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フリーランスだけど仕事がない!よくある原因とできる対策をご紹介

フリーランスでは、魅力的な働き方ができる反面、自身で案件を獲得しなければならないという難しさがあります。

「フリーランスとして独立したけれど、仕事がない!」

「今後、仕事が途切れてしまうかもしれない……。」

など、フリーランスとして働く方の中には仕事がないことについて悩んでいる、今後も安定して仕事ができるか不安があるという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

特に独立直後では安定して案件を獲得できず、お悩みの方も多いでしょう。

今回はそんな方々に向けて、フリーランスが仕事がない原因とその状況から抜け出すための方法をご紹介いたします。

フリーランスが仕事がない状態になってしまう原因

冒頭でもご説明したように、自身で案件を獲得しなければならないフリーランスでは、「仕事がない!」と悩む状況に陥ってしまうこともあります。

フリーランスが仕事がない状態になってしまうのには、いくつかの共通した原因があることが多いでしょう。

まずは、その原因は何なのかを理解していきましょう。

スキルや実績が足りていない

まずは、案件獲得に必要なスキルや実績がそもそも足りていないということです。

即戦力を求められるフリーランスが案件を獲得するためには、その案件に必要なスキルやそれを裏付けるだけの実績があるかどうかという点を見られます。

たまたま案件を獲得できても、スキルが不足していればクライアントが満足するだけの成果物が出来ず信頼を失い、契約が延長されたり次回の案件で声がかかったりといった、次の仕事につながることが無くなってしまいます。

営業活動ができていない

自ら案件を獲得しなければならないフリーランスにとって、営業活動ができていない、消極的であるということは、仕事の量に直結するでしょう。

仕事につながりそうなことは積極的に行うほか、自分のスキルをよりアピールできるよう営業活動の方法自体も見直さなければならないかもしれません。

仕事を選り好みしている

案件を獲得できるスキルがあるのに、自分の希望と合わない部分があるからと仕事を選り好みしていると、仕事に出会えず実績を積むこともできないため今後にもつながっていきません。

もちろん自分の将来のために仕事を選ぶことも時には大切ですが、あまりにその条件が厳しすぎると獲得できる仕事の幅を狭めてしまいます

人脈を築けていない

自ら営業するのはもちろん、フリーランスは友人や知人、企業の担当者などから直接案件をもらうこともあります

スキルがあっても人脈が少ないとこういった仕事を紹介してもらえるチャンスが減ってしまうため、人脈を築くことを苦手としていたり、消極的であると仕事が無くなりやすくなる原因になります。

クライアントからの信頼が得られていない

スキル不足による成果物のクオリティはもちろんですが、納期を守らない、報連相を怠っている、社会人としてのマナーが欠けているなど、クライアントの信頼を失うような行動ばかりでは契約を継続してもらえません

フリーランスとして安定するためには、できる限り長期の案件になったり新たな案件をクライアント側から依頼してもらえるような信頼関係が非常に重要になりますね。

特定のクライアントに依存している

特定のクライアントに依存しているという方は、その取引先の業績が悪化したり、方針を変更したりといったことで万が一突然受注がストップしてしまった場合に仕事がなくなってしまいかねません。

またゼロから同程度の収入を得られる案件を探さなければならず、場合によっては無収入となってしまう期間が発生するリスクもあります。リスクを避けるためにも、常に複数のクライアントと関係を続けておくのが理想です。

仕事がない場合にすべき対策

それでは、今現在、仕事がなく困っているという方や、今後そのような状態に陥った場合、仕事がないという状態から抜け出すためにはどうすればよいのでしょうか?

フリーランスが仕事がない場合にすぐ行動すべき対処法をいくつかご紹介していきます。

フリーランス向けのエージェントサービスを利用する

まずは、案件探しのためにエージェントサービスを利用しましょう。

エージェントサービスでは、自身の持つスキルや経験、希望などから案件を紹介してくれます

特に営業活動に不安があり仕事がなくなってしまうという方にとっては、案件探しをサポートしてくれるエージェントの存在は大きなメリットとなるでしょう。

クラウドソーシングや求人サイトを活用する

クラウドソーシングや求人サイトなどから案件を見つけるという方法も有効です。

エージェントサービスとは異なり自身で案件を見つけなければならないことはありますが、特にクラウドソーシングでは、単価は低い傾向にありますが比較的経験が浅くても受注可能な案件も多いため、スキル不足により仕事がないという人は実績を積む意味でもおすすめです。

また、求人サイトにもフリーランスへの業務委託案件が掲載されていることもありますので、案件探しに利用できるでしょう。

過去のクライアントや知人に声をかけてみる

案件獲得の方法として、友人・知人から紹介してもらうという方法もあります。

仕事がないという場合には、そういった人脈を頼るのもひとつの方法です。

信頼を得ていれば過去のクライアントから案件をもらえることもありますので、日ごろからそういったつながりを意識し人脈を作っておくことや、常に誠実に一つ一つの案件と向き合うことも重要になります。

SNSで情報発信する

近年では、ブログやSNSから仕事につながることもあります。

多くの企業がSNSを利用して情報を発信・収集していますし、SNS上での求人活動などが活発になってきています。

SNSで自身のスキルや実績など情報発信を行っておくと、直接クライアントから案件の依頼がもらえたり、同業のフリーランス仲間ができ、仕事につながったりすることもあるでしょう。

誰でも手軽に始められますので、この機会にぜひビジネス用のアカウントを作成し、チャレンジしましょう。

仕事がない状態を生まないよう、SNSも上手に活用していけると良いですね。

フリーランスにこだわりすぎない

あまりにフリーランスで仕事がなく悩んでいる場合には、フリーランスという働き方にこだわらないのもひとつの対処法です。

生活が成り立たなくなってしまったり、精神的に追い込まれてしまうことのないよう、選択肢のひとつとして会社員に戻る道なども考えておくことをおすすめします。

実際に戻ることがなくても、他にも選択肢があることを意識すると気持ちの面で余裕が出ることもあるでしょう。

仕事がない場合に注意すべきポイント

仕事がないときには、焦りから目の前の仕事に飛びついてしまったりすることもあるでしょう。

しかし、仕事のないタイミングでも、フリーランス生活を長く続けていくために注意すべきことがあります。

単価をむやみに下げない

まず、仕事がないからと言ってむやみに単価を下げて案件を獲得することはないようにしましょう。

一度単価を下げてしまうと、そのクライアントからその後も単価が低いまま仕事を依頼されてしまうことになったり、クライアントから「スキルが低く自信がないため低い単価を提示しているのだ」と思われてしまい、技術的に信頼を得にくくなるといった今後のキャリアに影響するようなデメリットを受けかねません

仕事を獲得するために単価を見直す場合でも、一定のラインを超えないように注意しましょう。

関連性の低い副業はしない

生活のために副業を行うにしても、現在の仕事やスキルと関係がないような副業は選ばないようにしましょう。

スキルアップや実績に変えることができず、その後の案件獲得や安定につながりません。

副業でも、関連性があるものを選択しましょう。

無理に案件を受けない

単価の件とも重なることですが、仕事がないからたくさんの案件を受けなければと、無計画に受注してしまうと時間や体力的に厳しくなり、キャパオーバーしてしまう可能性があります。

結果、納期に間に合わない、クオリティが維持できないということがあればクライアントの信頼を失ってしまい、結果的により案件を獲得しにくくなってしまうといった悪循環にもなりかねません。

継続して仕事を獲得できるエンジニアになるには?

「仕事がない」状況に陥らず継続的に案件を獲得するには、何を心がければよいのでしょうか。

安定した案件を受注できるエンジニアになるためのポイントをご紹介していきます。

経験や実績を積む

まずは、仕事を選り好みしすぎずに実績を積み上げましょう

駆け出しで経験の少ないフリーランスは特に、経験や実績の少なさから希望と合致する案件を獲得するのは難しくなります。

自分自身が経験を積むことで案件獲得や仕事に慣れる意味もありますし、クライアントが案件を任せられるか判断するのに、実績があれば有利になります

実績が足りず自ら案件を選べないうちは、まずは経験を積むことを第一に考えましょう。

ポートフォリオを充実させる

実績やスキルを適切にアピールするためには、その方法も重要です。

クライアントに分かりやすくアピールできるよう、実績やスキル、成果物を丁寧にまとめたポートフォリオを作成しておきましょう

営業の際に、非常に役立ちます。

ポートフォリオサイトなどを公開し問い合わせ先を設けておけば、サイトを見たクライアントから声がかかることもあり得ますね。

Web上でポートフォリオを作成する際には、視認性を意識できるとより良いでしょう。

常にスキルアップを図る

フリーランスは、常に新たな技術やスキルが求められます。

クライアントがフリーランスに外部委託する際に、求めているのは企業内に無い高いスキル新たなスキルといった即戦力です。

今持っているスキルだけでは継続的に仕事を得るのは難しくなりますので、常にスキルアップを目指して学習に励むことが重要です。

需要を高めるためには、習得するスキル選びも大切ですね。

最新の技術をこまめにチェックするなど、時代に求められているもの・将来性が高いものなどを見極めて身につけることがフリーランスとして長く働くことにつながります。

人脈を広げる

既存のクライアントなど今の人脈を大事にすることも重要ですが、案件獲得のためにも人脈を広げることはさらに重要になります。

勉強会やコミュニティなどに積極的に参加して同業者と交流したり、様々なジャンルの人と関わっておくことが、後に案件につながったりします。

案件に参加した際にもプロジェクトメンバーだけでなく、他部署などとも関わりが持てるように努力してみると良いでしょう。

そのためには、やはりコミュニケーションスキルが必要ですね。

コミュニケーションスキル・提案スキルを磨く

前述したように、フリーランスが案件獲得に重要な人脈を手に入れるためには、コミュニケーションスキルが非常に重要です。

また、自ら営業して案件を獲得しなければならないため、自分を的確に売り込める提案スキルも求められるでしょう。

コミュニケーションスキルに関しては、実際に案件に参加した際にも円滑に進めるために役立ちますね。

積極的に活動することで磨けるスキルでもありますので、すぐに行動に移しましょう。

クライアントの信頼を得る

安定して仕事を得るために重要なのが、継続的な案件を獲得することです。

そのためには、スキルや実績の面ではもちろん、クライアントとの関係性を良好に築き信頼を得ることが大切です。

失礼な態度をとらない、納期をしっかりと守る、素早くレスポンスを行うなど、当たり前のことを疎かにせず、一つ一つの案件に丁寧に向き合って行くことで、自然と継続的に仕事ができるエンジニアになることができるでしょう。

まとめ

今回の記事では、仕事がないことに悩むフリーランスの方に向けてなぜそのような事態に陥るのか、その原因やそこから抜け出す方法をご紹介しました。

仕事がないことを不安に思っているという方でも、きちんとその原因を理解し、対策することで着実に案件を獲得することができます。

また、継続して案件を獲得できるエンジニアになるためにはスキルアップを目指すことも重要ですね。

この記事を参考に、まずはスキルや実績を積むことからはじめていきましょう。

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