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APIとは?メリットや活用方法を理解して業務効率化につなげよう!

APIはプログラミングを学習する上で必要なものですが、理解しにくいと感じる方もいるでしょう。
APIを使うメリットや意味についてあまり詳しく知らないという方も少なくありません。

そこで今回は、APIのメリットとデメリット、活用事例、APIと業務効率化などについて詳しくご紹介します。APIについて詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。

APIとは?

まずは、APIの基本情報について理解していきましょう。

APIは、プログラミングを学ぶうえで必要不可欠な用語です。APIは、アプリケーションプログラミングインターフェースの略で、ソフトウェアコンポーネントがお互いにやり取りするのに使うインターフェースの仕様のことです。

つまり、APIはソフトウェアの機能や情報を共有できる仕組みのことなのです。

ここでいうインターフェースは、何かと何かをつなぐものという意味です。APIは、ソフトウェアとアプリケーションやプログラムをつなぐものであり、ソフトウェアインターフェースの一種です。

APIのメリット/デメリット

次に、APIのメリットとデメリットをご紹介します。APIには魅力的なメリットも多いですが、注意したいデメリットもあるので気を付けましょう。

APIのメリット

■ソフトウェア開発を効率的にする

APIを介することにより、ほかのサービス機能を埋め込めるため、ソフトウェア開発を効率的にするという大きなメリットがあります。特定の命令や指示などの必要なプログラムがAPIで公開されていると、ゼロからプログラムを組む必要がなくなるのです。

既に公開されているAPIをうまく活用することにより、複雑なプログラミングや高度な処理を削減することができ、開発時間を大きく短縮し、効率の良い開発が進められるでしょう。

その結果、制作のハードルが大きく下がり、幅広い開発が誰にでもできるようになります。

■セキュリティ面の向上

SNSやアプリなどの会員登録をする場合に、GoogleやTwitter、Facebookなどのアカウントでログインした経験がある方も多いでしょう。このように、連携したいサービスのAPIをうまく活用することで、ログインが必要な際にも該当アカウントを利用したログインが簡単にできます。

これは、自社で会員登録の機能を作成するよりも、大手のSNS企業が作成したアカウント機能の方がセキュリティも高く、ユーザーの信頼度も高くなるからでもあります。

■コストの削減

高度な処理を行うプログラミングは、完成するまでに時間と費用がかかってしまいます。また、運用にはエラーやバグがつきもので、テストを何度も繰り返して根気よく改修を行う必要があります。

処理が高度になると、その分開発にかかるコストが膨らんでしまいます。

しかし、Web APIのほとんどが無料で公開されているので、開発にかかるコストや時間が削減できます。

基本的に、Web APIは、API自体の仕様が変わることになるといったケース以外、バグ修正などの運用コストが必要ありません。システム運用の自動化により、運用負荷の軽減も期待できるのです。

■最新情報を簡単に取得できる

APIで知りたい情報をリクエストすると、GoogleやTwitter、Facebookなどの他社サイトやサービスから最新情報を取得することができます。

そこで手に入った情報を活用すると、自社のWebサイトやアプリケーションに新しい機能が追加できるでしょう。

最近では、Web APIがスマホアプリの開発でよく利用されているのです。

APIのデメリット

■APIの仕様変更や提供停止の際には不具合が発生する

APIはほかのサービスの一部機能を使わせてもらうという性質上、APIの提供が終了した際は、開発したソフトウェアやサービスに不具合が発生する場合があります。

APIの提供が止まったり、仕様が大きく変わったりといったケースはまれですが、APIを利用する場合は、APIがある日突然使えなくなってしまうというリスクを考慮する必要があります。

■サーバー障害が発生した際に使えなくなる

APIを組み込むことは、APIを提供する企業に依存して開発を進めるという事でもあります。APIを提供する企業が急にいなくなってしまうというケースはまれですが、メンテナンスやシステムダウンなどが発生した際は、連携したサービスやソフトウェアが使えなくなってしまうというリスクを頭に入れておきましょう。

APIの活用事例

最後に、APIの活用事例を見ていきましょう。

LINE API

LINEには、以下のようなAPIがあります。

  • LINEログイン機能
  • チャットボットの開発
  • LINE決済機能
  • 音声アシスタントの開発
  • ソーシャルボタンや通知機能
  • loT開発

LINEには、Web開発で使えるものだけではなく、幅広い機能を公開しているのです。

Facebook API

InstagramはFacebook APIを使用しているため、Facebookアカウントがあるとすぐに利用できます。

また、Facebook APIを利用することによって、Facebookの友人がInstagramを使い始めた際や、友人が投稿した際にお知らせしてくれるのです。

これは、Facebook APIを使用し、Facebookと連携していないと使えない機能です。
このようにAPIを活用することで、簡単にアプリ同士で連携できるようになるのです。APIを利用することにより、アイディア次第で便利な新しいサービスを作ることもできます。

YouTube API

YouTube APIでは、動画のパフォーマンスを向上するための分析ができるようになる機能が追加できます。YouTube APIでは、主に以下のようなことができます。

  • 動画の制御ができる
  • 動画の効果測定ができる
  • チャンネルのデータを一括で取得できる

動画で集客を狙っている人は、このような分析ができるとほかの競合との集客で差をつけることができます。

チャットワークAPI

ビジネスチャットツールのチャットワークも、APIを提供しています。メッセージやタスクを自動化したり、ほかのサービスと連携したりして、うまく活用されているのです。

チャットワークAPIでは、ほかのAPIと組み合わせて電車の遅延情報を通知する仕組みを作るといった使い方もできます。

まとめ

Webサイトやサービスを制作する場合、何もないゼロから全ての機能を作り込むと膨大なコストと時間が必要です。

新しくWebサイトやアプリケーション、サービスなどを制作する際は、活用可能なWeb APIやAPIがないか事前に確認することをオススメします。

APIをうまく活用することによって、制作コストを大きく抑えながら、高い品質とセキュリティを持ったサービスが実現できるでしょう。

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