【2026】インフラエンジニアに必要な資格を難易度目的別にご紹介!未経験からのロードマップ

ITシステムに欠かせないネットワークやサーバーなどに携わるエンジニアであるインフラエンジニア。
そんなインフラエンジニアとして活躍するためには、資格は必要になるのでしょうか。
今回は、インフラエンジニアが資格を取得するメリットやその学習方法などとともに、インフラエンジニアにおすすめの資格を、難易度ごとにご紹介します。
未経験からの資格取得についても詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
インフラエンジニアとは

インフラエンジニアとは、あらゆるシステムやインターネットなどを利用するために欠かせないITインフラと呼ばれるものに携わるエンジニア職種です。
ITインフラにはいくつかの種類があり、インフラエンジニアも担当するインフラやその業務範囲によって以下のように何種類かに分けられます。
- サーバーエンジニア
サーバーの設計構築・運用保守を担う
- ネットワークエンジニア
ネットワークの設計構築・運用保守を担う - データベースエンジニア
データベースの設計・管理を担う - セキュリティエンジニア
セキュリティ機器の導入など、サイバー攻撃などのセキュリティリスクの対策を担う
また、近年ではクラウドサービスが普及し、サーバーなどをクラウド環境で構築することも増えています。
インフラエンジニアには、クラウド知識が必須となっているでしょう。
インフラエンジニアに資格取得は必要?資格取得のメリット
そんなインフラエンジニアですが、インフラエンジニアとして働く上で資格は必要なのでしょうか。
インフラエンジニアになるためには資格が必須というわけではありませんが、資格を取得することで、スキルを対外的にアピールしやすくなるという大きなメリットが得られます。
スキルをアピールできれば、転職やフリーランスの案件獲得の際に企業にスキルを分かりやすく知ってもらうことができ、有利に働きます。
また、資格取得を目指すことでそのスキルを体系的に学べるというのも良い点ですね。
特に初心者はどこから学習してよいか分からないといった悩みを抱えることもあるでしょう。
資格取得を目標にすることで基礎的なところから順に学んでいくことができるほか、学習のモチベーションも保ちやすくなります。
特に未経験からインフラエンジニアを目指す方や転職・キャリアアップを目指す方は、資格取得は有効な武器となるのではないでしょうか。
資格には国家資格・ベンダー資格がある
インフラエンジニア向けの資格には様々なものがありますが、それらは、「国家資格」「ベンダー資格」の2つに分類することができます。
国家資格とは、国や公的機関が認定しているものです。
有効期限がなく、一度取得すれば一生モノになる資格ですね。
IT関連の国家資格では、経済産業省所管の独立行政法人「IPA(情報処理推進機構)」が実施している試験が主となっています。
ベンダー資格は国が認定する国家資格に対し、特定の製品・サービスなどを提供している企業などによって認定される資格です。
こちらは有効期限があるものも多く、より特定のスキル・ツールに関する知識が問われるものが多いことが特徴ですね。
どちらもスキルを証明するのには非常に有効なため、自身のキャリアパスなどに合わせて取得する資格を選べると良いでしょう。
未経験・初心者におすすめの資格

インフラエンジニアには資格取得がおすすめだとお話ししましたが、資格は様々あり、「どの資格を取得したらよいのだろう?」という疑問をお持ちの方もいると思います。
ここからは、未経験、初心者、中級者、上級者の4つの資格取得目的・難易度に分けて、それぞれでおすすめの資格をご紹介します。
まずは、未経験からインフラエンジニアを目指す方におすすめの資格です。
- ITパスポート
- 基本情報技術者試験
ITパスポート
ITパスポート試験は、IPA(情報処理推進機構)が実施する国家資格です。
IT関連の基礎知識を問われるもので、エンジニアだけでなくITの基礎知識を身に着けたい様々な人を対象としているため比較的難易度が低く、未経験からまずITの知識を身に着けたいという場合におすすめの資格ですね。
基本情報技術者試験
続いても、ITパスポートと同様IPA(情報処理推進機構)が運営する試験です。
基本情報技術者試験は、エンジニアの登竜門ともいえる国家資格です。
サーバーやネットワーク、セキュリティといったITインフラの基礎を身に着けることができるでしょう。
ITパスポートと比べると専門的な問題が出題され難易度は高いですが、エンジニアとしてIT業界で働きたいという場合には、まず取得しておくと良いですね。
初心者がインフラの基礎を学ぶのにおすすめの資格
続いて、未経験からITの基礎を身に着けた初心者が、インフラの基礎を学ぶためにチャレンジしたい資格です。
- CCNA(Cisco技術者認定)
- LinuC レベル1
CCNA(Cisco技術者認定)
著名なネットワーク機器メーカーであるシスコシステムズが運営するのが、ネットワークの設計から構築・運用まで幅広い知識を証明できるCisco技術者認定です。
3つの難易度に分けられており、初心者にはまずCCNAと呼ばれるアソシエイトレベルへの挑戦がおすすめです。
こちらはネットワークに関する基礎知識を学べるため、特にネットワークエンジニアを目指す方など、ネットワーク関連のスキルを身に着けたい方は取得を目指してみましょう。
公式で講義などのカリキュラムも存在するため、学習しやすい点もおすすめです。
認知度が高い資格でもあるため、スキルの証明にも効果的でしょう。
LinuC レベル1
Linuxは、サーバーエンジニアが扱うことの多いサーバーOSの一種です。
LPI-Japanが運営するLinuC(Linux認定資格)を取得することで、このLinuxサーバーに関するスキルが証明できるでしょう。
レベル1からレベル3まで3つの難易度があり、初心者はまずエントリーレベルのレベル1の合格を目指しましょう。
CCNAと合わせて取得すれば、ネットワーク・サーバー両方の知識があると証明でき、インフラエンジニアとしての活躍の土台になりますね。
中級者のスキルアップにおすすめの資格
次に、すでにインフラエンジニアとして実務を行う中級者エンジニアが、スキルアップやキャリアアップを目指す際、おすすめしたい資格です。
- 応用情報技術者試験
- AWS認定
- CCNP
- LinuC レベル2
応用情報技術者試験
未経験・初心者におすすめの国家資格、基本情報技術者試験の上位資格として存在するのが、この応用情報技術者試験です。
高度なIT人材として、ITの基礎だけでなく応用的な知識・スキルを持っていることを証明できる資格です。
記述式の試験などもあり、実務経験が数年あるインフラエンジニアの方は、さらなるスキルアップとして挑戦してみると良いでしょう。
AWS認定
近年普及するクラウドサービスの中でも、高いシェアを誇るAWS(Amazon Web Services)。
そんなAWSが公式に認定しており、AWSを活用できるスキルが証明できるのがAWS認定です。
インフラエンジニアは特にクラウドサービスとのかかわりが深いため、こういったクラウドサービスに関連する資格は取得しておくと良いでしょう。
役割やネットワーク・セキュリティなどの専門分野ごとに分かれた様々な資格があるため、自分の担当分野に合わせた資格取得を目指しましょう。
CCNP
CCNPは、前述のCisco技術者認定においてCCNAの上位レベルとなる、プロフェッショナルレベルの試験です。
より高度なネットワーク知識が求められ、ネットワークの設計構築に関するスキルからトラブルシューティング能力まで、幅広いネットワークスキルが求められます。
設計など上流工程の業務を担いたい、大規模ネットワークの構築に携わりたいという方は、取得を目指してみると良いでしょう。
LinuC レベル2
Linux技術者認定、LinuCのレベル2では、ネットワークの設定から仮想化、セキュリティなど、基礎的な知識の中でも、より実務レベルのスキルが問われます。
初心者からレベル1を取得したあと、ステップアップとして取得を目指すのがおすすめですね。
その後、よりLinuxサーバー環境での業務に強みを持ちたい、専門的なスキルを身に着けたいという場合には、大規模システム設計などのスキルが問われるレベル3に挑戦してみても良いでしょう。
スペシャリストを目指す上級者におすすめの資格
インフラエンジニアとして高いスキルと経験を持っており、今後もインフラのスペシャリストとして活躍したい上級者の方には、以下の資格がおすすめです。
- ネットワークスペシャリスト
- データベーススペシャリスト
- 情報処理安全確保支援士
- CCIE
ネットワークスペシャリスト
ネットワークスぺシャリストは、IPAが運営する国家資格・情報処理技術者試験の中でも、高度試験という区分に属する試験です。
その名の通りネットワークの企画設計から構築、運用保守に至るまで幅広い問題が出題されるもので、高度試験に該当する通り非常に難易度は高くなっています。
難易度が高い分、高度な知識を証明できるでしょう。
データベーススペシャリスト
ネットワークスペシャリストと同様、国家資格である情報処理技術者試験の高度試験という区分に属するのがデータベーススペシャリストです。
こちらも高難易度で、合格率も15%ほどだとされています。
データベースに関するシステムの企画開発から運用保守までのスキルが問われるもので、データの管理に欠かせないセキュリティなどに関しても知識を身に着けておく必要があります。
情報処理安全確保支援士

こちらもIPAが運営する国家資格で、合格にはサイバーセキュリティ分野における高度な知識が必要となります。
サイバーセキュリティにおける、セキュリティマネジメントの計画・運用から改善までを行い、継続的にサイバー攻撃などの脅威から組織を守るためのスキルが問われます。
スペシャリスト試験と同様高度試験に分類される難易度の高い資格であるため、セキュリティエンジニアとして高い経験やスキルがあり、更なるキャリアアップを目指す方におすすめです。
CCIE
CCIEは、Cisco技術者認定におけるより高難易度の試験です。
実務経験豊富なエンジニアであっても合格には大きな努力が必要だとされるほど難易度は高いとされており、ネットワークエンジニアとして高い技術を証明したいという方におすすめです。
エンタープライズインフラストラクチャー・セキュリティ・データセンターなど分野を細分化した6種類の試験があり、それぞれ筆記試験だけでなく、実際の機器を用いた実技試験であるラボ試験があるのが特徴です。
筆記試験合格後ラボ試験に進むことができ、両方に合格すれば認定となります。
未経験からの資格取得ロードマップ
ここまでご紹介したように、難易度やその範囲ごとに、多くの資格があります。
未経験から資格を取得しインフラエンジニアとして活躍するため、以下のようなステップで資格取得を目指していくと良いでしょう。
STEP1:IT全体の基礎知識を身に着ける
STEP2:目指す領域を決め、その領域の基礎知識を身に着ける
STEP3:実務経験を積みながら、担当領域のより専門的な資格に挑戦する
まず、IT知識ゼロから挑戦する方は、ITパスポート・基本情報技術者試験の取得を目指し、IT全体の基礎的な知識を身に着けていきましょう。
その後、インフラエンジニアとして、ネットワークの担当を目指す場合はCCNA、サーバー系を担いたい場合はLinuC レベル1など、目指す領域の基礎的な資格の取得を目指し、実務へとステップアップしていきます。
未経験・初心者の場合でも、経験者のステップアップにおける資格取得でも、重要なのは以下のポイントです。
- 自身の目標・キャリアプランを考える
- 取得する資格の領域を検討する
- 自身のスキルレベルを把握する
まず、どの資格を選ぶべきかを明確にするため、自分がどの分野で活躍していきたいのか、どんなキャリアパスを描いていきたいのかを考えましょう。
具体的な目標が決まれば、どのような領域のスキルが必要になるかが分かり、関連する資格から取得する資格を選ぶことができます。
また、資格取得に向けて重要なのが、自身の現在のスキルレベルを把握するということです。
現在のスキルに見合わない難易度の資格を選んでしまうと、学習効率やモチベーションの低下が考えられるため、例えば経験の浅いエンジニアであれば基礎的な資格の取得から目指してみるなど、キャリアパスに関連する資格の中から、スキルレベルを加味して取得する資格を選べると良いですね。
資格取得に向けた学習方法

ご紹介したような流れで取得する資格を決めたら、いよいよ資格取得に向けた学習を開始します。
学習は、計画を立てながら、自分に合った学習方法で効率的に行えると良いでしょう。
効果的な学習方法を理解していなかったり、自分に合わない学習方法出会ったりすると、非効率的な学習となってしまい、挫折してしまう可能性もあるでしょう。
具体的な学習方法としては、次のようなものが挙げられます。
- 本や参考書を活用し独学で行う
- 学習サイトを活用する
- スクールを利用する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
本や参考書を活用し独学で行う
まずは、本や参考書をもとに、独学で行うという方法です。
著名な資格の場合、その資格に関連した参考書があることも多いでしょう。
ベンダー資格の多くでは公式で教材が用意されていることも多くあります。
まだITインフラそのものの知識が少ないという方は、まずは本などで、ITインフラに関する基礎から身に着けるというのもおすすめです。
学習サイトを活用する
近年では、インターネット上で学習動画などが見られる学習サイトも多くあります。
AmazonのクラウドサービスAWSが公開する「AWS Skill Builder」やMicrosoftのクラウドサービスAzureの「Microsoft Learn」など、ベンダー資格では前述した公式の教材と同様に学習プラットフォームを公開していることもあるため、これらもぜひ活用してみてください。
公式で学習サイロ・プラットフォームがある場合、最新の技術の動向や試験内容変更などにもしっかりと素早く対応していることが多く、心配なく学習を進められますね。
スクールを利用する
参考書・学習サイトなどを活用して独学で学習を続けることもできますが、独学ではモチベーションを保つのが難しくなることもあるでしょう。
特に知識がまだ少ない人の場合、独学では分からないことがあった時に解決しにくく、挫折しやすくなってしまう傾向にあります。
もちろん費用は掛かりますが、スクールであれば基礎から体系的に学べるだけでなく、困った時にすぐに講師に質問できるというのは、大きなメリットになるでしょう。
最近ではオンラインでの受講が可能な講座などもありますので、忙しい社会人の方などは、そういったものを利用してみるのもおすすめです。
まとめ
今回は資格を取得するメリットなどとともに、ITインフラに携わるインフラエンジニアにおすすめの資格を9選、担当分野ごとにご紹介しました。
資格を取得することは、スキルを高めキャリアアップを目指すためにも大きなメリットがあります。
ぜひ自身の担当するインフラに関する資格の取得を目指してみてはいかがでしょうか。
資格取得までのロードマップや学習方法についてもご紹介していますので、ぜひご参考ください。




















