Java Goldは難易度が高い?勉強法や各試験との難易度の違いもご紹介!

資格取得は対外的なスキルのアピールになり、転職や案件獲得に役立つなどエンジニアにとって多くのメリットがあります。
人気のプログラミング言語であるJavaに関する資格は様々ありますが、中でも認知度が高いのが、開発元であるOracle社が認定する公式資格、Oracle認定Javaプログラマです。
この資格にはいくつかの難易度がありますが、今回は特に高い知識を求められるJava Goldについて、その難易度や資格取得のための勉強法などをご紹介していきます。
目次
Java Goldとは?

冒頭でもご紹介したように、Java Goldは汎用性が高く様々な開発の場で採用されているプログラミング言語、Javaの関連資格であるOracle認定Javaプログラマのレベルのひとつです。
Oracle認定JavaプログラマはJavaの開発元であるOracle社が認定している公式の認定資格で、GoldレベルではJavaの基礎知識はもちろん、設計やコーディング、Javaを用いた問題解決の能力まで、実践的なスキルを問われます。
開発元が認定する資格であるため知名度が高く、Java Goldを取得しておくことで転職やフリーランスの案件獲得時にスキルをアピールできるでしょう。
Bronze、Silverとの違い
Oracle認定Javaプログラマには、Gold以外にもBronze・Silverの2つの難易度があります。
3つの難易度には、主に以下のような違いがあります。
Bronze | Silver | Gold | |
---|---|---|---|
問題数 | 60問 | 80問 | 80問 |
合格ライン | 60% | 63% | 63% |
難易度目安 | 初心者向け | 開発経験がある人向け | 中・上級者向け |
試験時間 | 65分 | 180分 | 180分 |
試験料 | 13,300円 | 37,730円 | 37,730円 |
Bronzeは初心者向けの資格であり、基礎的な内容が問われます。
問題数や試験時間も他の2つと比べて少なく、試験料も安いため、挑戦しやすい資格ですね。
未経験者がJavaを習得するための学習目標とするのもおすすめです。
Silverは、実際に開発を行うことができる程度の基礎知識はあるが、まだ経験が浅いという人を対象とする試験です。
プログラムの作成や開発環境の理解など、より実際の開発に向けたスキルが求められます。
Bronzeと比べて試験時間も長く問題数も多くなりますが、Goldの受験資格にもなっていますので、Javaを扱うエンジニアは取得を目指すと良いでしょう。
Java Goldは難易度が高い?
Java Goldは、Oracle認定Javaプログラマの最高難易度であり、開発経験者の中でも中・上級者向けの難易度の高い試験です。
Javaを用いた開発を設計から個人で担えるレベルの知識が求められますが、難易度が高い分、信頼性も高く得られるメリットも大きいでしょう。
エンジニアの中途採用時やフリーランスの案件受注では、クライアントは即戦力として働ける人材を探しています。
そのため、高いスキルを持っていることを証明できるJava Goldは非常に有利に働きます。
Javaは世界的に需要が高い言語であり、Java Goldも国際的な知名度があるため、例えば海外で活躍したいと考えているエンジニアにとってもおすすめできる資格ですね。
Java Gold取得に向いている人の特徴
難易度の高い資格であるJava Goldは、簡単に取得できる資格ではありません。
それでは、Java Goldの取得に向いている、取得をおすすめできるのはどのような人なのでしょうか。
Java Gold取得に向いている人の特徴をいくつかご紹介します。
3年以上のJava開発経験がある人

まず、Java開発経験が3年以上あるという人です。
「中・上級者向けの資格である」とご紹介しましたが、中・上級者とはどの程度のスキルを持つ人を指しているのか分かりにくいですよね。
受験資格に経験年数の制限があるという訳ではありませんが、目安として3年以上のJava開発経験があれば、Java Goldの取得を目指せる実務的な能力が得られるでしょう。
もちろん、年数だけでなく豊富な経験も重要です。
試験では、実際の開発の場で直面するような課題をどう解決できるかという問題も出題されます。
試験のための学習をするうえでも、実際に仕事で同じような課題に直面した経験があればより理解が深まりやすくなるでしょう。
Javaの高い知識を身に着けたい人
Java Gold取得を目指して学習を行うことで、Javaに特化した幅広く実用的なスキルを身に着けることができます。
Java Goldを受験するには、Java Silverに合格する必要があります。
開発経験が豊富な方もより基礎的なプログラミングからJavaでの高度な問題解決まで、あらゆるスキルが体系的に学びなおせるでしょう。
資格取得でのメリットが得られることはもちろんですが、より専門的な知識を身に着け、業務に活かすことができるでしょう。
資格手当や転職などの目標がある人
勤めている企業によっては、資格を取得することで手当などの報酬が得られ、直接的に収入アップにつながるという人もいるでしょう。
また、Javaエンジニアとしてキャリアアップを目指して転職したい、フリーランスのJavaエンジニアとして独立したいといった目標があるという方にもおすすめです。
明確な目標があれば学習のモチベーションも保ちやすく、転職活動時や案件探しなどで分かりやすいメリットが得られますね。
Java Gold取得のための勉強法

これまでもご紹介してきたようにJava Goldは難易度の高い資格であるため、事前にしっかりと学習することが必要です。
Java Gold取得のための効率的な勉強法には、以下のようなものがあります。
- 参考書や問題集を活用する
- サイトを活用する
- スクールに通う
- 様々な実務経験を積む
Java Goldには、通称を「紫本」と呼ばれる参考書「オラクル認定資格教科書」など、参考書も豊富にあります。
また、インターネット上にはJavaについて解説しているサイトも多く見つけられますので、分からないことがあれば検索してみるなど、上手に活用しましょう。
独学や自宅での学習では、出題範囲が網羅できるこの参考書や解説サイトで学び、問題集に挑戦すると良いですね。
独学が難しいという方は、スクールに通うのもおすすめです。
また、実践的なスキルまでが問われるJava Goldでは、開発経験を積むことが最も重要と言えます。
経験があればテキストなどでの学習の際にも理解しやすくなるでしょう。
現在初心者である、または開発経験が浅いという方は、最終的にGoldの取得を目指し、BronzeやSilverに挑戦しながら業務の経験を積んでいくことをおすすめします。
まとめ
今回の記事では、汎用的なプログラミングJavaの資格のひとつであるJava Goldについて、その概要や他の試験レベルとも比較した難易度、勉強法などを詳しくご紹介しました。
Java Goldは難易度が高く、3年以上の開発経験があることが取得できるスキルの目安となっています。
しかし、認知度の高い資格であるため、取得することで転職など様々な場面で役立つでしょう。
Java Goldを受験するにはJava Silverの取得が必要なため、まずはSilverから取得を目指してみてはいかがでしょうか。