という言葉を目にしたり耳にしたりしたことはありますか?
IT業界ではもちろんのこと、非IT業界の日本企業の今後の課題として、インパクトを持ってニュースなどで報道されたので、多くの方々が見聞きしたでしょう。

この2025年の壁では企業が変化を求められるだけでなく、その企業で働くエンジニアにも変化が求められます。

そこでここでは、今後の市場予測や今エンジニアになるべき理由などをご紹介します。
エンジニアを目指す方だけでなく、現在エンジニアとして働いている方も、ぜひ参考にしてくださいね。

2025年の壁とは?

2025年の壁とは、経済産業省が2018年に発表した、2025年の日本を予想した際に考えられるさまざまな課題の事です。

これはデジタル化社会で企業が今後生き残っていくためにどうすれば良いのか、という趣旨で作られた報告書なのですが、ITの観点から以下の4点が挙げられています。

  • 20年以上稼働している基幹系システムが6割を超過する
  • 日本国内で約3000社が使っているとされるERP(企業資源計画)パッケージの「SAPREP」のサポートが終了
  • 約43万人のIT人材不足
  • 従来ITサービス市場とデジタル市場の比率が2017時点では9対1だったのが、6対4へと変わるので、IT企業のビジネスモデルに変革が必要

つまり、「これまでのITシステムを更新しないといけないけれど、必要なスキルを持っている人材が不足している」という問題が、2025年にはクリティカルに企業にダメージを与える、と謳われているのです。

また、人材の2025年問題というものもあります。
これは、団塊の世代が75歳以上に、そして団塊ジュニア世代が50歳以上になるという問題です。レガシーシステムを知っている人材が、2025年には現場からいなくなってしまう可能性があるのです。

このように、2025年にはITシステムやITシステムを持つ企業、そしてITシステムに関連するシステムエンジニアにとって、重要な意味を持つ年となるでしょう。

なぜ2025年の壁がエンジニアにとってチャンスなのか?

エンジニア不足が問題となっているので、総じてエンジニアの収入がアップすると考えられるでしょう。エンジニアにとって2025年はチャンスの年となるのです。

しかし、どの企業も欲しいと考えるスキルを持ったエンジニアの待遇や報酬が高まる一方で、スキルが足りないエンジニアの待遇や報酬はそれほど上がらない可能性があります。

そのため、一部のエリートエンジニアが富を独占する未来も考えられているのです。

2025年には、RPAやAIなどの自動化技術がシステム開発や保守にも利用されると考えられるので、スキルが不足していて作業者レベルのエンジニアは少なくて良いという企業も増加するかもしれません。

そのため、今からエンジニアを目指す方も既にエンジニアとして働く方も、企業から求められるスキルを身に着けていくことが大切です。

エンジニア業界は、これから益々売り手市場になるでしょう。

2025年までに勝ち組となり、年収アップを目指すために今のうちからスキルをどんどん身に着けていきましょう。

2025年の壁でエンジニア市場がどう変わる?予想結果

では、2025年の壁によってエンジニア市場はどのように変化するのでしょうか。
ここからは現段階での市場予測を紹介していきます。

システム更改案件を中心に求人市場がさらに活発化する

2025年の壁は、既存のITシステムを新たに更新しなくてはならないが、必要なITスキルを持つ優秀な人材が不足しているという問題です。

反対に言うと、企業にとっては自社の古く更新が必要なITシステムを新しくしたり、見直しするのに必要なエンジニアが必要になったりしているということなのです。

日本でもたくさんの企業が使っているERPパッケージのSAPREPのサポートは2025年に終了します。

そのため、2025年に向けてシステム更改案件が増加し、エンジニア人材市場が活発化する可能性が高いでしょう。

エンジニア市場においては売りて市場がこれから続きそうです。

非IT企業のIT部門やデジタル部門が強化される

日本にある非IT企業でシステム更新がうまく進まないのは、ほとんどの企業がIT企業に任せているのが一因です。

いつサポートが終わるのかいまいちわかっていなかったり、システムを触れる人材がいなくて、何をどのように更新して良いのかもよくわかっていなかったりといった企業も少なくないのです。

その結果、システムをとりあえず使えているから使い続けているという企業が増えています。

その対策として考えられるのは、システムの内製化です。

つまり、IT企業に任せっきりにならず、自社でエンジニアを抱えてシステムを開発や保守を行ったり、IT企業と共にジョイント・ベンチャーを設立したりなどと、積極的に関与していくことが大切なのです。

このような対策を実現するためには、今後、企業に使用しているシステムの事がわかるエンジニアを抱えようという動きが出てくるでしょう。

IT化=デジタル化ではないのですが、IT抜きでデジタルを語ることはできません。そのため、デジタル企画部のように、企業内のデジタル化を推進する部門を強化することも必要です。

このように、2025年に向けて企業のエンジニアニーズが高まることが考えられます。

まとめ:2025年までに求められるエンジニアを目指そう!

2025年の壁や、市場予測、今エンジニアが必要となる理由などはしっかり理解できましたか?

2025年の前後で、IT業界やエンジニアの働き方、人材市場に大きな変化が起こることは間違いなさそうです。

2025年は、ITシステムやITシステムを持つ企業、ITシステムに関わるエンジニアにとって重要な意味を持つ年となりそうです。

そんな中、どこの企業でも優秀なスキルを持ったエンジニアは引く手あまたとなるでしょう。

2025年に近づくとエンジニア同士の競争が激化する恐れもあるため、早めにスキルアップをして、他のエンジニアとの差を広げておくことは大切です。

エンジニアとしてキャリアアップしたい方やエンジニアを目指している方は、2025年になったときにどのようなエンジニアが求められるか、状況をしっかり確認しながら新しいスキルを取得するなど、今のうちにやるべきことを行いましょう。

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