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フリーランスエンジニアの寿命は短いって本当?その実情や寿命を延ばすポイント!

フリーランスエンジニアに対して、「寿命が短い」といった声を耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。

現在フリーランスエンジニアとして活躍しているという方やフリーランスエンジニアを目指している方にとっては、本当にフリーランスエンジニアは寿命が短いのだろうか?と不安や疑問の種になっていることと思います。

そこで今回はフリーランスエンジニアの寿命について、短いと言われる理由とともに、実情や寿命を延ばすポイントまでご紹介していきます。

フリーランスエンジニアの寿命が短いと言われる理由

冒頭でもご紹介したように、「寿命が短い」と言われることがあるフリーランスエンジニア。

では、そのように言われてしまうのにはどんな理由があるのでしょうか。

フリーランスエンジニアが寿命が短いと言われる主な理由をご紹介します。

年齢による体力の低下

まずは、年齢によって体力が低下し、多くの案件をこなすことが難しくなるという点です。

体力が衰えてきたり、集中力が途切れやすくなってしまうと、体力勝負が求められるような業務量は受けにくいでしょう。

エンジニアはデスクワークのため肉体労働の職種よりは体力の衰えによる影響を受けにくく、またフリーランスで案件を受けている場合には受ける案件によって業務量の調整もしやいですが、永く働き続けるためにはできるだけ体力や健康面も意識しておくと良いでしょう。

最新技術に追いつくのが大変

IT業界は進歩が非常に速く、新たな技術がどんどん現れ、普及していきます

年齢を重ねるほど新たな技術・概念を身に着けるのが大変になっていくことも、「寿命が短い」と言われる理由のひとつですね。

また、年齢とともに経験を重ねたエンジニアほど、過去の成功体験などもあり、従来のやり方を手放せず、新たな手法を柔軟に取り入れることができないというケースもあります。

案件獲得が難しくなる

年齢が上がることで、フリーランス案件の獲得時にも経験や実績をより求められます。

経験・実績が浅くても参画できるような案件は若手のエンジニアを対象としていることも多く、年齢に応じて期待されるだけのスキルや経験がないと、案件の獲得自体が難しくなるということもあるでしょう。

フリーランスエンジニアの年齢事情

ご紹介したような理由から、「寿命が短い」とされるフリーランスエンジニア。

しかし、実際には年齢が上がっても長く活躍を続けるフリーランスエンジニアの方も多くいます。

フリーランス協会が調査・発表している「フリーランス白書2024」では、調査回答者の年齢は40代以上の方が全体の63.9%と、半数以上を締めています。

回答者全体の18.0%がエンジニア・技術開発系のフリーランスだとされており、フリーランスエンジニアの中にも40代以上の方が複数いることも想像できるでしょう。

エンジニア職は、前述したように肉体的な負担は少なく体力が低下しても続けやすい職種であること、また、あらゆる業界でのIT需要によりエンジニア需要が増加していることもあり、寿命が短いとは考えにくい職種でもあります。

フリーランスではより働き方も自由になるため、長く続けていきやすいでしょう。

フリーランスエンジニアが寿命を延ばすポイント

それでは、フリーランスエンジニアができるだけ寿命を延ばし、長く活躍し続けるためにはどうすればよいのでしょうか。

フリーランスエンジニアが寿命を延ばすために意識しておきたいポイントをご紹介します。

技術を常にアップデートする

まずは、新たな技術に常にアンテナを張り、知識やスキルをアップデートするということです。

技術系のニュースやブログをチェックしたり、セミナーなどに参加したりして業界の動向を知ることはもちろん、実際にそのスキルを身に着けることが重要になります。

案件をこなしながらの学習は難しいかもしれませんが、隙間時間を利用したり、目標を決めたりして学習を習慣づけられると良いですね。

マネジメントなど、技術面以外のスキルも磨く

年齢を重ねたエンジニアでは、スキルはもちろんチームやプロジェクトをまとめられるようなマネジメント経験などが求められるケースが多くなります。

そのため、技術的なスキルだけでなく、マネジメントの経験や上流工程の経験などをしっかりと積むなど、キャリアパスを意識して経験やスキルを磨いていきましょう。

資格を取得する

フリーランスエンジニアの案件獲得では、スキルや経験をクライアントにアピールできるかどうかが重要になります。

エンジニアがスキルを分かりやすく証明するのは難しいこともありますが、資格を取得することでスキルを対外的に証明できるでしょう。

中には、資格取得を必須としている案件なども存在するため、仕事の幅を広げることにもつながります。

資格には様々なものがありますので、自分の専門とする分野で役立つものなど、スキルレベルに合わせて取得を目指してみてはいかがでしょうか・

案件獲得方法を考える

フリーランスエンジニアの案件獲得の方法には、様々なものがあります。

フリーランスエンジニアが仕事を長く続けるには案件を獲得し続ける必要があるため、クライアントとの信頼関係をつくり継続的な案件につなげることなども大切ですが、自分に合った案件獲得方法を持っているとより良いでしょう。

年齢を重ね、経験も豊富なエンジニアの方におすすめなのが、フリーランスエージェントを利用することです。

スキルや条件に合わせて案件を紹介してくれるフリーランスエージェントであれば、スキルを持っていれば高単価の案件につながる可能性も高まるでしょう。

長く活躍するためにおすすめのキャリアパス

フリーランスエンジニアの方が今後さらに活躍を続けるためにおすすめのキャリアパスとしては、以下のようなものがあります。

◯プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーは、その名の通りプロジェクトのリーダー的立場としてプロジェクト全体のマネジメントを行う職種です。

プロジェクトマネージャーには、技術面はもちろんマネジメントスキルや問題解決能力など経験に基づく様々なスキルが求められるため、年齢を重ねたエンジニアが活躍しやすいキャリアパスになるでしょう。

マネジメントスキルは積極的に磨いていくと良いですね。

◯ITコンサルタント

ITコンサルタントは、企業の課題をIT技術によって解決するためのコンサルティングを行う職種です。

こちらも経験や実績、豊富なIT知識が欠かせないため、経験豊富なエンジニアの方が活躍しやすい職種になります。

まとめ

今回の記事では、「フリーランスエンジニアは寿命が短い」と言われることについて、その理由や実情、寿命を延ばすポイント、また長く活躍できるキャリアパスまで詳しくご紹介しました。

フリーランスエンジニアは、年齢を重ねても活躍することができ、けして寿命の短い職種ではありません。

しかし、長く案件を獲得し働き続けるには、意識して最新の技術を学ぶなど、様々な努力ももちろん必要になります。

フリーランスエンジニアとして働いている、今後独立を考えているという方は、ぜひ本記事を参考にスキルや経験を身に着けてみてくださいね。