IoTエンジニアになるためには?その仕事内容を紹介!

最近ではモノをインターネットで繋ぐIoTの分野が注目されています。IoTは今後さまざまな分野での活躍が期待され、需要も高まってきています。
ここでは、そんなIoTについて今一度概要をおさらいするとともに、IoTエンジニアになるために必要なスキルなどについてもご紹介いたします。

IoTとは?

まずはIoTとはどのようなものなのか?簡単におさらいしておきましょう。
IoTとは「Internet of Things」の略で、「モノのインターネット」とも呼ばれています。
インターネットに接続するために従来ではパソコンやスマートフォンなどのIT関連の機器を使用することが主流でした。
しかし、IoTによってテレビや冷蔵庫、電子レンジなどの家電や自動車の自動運転技術、医療機器や工場の機械など、あらゆるモノがインターネットに接続することで、遠隔で操作することが可能になったり、情報を素早く共有できたりとユーザーの利便性向上に大きく貢献することができます。

また、メーカーにとってもユーザーの使用状況や操作履歴などのデータを収集して可視化することにより不満や問題点を解決したり、ユーザーのニーズに合った製品を生み出すことが可能となります。

現在IoTはさまざまな分野で導入が検討されています。その背景にはクラウド技術の進化や2020年よりサービス開始を目指して研究が進められている次世代移動通信方式「5G」の存在などが挙げられます。



IoTによって、従来のモノを作って終わりではなく、ビッグデータを活用したビジネスモデルやIoTによる既存の業務効率化、インターネットを通じて継続的にサービスを提供することによって付加価値を高めることが可能なビジネスが、今後当たり前になってくるでしょう。

しかしそんなIoTにも課題は多く、とくに問題となっているのがセキュリティ分野での懸念事項です。
最近ではIoTを狙ったマルウェアも登場してきており、IoT機器の破壊や機器を乗っ取られることによるリスクは今以上に大きな問題になると予想されます。
とくに医療機器や自動車などの機器がインターネットに繋がることで、悪意あるサイバー犯罪者に乗っ取られ、命取りになるような大きな事故になるような自体は避けなければいけません。

IoTの活用事例

自動車の自動運転技術

自動車の分野では将来の自動運転システムの実現に向けて、各メーカーで研究・開発が進められています。
自動運転システムは自動車にセンサーを取付けることにより、周辺の情報を取得したり、自動車の「走る」「止まる」などの挙動を制御することができます。
現在でもセンサーによる検知で自動ブレーキを行う機能は搭載されている車種があります。

医療の分野でのIoT

医療分野でのIoTの導入も近年では注目を集めています。
身体にセンサーを付けて体温や血圧、心拍数などをモニタリングして情報をインターネット上で管理するウェアラブルデバイスも既に製品化されています。
医療分野でもIoTの活用が進めば、健康状態をネットワーク上で取得し、情報共有や患者の様態を把握しやすくなります。
また、異常状態を検知して詳細な情報を家族や病院などに送信し、素早く情報を共有できるようなことも可能です。

スマート家電

スマート家電とは、インターネットに繋ぐことによって、さまざまな機能が提供できるようになる家電製品のことを言います。
例えば、スマートフォンと連携してエアコンや洗濯機などの家電を外から操作することができたり、玄関の自動ロック機能や電気の使用状況によって照明の明るさを調節、カーテンの自動開閉などがあります。
また、パナソニックではクラウドと連携したスマート家電のサービスを展開し、快適に使うために家電を自分好みに設定できたり、家電の遠隔操作、電気料金のチェックなどが可能な家電を販売しています。

農業の分野でのIoT

農業の分野でも経営的な視点から、IoTによる効率化の取り組みが進められています。
農作物を守り収穫量を増やして品質を維持するために、センサーを使用して状況を監視したり、取得した農業データを活用することにより、さらなる高品質化やブランド力の工場、省エネ化などのさまざまな取り組みがなされています。

IoTエンジニアになるには

IoTの需要が今後拡大していくのは間違いありませんが、IoTを利用した機器を開発するエンジニアになるためには、どのようなスキルや技術が求められるのでしょうか?
ここでは、IoTエンジニアになるために考えられる必要なスキルについて解説します。

IoTエンジニアに求められるスキル

組み込み系ソフトウェア開発

IoTはインターネットを介してさまざまなモノを制御すること自体はどの機器にも共通して言えます。
そのため、機器を制御するためには組み込み系の技術が必要になります。
組み込み用のソフトウェアと言えばC言語が一般的ですが、プログラミング以外にもハードウェアに関しての知識が必要になります。

セキュリティ分野

パソコンやスマートフォン同様インターネットに繋がるIoT機器は、常にさまざまな危険に晒されていると言っても過言ではありません。
マルウェアやソフトウェアの脆弱性を突いて攻撃してくるハッカーに悪用されて、家電の誤動作を起こさせたり、機器を踏み台にして大規模なDDoS攻撃などに使われることも十分考えられます。
そのため、IoT機器を悪意あるハッカーから守るためには十分なセキュリティ対策が必要になります。

ビッグデータの活用

ビッグデータとは巨大で複雑なデータを蓄積したもので、IoT機器の利用状況やショッピングサイトの利用履歴、SNSなどの書き込みによるメディアデータなど、さまざまなデータを連携、分析することにより更なる付加価値の高い製品やサービスを生み出すために活用されています。
IoTの分野でもビッグデータの活用は不可欠であり、巨大なデータを扱うためのデータベースエンジニアの需要も今後高まってくることは間違いないでしょう。

ネットワーク技術

IoT機器はネットワークで繋がることが必須のため、TCP/IPなどのネットワークの知識やWifi、ルーターなどの機器の扱いについても熟知している必要があります。
また、IoT機器によってはリアルタイム性が求められるため、通信の遅延が発生しないようにネットワークを構築できるようなネットワークエンジニアとしてのスキルも重要となります。

人工知能(AI)

近年話題となっている人工知能についてもIoTとの連携が注目されています。
人工知能を活用することで蓄積されたデータからあらゆる状況を予測してユーザーにとって最適なサービスを提供したり、人工知能を搭載した家庭用ロボットや介護用ロボットの研究・開発も進められています。
今後は工場や商業施設での画像解析やデータ解析、異常を検知するなどの用途でも人工知能の活躍が期待されます。
人工知能を開発するためには機械学習の分野での知識も必要となります。

まとめ

ここでは今後間違いなく需要が高まってくるであろうIoTについての基本的な解説や、IoTエンジニアに求められるスキルなどについて解説しました。
現在IoTエンジニアは慢性的に不足している状況です。そのため、今後もエンジニアとして活躍していきたいなら、IoTエンジニアになるためのスキルを磨いてみてはいかがでしょうか?

よく読まれている記事

「キャリア・ファイナンス」でよく読まれている記事