プログラミングが上達しない原因とプログラミングを上達させるコツ

コードをたくさん書いてもプログラミングが上達しない。
そんなお悩みを抱いていませんか。
色々な専門書を読んだり、web上のコードを確認したりしながら勉強しても、上達が実感できないと悩んでいませんか。
実はそのお悩みには、まったく別の原因が存在しているのかもしれません。

プログラミングが上達しない原因とは何でしょうか。
また、プログラミングが上達するためには、どんなことを実践すればいいのでしょうか。
プログラミングが上達しない原因と上達のためのコツを、それぞれ3つのポイントで解説します。

プログラミングが上達しない3つの原因

プログラミングが上達しない理由を単純に「勉強不足だから」と考えていませんか。
確かに、勉強不足も原因の一つであると解釈することができます。
基礎ができていないのに、いきなり応用は解けません。
算数の足し算が解けないのに、因数分解に挑むことは、無理があると言う他ありません。
しかし、一定レベルまで勉強しているのに上達が実感できない場合は、「勉強不足」や「基礎を習得していないのにいきなり応用に挑んでいる」以外の原因も考えられます。

勉強不足など以外のプログラミングが上達できない理由には、「使い手のニーズと合致しない」「完成イメージが欠けている」「抽象的な理解で止まっている」という3つの理由が考えられます。

①プログラミングが上達しない原因1「使い手のニーズと合致しない」

例え話です。
リンゴを買いに来たお客さんにミカンを勧めたとします。
この場合、お客さんはどう思うでしょうか。
そして、ミカンを購入するでしょうか。
おそらく、ミカンを購入せず「自分が欲しかったのはミカンではなくリンゴです」という話になるのではないでしょうか。
実は、プログラミングでも同じことが言えるのです。

自分ではクライアントの意向を汲んで上手くプログラミングをしたつもりでも、クライアントにとっては「欲しかったのはミカンではなくリンゴです」という話になってしまうことがあります。
すると、自分ではきっちりプログラミングしたつもりなのに、プログラミングの知識や上手い下手とはまったく別のところで行き違いが起きてしまうことがあります。
そして、「自分はクライアントが求めているプログラミングができなかった」と落ち込んでしまうことがあります。

落ち込みは、「プログラミングが下手」「プログラミングがぜんぜん上達しない」という思考に繋がりがちです。
原因は「クライアントの求めているプログラミングができなかった(クライアントとの意思疎通や確認の問題)」なのに、プログラミングの上達問題とはき違えてしまうわけです。

②プログラミングが上達しない原因2「完成イメージが欠けている」

プログラミングはがむしゃらに頑張っていれば上達すると思っていませんか。
また、とにかくプログラムを書けば上手くなると思っていませんか。
たくさんのコードを覚えても、それだけで簡単にプログラミングが上達したと感じることができるわけではありません。
そのコードが「どんな働きをするか」「どんなアプリになるか」「完成はどのようなかたちになるか」をイメージできないと、自分自身の改善点や上達の糸口が掴めません。

プログラミングした成果物は、最終的に誰かが使います。
コードを数字や文字列であると捉えていると、完成品を頭に思い浮かべることができません。
完成品を想像せず、コードを書くことばかり意識していると、似たようなことの繰り返しで、なかなか上達を実感できません。
似たようなことばかりしていると「これでいいのかな」「上手くなっているのかな」と不安になり、プログラミングが上達していないと錯覚してしまうことがあります。

③プログラミングが上達しない原因3「抽象的な理解で止まっている」

プログラミングについて、初心者に説明することができますか。
また、仕事仲間や取引先に、プログラムに関係するプログラミングの知識について、図や簡単な言葉で説明できますか。
例えば、勉強をしている時に、参考書を読んで「何となくわかった気になっている」ことがあります。
答案も何となく埋めることができるのですが、その問題の意図や解き方について学友に説明しろと言われると、理解が抽象的なところで止まっていて、図や簡単な言葉で説明することが難しいことがあります。

プログラミングが上達しないと悩んでいる時は、理解が「抽象的なところで止まっている」ことが原因として考えられます。
わかっているつもりでも、一部だけ理解が「ふんわり」「抽象」「おそらく」で止まっていることがありませんか。
止まっている場合、その抽象的な部分こそが、プログラミングが上達しているという実感を邪魔している原因になっていることが考えられます。

プログラミングを上達させるための3つのコツ

プログラミングが上達しない理由が前述の3つの理由だった場合、どのようにして上達すればいいのでしょうか。
コツはあるのでしょうか。
基本的に、基礎知識の習得などは、プログラミングが上達するための必須事項です。
それ以外には、次の3つの上達のコツが考えられます。

①プログラミングを上達させるためのコツ1「ニーズを把握する」

クライアントや、プログラミングによる成果物を使う人のニーズを把握するように気をつける必要があります。
プログラミングの上達が感じられないのは「望まれたものを作れていない」ことが原因の場合もあるため、どんな成果物が望まれているかをよく確認することで、よりニーズに合ったプログラミングができます。
ニーズに合っていればクライアントは喜びますし、使う人も色よい反応を見せるはずです。
それによって、落ち込んでいた気持ちを浮上させ、あらためて上達を実感することができます。

②プログラミングを上達させるためのコツ2「リアルなイメージ力を養う」

プログラミングの際には、完成のかたちをよりリアルに思い浮かべられるようにすることが大切です。
「コードをこうすればこんなかたちのものができる」など、自分のプログラミングがどうなるのか、頭の中で想像しながらプログラミングできるように訓練することが重要です。
「このプログラミングで具体的なこのようなアプリになる」等の想像ができれば、プログラミングも早くスムーズになり、よりプログラミングの上達を実感しやすくなります。

③プログラミングを上達させるためのコツ3「理解を抽象から具体的へ」

自分の苦手な部分は「わかっているけど、人に説明できる具体的な理解までは到達していない」ことがあります。
プログラミングをしていて上達が実感できない時は、クライアントに説明できるか、具体的に図や簡単な用語で説明できるかを、頭の中で反芻してみると効果的です。
自分自身が先生と生徒になったつもりで、頭の中でプログラミングの授業をしてみるのです。

プログラミングを独学で勉強した人は、抽象的な理解になっている部分について講座で勉強してみたり、他の人のやり方を見てみたりするのも、良い刺激になります。
プログラミング上達のための良いきっかけになります。

最後に

プログラミングの上達が実感できない時は、とにかく勉強すれば解決するというわけではなく、基礎的な知識と別のところが上達のさまたげになっていることがあります。
基礎知識の見直しは当然と考えて、原因の①から③に当てはまっていないかも合わせて考える必要があります。

クライアントのニーズの把握や理解度の確認など、上達させる3つのコツを日常の中でも意識してみてはいかがでしょうか。