フリーランスエンジニアの案件獲得方法6選!案件獲得のポイントは?

案件の獲得は、独立の際はじめにぶつかる壁のひとつです。
フリーランスとして独立したばかりのエンジニアの方の中には、
「独立したけれどどうやって案件を獲得していいか分からない」
「案件獲得がうまくいかない」
といった悩みや不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
フリーランスエンジニアの案件獲得方法には、様々な方法があります。
今回は案件獲得にお悩みの方に向けて、フリーランスエンジニアの主な案件獲得方法を、確実に案件を獲得するためのポイントと合わせて詳しくご紹介します。
フリーランスエンジニアの案件獲得方法6選
独立してフリーランスのエンジニアとして働く上で、どんな案件を獲得するか、そもそも案件を得られるかどうかは安定した収入のために非常に重要です。
特に高収入を目指して独立したというエンジニアの方にとっては、いかに条件の良い案件を獲得できるかが高い収入へとつながる大事なポイントとなるでしょう。
しかし、これまで会社員としてエンジニア業務を行っていた方にとっては経験がなく、冒頭でもご紹介したように独立したては案件獲得に悩む方も多いでしょう。
では、フリーランスのエンジニアはどのような方法で案件を獲得しているのでしょうか。
代表的な案件獲得法を6つ、ご紹介します。
(1)クラウドソーシングサービスを利用する
まず、初心者でも手軽に案件を探せるのがクラウドソーシングサービスを利用することです。
クラウドソーシングとは、クライアントが依頼し、Web上に掲載された様々な案件の募集に対しフリーランスが応募、その後応募された中からクライアントが選んだフリーランスの受注者が案件を受注できるといった仕組みです。
クラウドソーシングサイトなどで誰でも簡単に応募することができますし、案件数も種類も豊富なため自分のスキルに合ったものを探しやすいですね。
受注経験や実績を積むにも適した方法ですが、単価が低い傾向にあることがデメリットです。
(2)フリーランス向け案件サイトでエージェントサービスを利用する
次に、フリーランスエンジニア向けの案件サイトを利用する方法です。
専門の案件サイトでは、運営会社によって精査されたエンジニア向けの案件のみを掲載しているため、信頼性も高く、条件に合わせて探しやすいでしょう。
また、フリーランスエンジニア向けの案件サイトで利用できることが多いのが、条件に合った案件をエージェントが紹介してくれるエージェントサービスです。
もちろん仲介料はかかりますが、営業活動や単価などの交渉、事務手続きまでを代行してくれるためエンジニアは開発業務に専念することができます。
さらに、高いスキルを求められるため、高単価の案件もエージェントからの紹介で受注できるケースが多いでしょう。
スキルはあるが営業や交渉が苦手、という方には特におすすめですね。
(3)エンジニア求人から業務委託案件を探す
転職サイトなど、エンジニアの求人サイトには業務委託案件といったフリーランス向けの案件も多く掲載されています。
そういったところで、希望に合った案件を見つけるのも良いでしょう。
求人サイトでは経験や学歴不問のもの、スキルや希望する分野など細かく検索することができるので、探したい案件の条件が定まっている方には非常に便利です。
エージェントサービスを提供している求人サイトもあるので、求人サイトでの案件探しに詰まったらエージェントに切り替えることもできますね。
(4)SNSや個人ブログで情報を発信する
SNSやブログなどで、フリーランスエンジニアとして発信するのも案件につながる場合があります。
SNSを効果的に利用して発信力の高いエンジニアになれば、そこで知り合った個人や中小企業などから案件の依頼が入るということもあり得ます。
手軽に様々なビジネスパーソンと交流することができますので、良い刺激にもなり、スキルアップや新規サービスを生むきっかけになるといった可能性もありますね。
案件募集のためだけに使われるものではないので依頼するクライアントの数も多くなく、安定して獲得できる方法ではありませんが、手軽にできますので他の案件獲得作業の合間に並行して行うことも可能です。
しかし、SNSでのやり取りになるため信頼性には十分注意しましょう。
また、SNSでのやり取りになるため信頼性には十分注意しましょう。
(5)知人に案件を紹介してもらう
友人や会社員時代の同僚・顧客など、知人から案件を紹介してもらうというのもメジャーな方法です。
自分の経験やスキルも伝えやすく、お互いの顔を知る知り合いの紹介ならば信頼性の高い案件である可能性も高いでしょう。
独立前の顧客などでは、継続的な案件につながりやすいのもメリットです。
条件の良い案件を紹介してもらうためには、独立前から人脈を広げておくことやエンジニアとして信頼してもらうために誠実に業務に励むことが大切ですね。
注意すべき点としては、知り合いのため単価などの交渉がしにくいことです。
事前にスキルや業務に見合った適切な報酬額を把握して設定しておきましょう。
(6)企業に直接営業をする
問い合わせメッセージや電話などで、自ら企業に直接営業をかける方法もあります。
基本的に企業にはコーポレートサイトに問い合わせフォームが設置されています。
気になるサイトや企業があれば、そこからメッセージを送って営業をかけてみましょう。
社員募集などの他にフリーランスエンジニアをパートナー募集している企業もありますので、そういったところは特におすすめです。
もちろん、自身のスキルや経験をアピールできなければ業務委託にはつながりません。
信頼してもらえるようポートフォリオなどの資料やアピールポイントを明確に説明できる準備が必要ですので、実績の少ないエンジニアの方は他の方法である程度経験を積んでから直接営業に臨むのがおすすめです。
フリーランスエンジニアの案件獲得のポイント
では、安定して案件が獲得できるフリーランスエンジニアになるには何が必要なのでしょうか。
クライアントが委託するエンジニアを選ぶ上で特に重要になるのは「経験・スキル」と「信頼性」です。
フリーランスが収入を安定させるために重要な継続的な案件の獲得には、この2つが特に大事になってきます。
これらをアピールし、案件獲得を成功させるために、次のようなポイントを意識しておきましょう。
実績を積む
フリーランスのエンジニア案件では即戦力が求められることが多くなるため、クライアントはエンジニアのスキル・実績を重視します。
そのため、スキルを証明できるようなできるだけ幅広い案件に参加したり、独立前から実績を積むことを意識しておくことをおすすめします。
実績の積み方に関しても次章でご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ポートフォリオを充実させる
得た実績やスキルを案件獲得の際にクライアントにアピールするために重要なのが、ポートフォリオです。
地震の経歴やスキル、実績、資格など、ポートフォリオを充実させることで、スキルを一目でアピールすることができ、受注に有利になるでしょう。
Web上にポートフォリオを作成する場合などは、デザインなど視認性も意識できると良いですね。
自身の強みを理解する
継続的に案件を獲得するために重要なのは、他のフリーランスエンジニアと差別化を図ることです。
多くのフリーランスエンジニアの中からクライアントに選んでもらうためには、他のエンジニアにない強みを持つことが必要になります。
そのために、まずは自分の強みや得意な分野を理解しましょう。
また、自身のスキルを理解しておくことはクライアントのニーズにしっかりと応えるためにも重要です。
できることとできないことを明確にし、スキルにあった案件に参加することで、レベルに合わない案件で信頼を失ってしまうということがなくなるでしょう。
営業力を高める
自分で案件を獲得しなければならないフリーランスエンジニアには、営業力は必須です。
営業が苦手だという方は、
- 自己分析をして的確に強みをアピールする
- クライアントのニーズを的確に理解する
ことを意識しながら苦手意識をなくしていきましょう。
継続的な案件の受注を目指す上でも、これらの能力は必要になります。
クライアントからの信頼を得る
継続して案件を委託してもらうためは、成果はもちろんクライアントから信頼を得ることがとても重要です。
クライアントに信頼してもらうために、
- 納期を厳守する
- メールなどのレスポンスはできるだけ早くする
- 修正・保守運用も積極的に請け負う
といったような当たり前とも言えることを蔑ろにせず、意識して行っていきましょう。
フリーランスエンジニアが実績をつくるには?
前述したように、フリーランスエンジニアの案件獲得には実績が非常に重要となります。
それでは、経験が浅く幅広い案件を獲得しにくいエンジニアはどのようにしてアピールできるような実績を積めばよいのでしょうか。
フリーランスエンジニアが実績をつくるには、以下の方法がおすすめです。
会社員として案件に携わる |
クラウドソーシングで案件を受ける |
資格を取得する |
まず、確実なのは一度企業に就職する・もしくは独立前に会社員として様々な案件に携わり、経験や実績をしっかりと積んでからフリーランス案件に臨むことです。
最低でも1〜3年は会社員としてスキルを身に着けるのがおすすめです。
すでに独立しているという方は、幅広い案件があり初心者でも参画しやすい案件も多くあるクラウドソーシングを利用すると良いでしょう。
また、ポートフォリオを充実させるという意味では資格取得も有効です。
資格もスキルや専門的な知識を対外的に分かりやすく証明できるものであるため、クライアントへのアピールには有利に働くでしょう。
フリーランスエンジニアの案件獲得の注意点
案件獲得時には、トラブルを招いたりしないためにも注意しておくべき点もあります。
契約の種類についてしっかり理解しておく
まず、クライアントと齟齬が生じ、後にトラブルにならないよう、契約の種類についてはしっかり理解し、確認の上で契約を結ぶことを心がけましょう。
フリーランスエンジニアが案件を受注する際の「業務委託契約」には、次の2種類の形態が存在します。
契約形態 | 特徴 |
請負契約 | ・労働時間ではなく、完成した成果物に対して報酬が支払われる方式 ・納期の遅延、成果物の欠陥など問題があれば報酬減額や違約金が発生する可能性もある |
準委任契約 | ・契約時に定められた期間・時間で作業を行うことで報酬が発生する ・成果物が完成しているかどうかは報酬に影響しない |
それぞれ報酬の発生条件やデメリットなどが異なりますので、事前に確認しておきましょう。
業務内容と報酬のバランスを見る
業務の内容と報酬のバランスが見合っているかどうか、自分のスキルも踏まえたうえで慎重に確認しましょう。
高単価の案件では業務内容も難易度の高いものが多いため、報酬額だけを見て選んでしまうと成果物の質を担保できずクライアントの信頼を失いかねない他、自分でも思ったより時間がかかってしまい、時給換算したら結果的に割に合わない収入となってしまうということもあり得ます。
相場よりも単価の低い案件を受けてしまい損をすることもありますので、単価と内容のバランスも事前に意識して見るようにしましょう。
まとめ
今回の記事では、案件獲得に悩むフリーランスエンジニアに向けて案件獲得の主な方法と、案件を確実に獲得するために重要なポイントについて詳しくご紹介しました。
フリーランスエンジニアとして信頼性を高め、案件を獲得しやすいエンジニアになるためには、まずは実績を積むことが重要になります。
フリーランスエンジニア向けIT系求人・仕事・案件情報サイト「エンジニアルート」を利用して、ぜひ自分に合った案件を探してみてくださいね。