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「女性はエンジニアに向いてない」と言われる4つの理由

エンジニアという職種に興味を持った女性の中には、「女性はエンジニアに向いていない」という話を聞いた・実際に知人にそう言われた、といった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

エンジニアは男性の割合が非常に高い職種ですが実際に女性で活躍するエンジニアも存在し、女性だから適性がないということはありません。

ではなぜ、女性は不向きだと言われることがあるのでしょうか。

その理由を女性がエンジニアとして働くメリットなどを交えてご紹介したいと思います。

エンジニアに女性は不向きと言われる理由は?

どうして女性はエンジニアに不向きだと言われることが多いのか、考えられる理由をいくつか詳しく見てみましょう。

(1)労働時間が長くなりやすいため

まず、エンジニアは労働時間が長くなりやすいということがあります。

近年では働き方改革が進み残業時間や休日出勤などの規制が厳しくなったため改善されつつはありますが、納期に追われることのあるエンジニアはどうしても時間外労働などが発生しやすくなってしまいます。

身体の構造の違う女性と男性では、比べるとどうしても女性が体力面で不利になってしまうため、労働時間の長いエンジニアは女性には不向きだと考えられることがあるのです。

(2)ライフイベントの変化が激しいため

女性は結婚や出産といったライフイベントの際に、退職を考えたり、仕事量を抑えなければならなかったりといったケースがあります。

現代では共働きの家庭も多く、育休や産休などの制度ももちろんありますが、子育てや家庭との両立にはさらに体力や気力が必要です。

エンジニアはクリエイティブな側面もある仕事ですので、1から10まですべて自分で対応しなければならないというケースもあります。

いまだに結婚・出産などで生活に変化の起こりやすいイメージを持たれる女性には適していないと考えられてしまうのでしょう。

(3)論理的ではなく直感的に行動する人が多いと思われているため

男性は論理的な思考の人が多く、女性は直感や感情を重視する人が多い、というイメージを持っている人が多くいることも理由のひとつです。

顧客の要望に応えられるシステムを開発するため、設計の段階から綿密に組み立てて考えなければいけないエンジニアは論理的な思考力を非常に求められる仕事です。

女性は論理的な思考が得意でないという勝手なイメージを持たれることが多くあるため、論理的思考力を必要とするエンジニアには向いていないという結論を出されてしまうのですね。

(4)そもそも「エンジニアになりたい」と考える女性が少ないため

そもそもエンジニアになりたいという女性の数は多くありません。

もちろん個人の趣味嗜好は異なりますが、環境も相まってIT関連のものに興味を持つのは男性の方が多い傾向にあり、エンジニアを目指す人の数も男性が多くなっています。

男性の多い職種に飛び込むのを躊躇う方もいるでしょう。

これまでの観念や実際にエンジニアとして働く人数から世間的に「エンジニア=男性」という印象が強くなっているのも、女性は不向きなのではないかというイメージに繋がっています。

女性エンジニアが活躍するケースは多々ある!

先ほどご紹介したような理由から、女性はエンジニアに向いていないというイメージを持つ方は多くいます。

しかしこれらはただのイメージから来るもので、女性だからといってエンジニアになることを諦めてしまうのはもったいありません

実際に女性でもエンジニアとして男性に勝る活躍をしている方は少なくなく、逆に、女性エンジニアならではと言える強みもたくさんあります。

例えばエンジニアはチームで開発を行うことが多いですが、中にはコミュニケーションが苦手だというエンジニアもいます。

共感性が高くコミュニケーション能力に優れた女性がいると、より円滑に仕事を進めることができますね。

また、物事を言葉にしたりイメージをビジュアル化したりといった言語化能力は女性の方が長けている傾向にあると言われてます。

このように、男性の苦手な分野を補うことのできる女性は現場で重宝され、技術スキルと合わせて総合的な能力を持つエンジニアとして活躍することができます。

「女性は向いていない」と聞いたからといって諦めるのではなく、現場に足りないスキルをさらに伸ばしてより活躍できるエンジニアを目指せると良いですね。

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女性がエンジニアとして働くメリット3選

では次に、女性も活躍できる職種だということがわかりさらに興味を持った方に向けて、女性がエンジニアとして働くメリットについてご紹介します。

身体的な負担が少ない

まず、身体的な負荷の少ない仕事だということです。

向いていない理由では労働時間が長いため体力面が不利だということもお話しましたが、エンジニアの業務は基本的にはパソコンを使った机仕事のため、肉体の直接的な負荷は少なくなります。

販売などで立ちっぱなしだったり、重い荷物を運ばなければならなかったりという仕事に比べて身体的な負担がかからず、女性も長く続けやすい職業でもあるのです。

年収の男女差がほとんどない

年収に男女差がないということもポイントですね。

企業によっては、いまだに収入や役職のつきやすさに男女の差がある場合も少なくありません。

同じ会社でも技術職の男性と事務職の女性などでは、年収に大きく差が出るといったこともあります。

エンジニアは、基本的に性別関係なく能力で判断されます。

IT業界の人材不足も相まって高収入を目指すこともできるので、収入を重視する女性にもおすすめです。

フルリモートで働ける仕事が多い

自分のライフスタイルに合わせて働き方を選びやすいのも、エンジニアとして働くメリットです。

エンジニアの働き方は多様で、会社員エンジニアとして企業に勤めることもスキルを伸ばしてフリーランスエンジニアとして働くことも可能です。

フリーランスであれば時間や場所を問わずに業務を行うことができますし、企業に所属する場合でもパソコン仕事のためリモートワークのできる会社もあり、中にはフルリモートなど融通のきくところもあります。

子育てなどの事情がある場合でも働き方を選んでキャリアを積むことができるため、家庭との両立がしたいという女性にも適しています。

エンジニアとして働くことに向いている女性の特徴

女性の中でも、特に次のような方はエンジニアに適しているでしょう。

多様な働き方を選択したい物事を順序立てて考えられるコミュニケーションをとることに苦痛を感じないスキルを磨き手に職をつけたい

エンジニアという職業に興味を持ち調べていくうちに女性には向いていない、という話を聞いて不安になった方もいると思いますが、ここまでご紹介したようにそんなことはなく、男女問わず活躍できるチャンスのある仕事です。

働き方を選んだり高収入を得たりするにはもちろんスキルが必要ですが、コミュニケーションなどの現場に必要なことをきちんと心がけたり、スキルを磨くために学ぶ姿勢があれば女性でももちろんエンジニアとして飛躍することができます。

IT分野の仕事に興味があるという方はぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回の記事では、エンジニアに興味はあるけど女性は向いていないという話を聞いた方に向けて、なぜそう言われることが多いかという理由や女性がエンジニアとして働くメリット、活躍するポイントなどについて詳しくご紹介しました。

向いてないという偏見や男性が多いというイメージから女性にとっては手軽に挑戦しにくい職業になってしまっているかもしれませんが、現在エンジニアとして多様な働き方で活躍する女性はたくさんいます。

興味はあるけれど不安があったという方は、ぜひこの記事を参考に1歩踏み出してみてくださいね。