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フリーランスエンジニアは何歳まで働ける?適した年齢・成功ポイント

フリーランスエンジニアとしてすでに活躍している方、また、現在企業に所属する経験者のエンジニアで独立に興味がある方、どちらにとっても気になるのは

「フリーランスエンジニアとして活躍できるのは何歳までなのだろう?」

ということではないでしょうか。

今回はそういったエンジニアの方に向けて、フリーランスエンジニアの年齢事情について成功のポイントなども含めてご紹介します。

フリーランスエンジニアは何歳まででも働ける!

結論から言えば、フリーランスエンジニアとして働くのに年齢の制限はありません。

定年のある会社員とは異なり自分で案件を獲得するフリーランスは、何歳になっても働くことができます。

しかし、もちろん自らの体力・気力の面での限界はあります。

肉体的な労働ではないとは言え、エンジニア業務は想像以上に体力を消耗します。

年齢に見合うだけのスキルと実績、また案件をこなす体力がなければ受注は難しくなるため、現状として70代を超えるフリーランスエンジニアはほぼいないと言って良いでしょう。

そのため廃業のタイミングを事前に見定めておき、それに合わせてキャリアを形成していくことが重要になります。

フリーランスエンジニアの主な年齢層

もちろんフリーランスエンジニアの幅は広く、30代・60代のフリーランスエンジニアも多くいますが、フリーランスエンジニアに特に多い年齢層は、40〜50代と言われています。

最も少ないとされているのは、20代という若い世代です。

これは、フリーランスエンジニアが特に実績が求められる業種となるため、経験豊富な40代以上の人のほうが活躍しやすいことが理由になります。

フリーランスエンジニアに「定年説」が唱えられる理由

前述したように、フリーランスエンジニアは体力がある限り何歳まででも働くことができます。

しかし一方で「働ける年齢には限界がある」と言われることも少なくなく、しばしば「定年説」が唱えられます。

それには、次のような理由があります。

案件によっては年齢制限があるため

不可能というわけではありませんが、多くのフリーランスエンジニア案件では年齢制限が設けられていることが多く、応募すらできないなど案件の受注が難しくなってしまうことがあります。

年齢制限の理由としては、単純に病気など健康的なリスクが高まってしまうことや新技術の習得が難しくなること、また、管理者などのメンバーとの年齢差から指示などのコミュニケーションに不安が出てしまうことなどがあります。

そのために高齢になるほど受注しにくく、収入が伸び悩んでしまうことがあるのです。

最新IT技術のキャッチアップが難しくなるため

進歩の速いIT業界では、フリーランスエンジニアは常に最新の技術をキャッチアップし学び続ける必要があります。

しかし、年齢を重ねると日々の業務だけで体力や気力を使い果たしてしまい、最新技術の習得までに至るのが難しくなります。

案件で需要の高いスキルを身に着けにくいため、収入や受注に影響が出てしまうでしょう。

ハードワークに体力がもたないため

高齢になると、必然的に体力が低下してきてしまいます。

フリーランスエンジニアは身体を使う仕事ではないため問題ないと思われるかもしれませんが、日々の業務で思っているより体力を消費してしまいます。

少しでも無理なスケジュールを組めば体調を崩してしまいかねず、フリーランスエンジニアとして業務を続けることが難しくなってしまう可能性もあります。

社会保障面での将来的な不安が大きくなるため

社会保険料が折半となり、企業の補助分が入るため将来的な年金額も比較的多くなるなど社会保障の安定している会社員と異なり、フリーランスは雇用保険など受けられない保障も多いほか、保険も年金も自己負担となります。

利用できる民間のサービスも様々あるため対処できることもありますが、それでも会社員と比べて将来的な不安を感じやすいという方は多くいます。

廃業後の不安がついて回るため、高齢でのフリーランスエンジニア活動には限界があると考えられるのでしょう。

フリーランスエンジニアを目指すのに適した年齢は?

では、フリーランスエンジニアとしての独立を目指すのには何歳くらいが適しているのでしょうか。

エンジニア経験のある方であれば、フリーランス転身への年齢に制限はほとんどないでしょう。

40〜50代からでもフリーランスに転向するエンジニアは実際に存在し、キャリアや実績があれば問題なく活躍できます。

しかしスタートが未経験であるという場合、20〜30代から目指すことが理想的です。

フリーランスエンジニアが案件を獲得するには、基本的にスキルと経験が求められます。

フリーランスエンジニアとして活躍できるまでのスキルは独学で身につけるよりも、企業に入社し、会社で学びながら実務経験を積むほうが確実で、クライアントからの信頼度も高くなります。  

また、案件の中には応募を若年層に限定したものもあります。

20〜30代から目指し始め、活躍に必要な実績とスキルを積みながら年齢を重ねるというのが理想的ですね。

【年代別】フリーランスエンジニアが成功するためのポイント

どんな年代のフリーランスエンジニアであっても、成功するためには自らの強みを理解し、それを活かして努力する必要があります。

ここでは、フリーランスエンジニアが成功するためのポイントを年代ごとにご紹介します。

20~30代

20〜30代の強みは意欲・体力・吸収力・柔軟性の高さです。

年代的に実績やスキルをそれほど重視されず、今後スキルアップしていくための向上心が武器になります。

30代後半となると、即戦力レベルのスキルを求められることもあります。

そのときにクライアントの求めるレベルに応えられるよう、20代の内から意欲と柔軟性をアピールして積極的にスキルを身につけ、実績を積んでいきましょう。 

また、反対に人脈の少なさや実績の少なさ、信頼の低さなどが弱みとなります。

はじめは低単価でもコツコツと努力を続けて、信頼を積み重ねていくことが重要ですね。

40~50代

40〜50代の強みは積み重ねてきた実績と人脈、さらに付加価値となるマネジメントスキル・リーダーシップなどのプラスアルファのスキルです。

これらの強みをアピールすることで、高単価の上流工程の案件やリーダー的役割の案件に参画することができ、活躍の場を増やすことができるでしょう。

年齢的に案件の獲得が難しくなったとしても、得た知識や経験を活かし講師やコンサルティング業務に転向することも可能です。

弱みは体力の低下、また実績が多ければ多いほど周囲の方から指示が出されにくいためコミュニケーションが円滑に取りにくいことです。

なるべく体力が保てる案件を選ぶなどスケジュール管理を意識したり、親しみやすさをアピールしたりすることも大切ですね。

まとめ

今回は年齢制限について気になっているフリーランスエンジニアなどに向けて、フリーランスエンジニアには年齢制限があるのか、年代ごとの活躍のポイントなどを交えて詳しくご紹介しました。

フリーランスエンジニアに年齢制限はありませんが、案件の受注が難しくなるといったことは起こり得ます。

長くエンジニアとして活躍し続けるには事前にそれを見据えた準備が必要になりますので、この記事を参考に、年代ごとにポイントを意識して経験を積んでいきましょう。