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エンジニアが納期を守るためのコツ5選!遅延や残業がないエンジニアはどう作業している?

エンジニアとして働くうえで、「納期」を必ず守る必要があります。
納期の遅れは、仕事に大きく影響を与えてしまうでしょう。

納期までに納得のいく完璧な状態に仕上げて提出するために、それぞれのタスクの納期を頭に叩き込み、日々のタスクをこなしていく必要があります。

1つ納期を守ることができなくなると、仕事への影響だけでなく、そこから波及してさまざまな人に迷惑を掛けることになり、信頼関係を脅かすことにも繋がります。
エンジニアとして働くからには納期の重要性を理解しておく必要があるでしょう。


そこで今回は、エンジニアが納期を守るためのコツをご紹介します。

納期の遅延や残業続きになってしまっているエンジニアは、是非参考にしてください。

エンジニアが納期を守るためのコツ5選

エンジニアとして働き始めると、必ず守らなければならないものの一つとして納期が上げられます。

納期を守ることができなければ仕事に大きく影響を与えるだけでなく、様々な人に迷惑を掛けてしまいます。

もちろん納期を守ることだけがエンジニアの仕事ではありませんが、まずは納期を守るための5つのコツを確認しておきましょう。

調査期間をもらう

任せられたプロジェクトにおいて予測のできない事態が起こることは珍しいことではありません。
そのため、どんなに経験を積んだエンジニアでも予測不能な事態によって納期に間に合わなくなってしまうことがあります。

取り組む前から、
「今までの経験上このくらいの作業量なら納期まで余裕だろう」
と、高を括るのはNGです。

ひとつひとつのタスクの難易度を明確にするためにも、まずは調査期間をもらうことが大切です。


自分の中でそれぞれのタスク難易度を理解してから始めることで、任せられている仕事の中でも優先度を決定しやすくなり、それぞれの納期までのスケジュールを立てやすくなります。

納期を守るためには、とにかく早い段階からタスクの難易度を理解して全体を把握していくことが大切なのです。

全体感を把握したうえで、納期からの逆算をしてタスクを進めていきましょう

無理のない計画でスケジュールを立てる

大前提納期は仕事の締め切りと考え、絶対に守らなければならないものという認識を持ちましょう。
そして、スケジューリングの段階からしっかりと納期を意識した計画を立てていきます。

まずは問題なく確実にできるタスクを予想し、それをもとにスケジュールを立てます。
そして、不測の事態に備えた予備期間として、現時点では見積もることができない部分に費やすことができる期間が用意できるように、余裕を持った計画を立てていきます

そもそも時間がかなり限られていて無理難題の案件を任された場合には、納期を守ることができない旨をはっきりと伝えましょう

その際には、どのくらいの期間が必要なのか予想したうえで、希望の納期をこちらから提示しましょう。

与えられた期間の半分の時点では“ほぼ”完成の状態に持っていく

ある程度経験を積むと、納期まで時間があるように感じてしまい、なかなかスタートダッシュを切らないことがあるかもしれません。

しかし、そのような油断は、最終的に納期ギリギリで焦りだし、肝心なところでミスを起こしたり、残業が続いたりすることに繋がります
これが結果として、納期の遅れの原因になるでしょう。

必ずどのようなタスクも始めからスピードアップして前半に急ぎ足で取り組んでいくことをオススメします。

そして、納期までの時間を半分残したところでは、「ほぼ完成」と言えるほどの出来栄えまで持っていくようにしましょう。

残りの半分の時間で、ミスが無いかと言う確認を行い、より完璧な内容へとしていく時間に使います。
早い段階で可能な限りの問題を解決しておくことができれば、それ以降は安心して作業を続けることができます。

もしも、納期までの残り時間が半分になったときに、まだまだ完成の兆しが見えない状況に陥った場合は、納期の見直しなどを早めに打診すると良いでしょう

早めに相談をすることで、納期の遅れやトラブルを未然に防ぐことができます。

第三者に協力してもらう

自分1人での作業となるとどうしても中々作業に入れなかったりと、納期への意識が甘くなってしまうことがあります。

そういった場合は、第三者に逐一チェックをしてもらうというのも手です。

チェックの日までにここまで終わらせておく、という共有をしておけば作業を早めにスタートする意識もできますし、もしそこまでに終わらなかったという場合など納期に間に合わない可能性が出てきたということがあれば、作業の協力を依頼するなど早めに対処できます

1人でできる作業量には限界もありますので、納期前に早めに協力を頼むことで納期に遅れるという事態は避けることができますね。

タスク管理ツールを導入・活用する

タスク管理ができず納期の遅れが出てしまうのを防ぐために、タスク管理ツールを導入するのも良いですね。

タスク管理ツールを利用すれば視覚的にプロジェクトの進捗を確認できるほか、「どのプロジェクトを優先して進めるべきか」なども一目で把握できるようになり、結果として納期遅れや対応漏れを予防することにつながります。

Googleカレンダーなどチームでも共有できるカレンダーツールや進捗情報をグラフとして可視化したガントチャートを作成するなど、自分に合った様々なツールを活用しましょう。

【立場別】納期遅れが発生してしまう原因

納期が遅れるという事態が発生してしまうのには、受注側の問題だけでなく、発注側に原因があるということもあります。

双方の立場から、納期遅れが発生する主な原因をご説明します。

発注側

発注側に原因があるケースには、以下のようなものがあります。

要件が不明瞭である(修正が発生しやすい)
内部承認プロセスの遅れ
複数プロジェクトに対する優先順位の設定漏れ
突然の仕様変更

発注側が明確な要件や仕様を受注側に伝えられないと、開発途中で齟齬が起こり結果的に修正しなければならず、作業がその分遅れてしまうということがあります。

単純に発注側の内部承認プロセスに遅れが出てそもそも開発のスタート自体が遅れてしまった、優先順位がはっきりしないまま同時に複数のプロジェクトを進めてしまい影響が出た、ということもあり得るでしょう。

特に突然の仕様変更が起こった場合など、これらの事態は受注側での改善が難しく、どれほど厳密な納期管理を行っていても発生する可能性はゼロではありません

受注側

次に、受注側に原因があるケースです。

無理な納期設定
着手中の予期せぬミスやトラブル
コミュニケーション不足
二次外注先の遅延

受注側で納期遅れが発生する際には、複数の要因が絡み合って起きることが多いでしょう。

二次外注先や材料の取引先に納期遅れが出た、開発中に思わぬ事故やミスが発生したなど突発的に起こってしまうこともありますが、多くは社内オペレーションの不備に起因するものです。

例えば、営業部門とエンジニア部門の連携が不十分なために無理な納期設定が設定されているといった場合などですね。

これらの原因については、納期管理体制を見直すことで大きく改善できる可能性があります。

納期を守れないエンジニアの共通点

個人として納期を守れないエンジニアには、共通点があります。

しっかりと納期を守るために意識したいと考えている方は、ご紹介する4つのポイントにあてはまらないよう、普段の行いから注意していきましょう。

些細な約束事を守れない

納期=約束とも言えますが、納期が守れないエンジニアは普段から約束事を守れない傾向にあります。

集合時間や些細な依頼といった普段の約束事も、忘れてしまったり守れなかったりします。

納期が守れなければ携われる案件も減っていく一方です。

エンジニアとしても成長できなくなりキャリアアップも目指せなくなるため、小さな約束も守ることを意識しましょう。

言い訳が多い

納期を守れなかった原因が自分にあるにも関わらず、言い訳をしてしまう人がいます。

なぜ納期を守れないのか、原因を追究しようとせず、
「○○の仕様の変更が遅かったから」
「そもそも提示された納期に無理があった」
「バグが多かったから」
などといった言い訳をして自分ではなく他人のせいにしてしまうことがあります。

納期が守れないことについて何か言い訳をするのではなく、万が一納期が守れなかった場合には、何がいけなかったのか、どの時点で躓いていたのかなどを振り返り、自分自身のやり方を見直すことが大切です。

そうすることで、納期が遅れた原因がどこにあるのか知ることができ、次に同じミスをしないことに繋がります。

プロ意識が低い

エンジニアとしてのプロ意識が低いと、納期を守ることの重要性を理解できなくなってしまいます


決まった期限までに決められたものを提出するのは、エンジニアとしてのプロ意識を維持するためにも重要なことです。

期限を守ることなくただ単に時間を掛ければ誰にでも良いものができる可能性があります。

エンジニアというプロとして、納期という限られた時間内で高いクオリティのものを提出することができるように全力で取り組みましょう。

自分の力量を過信している

自分の力量を過信している人は、許容量を超えて頼まれた仕事でも「自分ならできるだろう」とどんどん引き受け、結果としていっぱいいっぱいになってしまい納期に遅れる、といった事態を引き起こしやすくなります。

「これくらいだったらすぐに終わるだろう」と作業になかなか手を付けず、思ったより時間がかかってギリギリになってしまう、緊急で生じた別のタスクに対応できないといったこともあるでしょう。

自分を過信せず、処理できるタスクの量をしっかりと理解して余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。

納期遵守の重要性|納期の遅延をなくすことで生じるメリット

「納期は絶対に守らなければならないものである」という意識を持つべきですが、何のために守るのかが分からなければしっかりと意識してモチベーションを保つのは難しくなるでしょう。

そこでここでは、納期の遅延をなくすことでエンジニアとして得られるメリットをご紹介します。

クライアントからの評価・信頼度が高まる

まずは、クライアントから信頼を得られるということです。

「要件に対して完璧な成果物を納品するものの、毎回納期が遅れるエンジニアA」と、「納品後にちょっとした修正が生じることはあれど、必ず納期を守るエンジニアB」の2人を例に挙げてクライアントからの評価を比較すると、

  • エンジニアA=成果物の良し悪しに関係なく、評価や信頼度が下がる。依頼が打ち切られる可能性も。
  • エンジニアB=評価や信頼度は確実に上がる

という評価を受けます。

納期を守ることはエンジニアとして当然であるとはいっても、実際には常に納期を守ることができるエンジニアは数少ないというのが事実です。

そのため、「このエンジニアは納期遅れがない」というイメージをもってもらうだけでも大幅な評価のアップにつながるでしょう。

成長のチャンスを広げられる

納期を守るエンジニアはクライアントからの評価・信頼度が高まるとお話ししました。

クライアントからの評価が高まれば案件を任されるきっかけが増えるため幅広い案件を受注できるようになり、効率良くスキルアップするということも期待できます。

反対に納期を守らないエンジニアは信頼を得られず、それ以上の案件を任されることはほとんどないでしょう。

たとえ完璧な成果物を納品しても成長のチャンスがなく、結果としてスキルアップも難しくなるという悪循環に陥りやすくなります。

残業・長時間労働を防げる

納期を守ることができるエンジニアは、「自分が決めたスケジュール通りに仕事を進める」傾向にあります。

プロジェクトは基本的に、他部署など様々な人を巻き込み動くことになります。

エンジニアの仕事がスケジュール通りに進むことでプロジェクト全体がスムーズに進み、間に合わずに残業や長時間労働となってしまう、といった事態も防げるでしょう。

どうしても納期に間に合わない場合は?

前述したように納期が遅れる原因には様々なものがあり、未然に防ぐことが難しい場合もあります。

プロジェクトのトラブルなどはもちろん、フリーランスであっても突然体調を崩してしまうなど、たとえどれほど厳密な納期管理をしていても何らかの理由によって納期に遅れてしまう可能性はゼロではありません

納期を遵守することはもちろん重要ですが、万が一遅れてしまいそうになった場合を想定し、どのような対応をとれば良いのか考えておくことも大切です。

遅れてしまいそうなときには、以下のような対処をとりましょう。

(1)納期を遅延しそうな場合はあらかじめ相手にお詫びの連絡をする

まず、遅延することが分かった段階でできるだけ早くお詫びの連絡をしましょう。

しっかりと誠意をもってお詫びした上で、どの程度遅れそうなのかについても必ず伝えておきます。

具体的な内容が分からなければ、先方もどういった対応をするべきかの判断がしにくくなってしまいます。

(2)指示・判断を仰ぐ

具体的にどの程度遅れるかを伝えたら、クライアントに判断を仰ぎ、その通りに対処していきます

新たな納期を設定してもらうのか、または途中でも納期までに納品するのかなどクライアントの指示に従いましょう。

どうしても遅れてしまうという場合にはこういった対応ができるだけでも、クライアントからの印象も悪くなりにくくなります。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、エンジニアの信頼を左右する納期を守る5つのコツなどをご紹介しました。

いつも納期ギリギリになって泣き言を言うエンジニアは信頼を失いかねませんが、常に納期を守ることができるようなエンジニアには、仕事を任せたくなるものです。

余裕がある時期にこそ全力で取り組むことを習慣化し、「後回しでいいや」という甘えは捨てるようにしましょう。

ぜひ、納期を必ず守る信頼されるエンジニアとして活躍してください。

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